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【ごあいさつ】福島区鷺洲に「福島ファミリーデンタルクリニック」が開院しました!2025年2月1日より

はじめまして。
このたび、大阪市福島区鷺洲にて「福島ファミリーデンタルクリニック」を開院いたしました、院長の増田貴行です。

当院は、地域に根ざした“ファミリー向け”の歯科医院として、お子さまからご高齢の方まで、幅広い世代の方々に安心して通っていただけるクリニックを目指しています。

「歯医者さんってちょっと怖い…」というイメージをお持ちのお子さまにも、安心して通ってもらえるよう、明るくあたたかみのある院内環境と、やさしい対応を心がけています。お子さまの予防歯科やフッ素塗布、定期検診はもちろん、大人の方のむし歯治療や歯周病ケア、ホワイトニング、入れ歯のご相談まで、幅広く対応しております。

当院は「家族みんなで通える、地域のかかりつけ歯科医」として、皆さまのお口の健康を一生涯サポートできる存在でありたいと考えています。通いやすさにもこだわり、阪神本線「野田駅」やJR「福島駅」からもアクセスしやすい立地にあります。近隣にお住まいの方、お仕事帰りの方もぜひお気軽にお立ち寄りください。

今後は、このブログを通じて、クリニックのお知らせや歯の健康に関する情報、予防のポイントなども定期的に発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。さい

 2025年4月22日【ご予約がより便利に!イーパーク・LINEでの受付スタートしました】                               

こんにちは、福島区鷺洲にある「福島ファミリーデンタルクリニック」です。当院ではこのたび、より多くの患者様にとって通いやすいクリニックを目指し、ご予約方法をさらに便利にいたしました。これまでのお電話・窓口での予約に加えて、新たに イーパークLINE からもご予約いただけるようになりました!

「仕事の合間にスマホでさっと予約したい」「診療時間外でも予約を取りたい」といったご要望にお応えし、24時間いつでも簡単にご予約が可能です。

▼ LINEでのご予約方法
下記のLINE IDをお友だち追加していただくだけで、トーク画面から予約が可能です。
LINE ID:@049igkxi
※「@」も含めて検索してください!

▼ イーパークからのご予約はこちら
スマホやPCからアクセスし、空いている時間を選ぶだけで完了。操作も簡単です!

当院では、虫歯・歯周病の一般歯科はもちろん、小児歯科や予防歯科、ホワイトニングまで幅広い診療に対応しています。地域の皆さまにとって“家族みんなで通える歯医者さん”を目指して、丁寧で安心な診療を心がけております。

「最近歯医者に行けていない」「ちょっと気になることがある」そんなときは、ぜひお気軽にご予約ください。

今後とも福島ファミリーデンタルクリニックをよろしくお願いいたします。

2025年4月23日 【患者様との対話を大切にした歯科治療を】

福島区鷺洲の「福島ファミリーデンタルクリニック」では、患者様とのコミュニケーションを何よりも大切にしています。私たちは、治療の前にしっかりとお話を伺い、お一人おひとりのご希望やお悩みに寄り添った治療計画を立てています。

歯科治療は、痛みを取るだけでなく、見た目や将来の健康にも大きく関わってきます。そのため、治療の選択肢が複数ある場合は、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすくご説明し、納得いただいた上で治療を進めてまいります。

また、「こんなこと相談してもいいのかな?」と感じるような小さなお悩みも、どうぞ遠慮なくお話しください。どんな些細なことでも、丁寧にお応えし、安心して通っていただけるよう努めています。

お子様からご高齢の方まで、すべての世代の方が笑顔で通える歯科医院でありたいと考えています。これからも地域に根ざした「かかりつけ歯科医」として、信頼と安心を大切に診療を続けてまいります。

お口のことでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽に「福島ファミリーデンタルクリニック」へご相談ください。

2025年4月25日 【ゴールデンウィークの過ごし方と“ダラダラ食い”にご注意を】

こんにちは!福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。

待ちに待ったゴールデンウィーク。旅行や帰省、のんびりおうち時間など、楽しみ方は人それぞれですね。ただ、そんな楽しいひとときにこそ注意していただきたいのが「ダラダラ食い」です。

長期休み中は、ついついお菓子や飲み物を手元に置いて、テレビやスマホを見ながらちょこちょこと食べ続けてしまう方が多いようです。しかしこの「ダラダラ食い」は、むし歯の大きな原因になります。

食べ物を口にするたびに、口の中は酸性に傾き歯が溶けやすい状態になります。本来は唾液の働きで中性に戻るのですが、頻繁に食べ物が入ってくると、酸性状態が長く続き、歯の再石灰化が間に合わなくなってしまいます。

食べる時間を決めて、食後にはしっかり歯みがきをすることが、ゴールデンウィーク明けも健康なお口を保つ秘訣です。特にお子さんのいるご家庭では、楽しいおやつタイムとメリハリのある生活リズムを意識してみてくださいね。

楽しい連休を、健やかな笑顔でお過ごしください!

2025年4月26日 【ゴールデンウイークに海外旅行予定の方へ】

~海外のフッ素入り歯磨き粉をチェックしてみては?~

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイーク、海外旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか?旅先でのお買い物も楽しみの一つですが、ぜひチェックしていただきたいのが「海外の歯磨き粉」です。

実は、日本で販売されている歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は、海外製品と比べてやや低めです。日本では上限が1500ppmと定められていますが、ヨーロッパやアメリカなどでは、1000ppm~5000ppmまで幅広く、虫歯予防に特化した高濃度フッ素配合の製品も多く販売されています。

特に、虫歯のリスクが高い方や、歯の再石灰化を積極的に進めたい方にとっては、高濃度フッ素の歯磨き粉は非常に有効なケアアイテムです。現地のドラッグストアやスーパーで「Fluoride(フッ素)」の表示をチェックしてみてください。

ただし注意点として、お子様には高濃度フッ素の使用は避け、大人用と子ども用を使い分けることが大切です。また、帰国後も使い続ける場合は、使用方法や頻度について歯科医院でご相談ください。

旅先でのちょっとしたお土産として、未来の自分やご家族のお口の健康を守る「歯磨き粉」を選んでみるのも素敵ですよね。

歯に関するご相談は、福島ファミリーデンタルクリニックまでお気軽にどうぞ!

2025年4月28日 【ゴールデンウイーク中は夜更かしを控えましょう~睡眠と歯の健康の関係~】


こんにちは、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイークは旅行やイベントなど楽しい予定が盛りだくさんですね。しかし、生活リズムが乱れ、ついつい夜更かしが続いてしまう方も多いのではないでしょうか。実は「睡眠」と「歯の健康」には密接な関係があります。

睡眠不足や不規則な生活は、免疫力の低下を引き起こします。免疫力が落ちると、歯ぐきの炎症や歯周病のリスクが高まることが知られています。また、睡眠中は唾液の分泌量が減るため、お口の中が乾燥しやすくなります。唾液には虫歯や歯周病を防ぐ働きがあるため、夜更かしによる乾燥やだらだら食べも、お口のトラブルを招く原因となるのです。

さらに、睡眠不足は歯ぎしりや食いしばりといった無意識の習慣にもつながりやすく、歯に大きな負担をかけることもあります。これらの習慣が続くと、歯がすり減ったり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性もあります。

せっかくのゴールデンウイーク、楽しい思い出とともに健康も守りたいものです。夜更かしを控え、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。
そして、お口の中に違和感や痛みを感じたら、放置せずに早めの受診をおすすめします。

福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様から高齢者の方まで幅広く診療を行っています。お口の健康に関するご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

2025年4月30日 【ゴールデンウイーク中はタバコを控えて ~タバコと歯周病の関係~】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイーク中はリラックスした時間が増え、「ついタバコの本数が増えてしまう」という方も多いのではないでしょうか。しかし、タバコは歯や歯ぐきにとって大きなリスクとなる習慣です。

タバコに含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、歯周病の進行を早めることがわかっています。しかも、喫煙者は歯ぐきの炎症が目立ちにくく、出血などの初期症状を感じにくいため、気づいたときには重症化していることも少なくありません。

さらに、タバコは免疫機能を低下させるため、歯周病治療の効果も出にくく、治りにくくなってしまいます。また、インプラント治療を検討されている方にとっても、喫煙は成功率を下げる要因となるため注意が必要です。

ゴールデンウイークは、喫煙習慣を見直す良いタイミングでもあります。リラックスしながらも、お口と身体の健康のためにタバコを控えることを意識してみてはいかがでしょうか。

当院では、歯周病の予防・治療に力を入れており、喫煙の影響についてのご相談も受け付けております。お口の健康を守る第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。

2025年5月2日 【ゴールデンウイーク中は甘い物に注意!糖尿病と歯周病の意外な関係】

ゴールデンウイークは、ご家族やご友人と楽しい時間を過ごす絶好の機会ですね。旅行やレジャーだけでなく、ケーキやチョコレート、和菓子などの甘いお菓子を食べる機会も増える時期です。しかし、甘い物の取りすぎは、糖尿病だけでなく歯周病にも悪影響を及ぼすことをご存じですか?

糖尿病と歯周病には密接な関係があります。糖尿病によって免疫力が低下すると、歯茎の炎症が起こりやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。一方で、進行した歯周病が慢性的な炎症を引き起こし、血糖コントロールを難しくすることもわかっています。つまり、糖尿病と歯周病はお互いを悪化させる「負のスパイラル」に陥るリスクがあるのです。

特にゴールデンウイークのような長期休暇中は、生活リズムが乱れやすく、食生活も不規則になりがちです。ついつい間食が増えてしまったり、歯磨きのタイミングが遅れたりすると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

楽しい連休を健康的に過ごすためにも、甘い物は「ほどほど」に。食べた後はしっかりと歯磨きをすること、そして定期的な歯科検診もお忘れなく。

福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、糖尿病のある方への歯周病ケアにも力を入れています。ご心配な方はお気軽にご相談ください。

2025年5月6日 【ゴールデンウイーク最終日。明日からのお仕事に向けてリズムを整えましょう!】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。

長かったゴールデンウイークもいよいよ最終日。お出かけを楽しんだ方、ご自宅でゆっくり過ごされた方、それぞれにリフレッシュできた時間だったのではないでしょうか。

ただ、楽しい連休のあとは、ついつい夜更かしのクセがついてしまうもの。寝る時間や食事のタイミングが乱れがちになり、明日からの仕事や学校に向けて体調を崩してしまうこともあります。

そんなときは、なるべく早めに就寝し、体内リズムを少しずつ戻していきましょう。睡眠不足は体調だけでなく、実はお口の健康にも影響します。免疫力が低下すると歯ぐきが腫れたり、口内炎ができやすくなったりすることもあるのです。

福島ファミリーデンタルクリニックでは、日常のちょっとした生活習慣とお口の健康の関係についてもアドバイスを行っています。お口の中で気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

明日からまた日常が始まります。無理なく、でも少しずつ切り替えていきましょう。

2025年5月7日 【本日から「ワンコイン検診」をスタートしました!プレゼントもご用意しています♪】

こんにちは、福島区鷺洲にある 福島ファミリーデンタルクリニックです。

地域の皆さまにもっと気軽にお口の健康をチェックしていただきたいという思いから、本日より「ワンコイン検診」(500円)を開始しました!

この検診では、視診による虫歯チェックと歯科相談を行います。
「最近ちょっと歯がしみる」「歯ぐきの腫れが気になる」「どこの歯医者に行けばいいかわからない」など、ちょっとしたお悩みでも大歓迎です。

普段なかなか歯医者に足が向かない方、忙しくて後回しになっていた方も、ぜひこの機会をご利用ください。
お時間も10〜15分程度で終了しますので、お買い物やお仕事の合間にも立ち寄りやすくなっています。

さらに!検診を受けていただいた方には、ちょっと嬉しい歯科グッズのプレゼントもご用意しています。数に限りがありますのでお早めにどうぞ!

お口の健康は全身の健康にもつながります。小さな変化を見逃さず、早めのケアで健康な毎日を送りましょう。
皆さまのご来院を、スタッフ一同お待ちしております!

2025年5月9日 【歯科検診の重要性〜日本と海外の受診率の違い〜】

皆さんは、最後に歯科検診を受けたのはいつでしょうか?実は、日本では歯科検診の受診率が他の先進国と比べて低い傾向にあります。例えば、スウェーデンやアメリカでは年1〜2回の定期的な検診が習慣化されており、80%以上の人が検診を受けています。それに対して日本では、定期検診を受けている人は30%前後と言われています。

この差は、歯の健康状態にも現れています。欧米では「歯を守る」文化が根付き、初期段階での虫歯や歯周病の発見が可能です。一方、日本では「痛くなってから行く」傾向が強く、重症化してから治療を開始するケースが少なくありません。

当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、拡大鏡とレントゲンによる虫歯、歯周病チェック、歯科相談を中心とした定期検診を実施しています。虫歯の早期発見はもちろん、お口全体の健康管理の第一歩となります。歯の状態は全身の健康にも影響しますので、将来的な医療費削減にもつながります。

今すぐできる健康習慣のひとつとして、ぜひ定期的な歯科検診を取り入れてみてください。あなたの笑顔と健康を守るために、私たちがしっかりとサポートいたします。

2025年5月10日 【歯内治療に欠かせない「ラバーダム」とは?】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、当院でも積極的に使用している「ラバーダム防湿」についてご紹介します。

ラバーダムとは、ゴムのシートを使って治療する歯を口腔内から隔離する処置です。特に歯の根の中を治療する**歯内治療(根管治療)**では、非常に重要な役割を果たします。

根管内は非常に細く、無菌状態で治療を進めなければ再感染のリスクがあります。ラバーダムを使うことで、唾液や細菌の侵入を防ぎ、治療の精度と成功率が大きく向上します。また、薬剤や器具の誤飲リスクを防ぐという安全面でも有効です。

海外の多くの先進国ではラバーダムの使用が標準となっていますが、日本ではまだ導入していない医院も少なくありません。当院では患者さまの歯を長持ちさせるため、ラバーダム使用を原則としています

治療中の快適さや安全性が気になる方には特におすすめです。

患者さまにとって安心・安全な治療環境を整えることが、私たちの責任です。

2025年5月12日 【歯内治療をより短く、より精密に。ニッケルチタンファイルとは?】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、当院が歯の根の治療(歯内治療)で使用している「ニッケルチタンファイル」についてご紹介します。

歯の根の中は非常に細く、曲がっていることも多いため、治療には高度な技術と繊細な器具が求められます。
従来はステンレス製の手動ファイルが使われていましたが、柔軟性が低く、治療時間が長くなりがちでした。

そこで当院では、柔軟性と耐久性に優れた「ニッケルチタンファイル(Ni-Tiファイル)」を使用しています。
このファイルは歯の根の複雑な形状にも柔軟に対応でき、より短時間で、効率的かつ精密な根管治療が可能です。

ニッケルチタンファイルは、先進的な歯内療法のスタンダードとして、アメリカやヨーロッパの多くの歯科医院でも採用されています。
当院でも、患者さまの負担を減らしながら、治療の質を高めるために積極的に導入しています。

根の治療は回数がかかることも多いですが、Ni-Tiファイルの導入により時間短縮・通院回数の軽減も期待できます。

2025年5月13日 【歯科ってなぜ何回も治療に通わせるの?】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
「歯医者って、なんで何回も通わないといけないの?」
患者さまからよくいただくご質問のひとつです。

実は、虫歯の進行度によって治療の回数は大きく変わるのです。
たとえば、表面だけの小さな虫歯であれば、1〜2回での治療が可能です。
一方で、虫歯が深く進行していて神経にまで達している場合は、神経を取る「根管治療(歯内治療)」が必要になり、4~5回ほどかかることもあります。その後、被せ物を行うのにさらに3回ほどかかります。

これは、歯の根の中を丁寧に洗浄・消毒し、再感染を防ぐために時間をかける必要があるからです。
また、歯の形や根の数は人によって異なり、それに合わせて適切な処置を行うためには数回の通院が必要になるのです。

当院では、できるだけ患者さまの負担を減らすため、ニッケルチタンファイルなどの先進的な器具を導入し、治療の効率化にも努めています
ですが、それでも**「確実に治す」ためには、必要な回数はどうしても発生します**。

虫歯は早期に発見・治療すれば、それだけ治療回数も少なく済みます。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、視診による虫歯チェックや歯科相談も随時受け付けています

「まだ痛くないから大丈夫」ではなく、早めの受診で大切な歯を守りましょう。

2025年5月14日 【実はすごい!天然歯は人体で最も硬い組織です】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
皆さんは「人間の体で一番硬い組織」が何かご存知でしょうか?

それは――**「天然歯のエナメル質」**です。

エナメル質は、歯の一番外側にある白くて硬い層。硬さの指標である「モース硬度」で言うと約6〜7に相当し、鉄にも匹敵するほどの硬さを持っています。
この硬さがあるからこそ、毎日の食事で噛む・すり潰すといった動作に耐えられるのです。

しかし、どんなに硬くても酸や摩耗には弱いという一面もあります。
虫歯菌が出す酸や、歯ぎしり・食いしばり、間違ったブラッシングなどによって徐々に削れてしまうのです。

天然歯は一度削れると、元の状態には二度と戻りません
だからこそ、毎日のケアや定期的な歯科検診がとても重要です。

当院では、虫歯、歯周病チェックと歯科相談を随時受け付けております
歯に違和感を感じたときはもちろん、「特に気になるところはないけど、念のため見てほしい」という場合も大歓迎です。

私たちは、できる限り“天然の歯を残す”ことを第一に考えた治療と予防ケアを提供しています。

大切な天然歯を、ぜひ一緒に守っていきましょう。

2025年5月20日 仮歯の必要性とは?

虫歯治療やかぶせ物の治療を行う際、「仮歯」を装着することがあります。仮歯は、一時的なものだからと軽く見られがちですが、実はとても重要な役割を担っています。

まず、仮歯は見た目の回復に役立ちます。前歯の治療中でも、仮歯を装着することで自然な見た目を保つことができ、日常生活でのストレスを減らせます。

次に、歯や歯ぐきの位置を安定させるという大切な機能もあります。仮歯を入れておかないと、周囲の歯が動いたり、かみ合わせがずれたりする可能性があり、最終的な被せ物の精度にも影響を及ぼします。

また、仮歯を使うことで、最終的なかぶせ物の形や高さを試すことができ、最終補綴物の設計にも役立ちます。必要に応じて調整することで、より快適で長持ちする治療結果が得られます。

福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、仮歯の重要性をしっかりと認識し、保険診療でも仮歯を作成しています。患者さまの治療後の快適さと長期的な口腔健康のために、仮歯の工程を省かず、丁寧に対応いたします。

仮歯に関してご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

2025年5月21日 入れ歯作成にかかる通院回数は?

「入れ歯を作りたいけれど、どれくらい通う必要があるの?」というご質問を多くいただきます。お仕事や介護などでお忙しい方にとって、通院回数はとても重要なポイントですよね。

入れ歯の作成には、通常4~6回程度の通院が必要です。以下はその流れです:

  1. 初診・診断:お口の状態を確認し、必要に応じて虫歯や歯周病の治療を優先します。

  2. 型取り(印象採得):お口の型を取り、入れ歯の土台となる模型を作成します。

  3. 噛み合わせの記録(咬合採得):しっかり噛めるよう、顎の動きや噛み合わせを確認します。

  4. 試適(仮合わせ):仮の入れ歯をお口に合わせ、見た目やフィット感を確認します。

  5. 完成・装着:入れ歯を完成させてお渡しし、必要に応じて調整を行います。

完成後も数回の調整の通院が必要になることがあります。特に最初は痛みや違和感が出ることもあるため、使いながら微調整していくことが大切です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者さまのスケジュールや体調に配慮しながら、できる限り少ない通院回数で快適な入れ歯をご提供できるよう心がけています。保険診療での入れ歯作成も対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

2025年5月23日 【麻酔が苦手なお子さまへ──“魔法のシール”で優しい歯科治療】

「麻酔が怖い…」「注射が嫌…」
歯科治療を嫌がるお子さまの多くは、麻酔に対する恐怖心が原因です。針を見るだけで泣いてしまう、暴れてしまうというケースも少なくありません。

そんなお子さまの不安を和らげるために、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、“魔法のシール”を使った表面麻酔を取り入れています。

この“魔法のシール”とは、麻酔用のジェルが染み込んだパッチ型の表面麻酔剤のこと。治療前に歯ぐきにシールを貼っておくことで、麻酔注射のチクッとした痛みを感じにくくします。

このシールのおかげで、麻酔の注射に気づかないお子さまもいるほどです。「知らないうちに終わった!」と笑顔になるお子さまもいて、ご家族からも好評をいただいています。

当院では、お子さまの年齢や性格に応じて、無理のないペースで治療を進めます。治療の前にはしっかりと説明を行い、不安を和らげる工夫をしています。もちろん、保護者の方の同席も可能です。

子どもの頃に感じた恐怖心が、大人になってからの“歯医者嫌い”につながることもあります。だからこそ、小さな頃から「歯医者は怖くない」と感じてもらえるような経験が大切です。

お子さまの歯の治療や予防ケアは、ぜひ福島ファミリーデンタルクリニックにお任せください。やさしく、楽しく、痛みの少ない診療を心がけています。

2025年5月23日 【初めての歯医者さん ~小さなお子さまが安心して通えるために~】

はじめて歯医者さんに行くとき、お子さまにとってはとても大きな出来事です。知らない場所、見慣れない器具、聞き慣れない音…。不安になって当然です。そんな初めての歯科体験を、できるだけ楽しく、安心して過ごしていただけるよう、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、いきなり治療に入ることはせず、まずは「歯医者さんってどんなところ?」を知ってもらうところからスタートします。

最初の来院では、診療チェアに座ってみたり、鏡でお口の中を見てみたり、実際に歯ブラシを使って正しい磨き方を練習したりします。器具に触れてもらい、音や動きを見てもらうことで、徐々に慣れてもらえるよう心がけています。

保護者の方には、お子さまの反応を一緒に見ながら、今後の診療計画を丁寧にご説明します。無理に治療を進めることはありませんので、ご安心ください。

「歯医者さん=こわいところ」というイメージを持たずに済むように、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまのペースに合わせて、やさしく丁寧にサポートいたします。

小さな一歩を、大きな自信に。お子さまの歯の健康を守る第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?

2025年5月27日 【治療を頑張った子どもには「ガチャガチャ」のご褒美を♪】

こんにちは!福島区鷺洲にある【福島ファミリーデンタルクリニック】です。

歯医者さんって、大人でもちょっぴり緊張しますよね。もちろんお子さまにとっても、それは同じ。時には怖くて泣き出してしまう子もいます。それでも私たちは「歯医者さん=怖いところ」ではなく、「頑張れば嬉しいことがあるところ」と思ってもらえるように、さまざまな工夫をしています。

そのひとつが、治療を頑張ったお子さまに「ガチャガチャのご褒美」

当院では、治療を最後まで頑張ったお子さまに、特別にガチャガチャを回してもらっています。どれが出てくるかはお楽しみ♪ 子どもたちの目がキラキラ輝く瞬間は、私たちにとっても嬉しいご褒美です。

こうしたちょっとした工夫が、子どもたちの「次もがんばろう!」につながります。初めての歯医者さんデビューも、怖がりのお子さまも、ぜひ一度当院へお越しください。お子さま一人ひとりのペースに寄り添い、笑顔で帰っていただけるよう、スタッフ一同サポートいたします。

これからも地域に根ざした、家族みんなのかかりつけ歯科として、お子さまの健やかな成長をサポートしてまいります!

2025年5月28日 【虫歯ゼロを目指して!お子さまの正しい歯磨き方法を伝授します】

こんにちは。福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】です。

お子さまの大切な歯を虫歯から守るために、最も重要なのが「毎日の歯磨き」です。特に乳歯はエナメル質が薄く、虫歯になりやすいため、正しい磨き方を小さいうちから身につけることがとても大切です。

当院では、お子さま一人ひとりに合わせた**歯磨き指導(ブラッシング指導)**を行っております。お子さま自身が楽しみながら覚えられるように、わかりやすく、やさしい言葉でお伝えします。

ご家庭でもできるポイントは、以下の3つ:

  1. 仕上げ磨きを習慣にする(小学3~4年生まではおすすめ)

  2. 歯ブラシは毛先が開いていないものを使う

  3. 就寝前の歯磨きを丁寧に行う

「きちんと磨いているのに虫歯になってしまう…」という場合、磨き残しや磨き方に原因があることも。ぜひ一度、当院で歯磨きチェックを受けてみませんか?

虫歯ゼロの笑顔を目指して、私たちと一緒に正しいケアを身につけていきましょう!

2025年5月30日 【虫歯ゼロを目指して。フッ素塗布またうがいで予防効果アップ!】

虫歯は、小さな子どもから大人まで誰にでも起こる身近な病気です。しかし、正しいケアを続ければ「虫歯ゼロ」も夢ではありません。まず基本となるのは、毎日の丁寧な歯磨き。食後や就寝前のブラッシングを習慣づけることが大切です。

それに加えて、フッ素を活用することで虫歯予防の効果はさらに高まります。フッ素は歯の再石灰化を促し、エナメル質を強くしてくれる成分です。歯科医院で行う「フッ素塗布」は高濃度のフッ素を使用し、定期的に行うことで虫歯になりにくい強い歯をつくります。また、ご自宅で「フッ素入り洗口液」を使ったうがいを取り入れることも非常に有効です。

当院、福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様から大人の方まで、ライフスタイルに合わせた虫歯予防をご提案しています。フッ素塗布や正しい歯みがき指導など、予防を中心とした診療を大切にしています。

虫歯になってから治すのではなく、「虫歯にならない環境をつくる」ことが大切です。歯科医院での定期的なケアとご家庭でのセルフケア、どちらもバランスよく続けていきましょう。福島ファミリーデンタルクリニックが、皆さまの“虫歯ゼロ”を全力でサポートいたします。

2025年6月2日 【乳歯は永久歯より虫歯になりやすい?その理由と対策について】

お子さまの乳歯は、永久歯と比べて虫歯になりやすいことをご存知でしょうか?乳歯のエナメル質や象牙質は永久歯に比べて薄く、虫歯菌によって歯が侵されるスピードがとても早いのが特徴です。そのため、気づいた時にはすでに虫歯が進行していることも少なくありません。

「どうせ生え替わるから大丈夫」と思ってしまう方もいますが、乳歯の虫歯を放置してしまうと、永久歯の歯並びや噛み合わせ、さらには顎の発達に悪影響を及ぼすことがあります。また、乳歯の虫歯菌は周囲の歯や口腔内全体にも広がる可能性があり、将来的な虫歯リスクにもつながります。

虫歯の進行を防ぐためには、定期的な歯科検診と早めの治療が大切です。小さなうちから歯科医院に慣れておくことで、治療への恐怖心も少なくなり、健康な永久歯へのバトンタッチがスムーズになります。

福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、小児歯科にも力を入れています。お子さま一人ひとりに合わせたケアと予防指導で、虫歯になりにくいお口づくりをサポートします。

乳歯は見た目以上に大切な役割を果たしています。虫歯が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2025年 6月3日 【乳歯が萌えたらすぐ歯科受診を!虫歯予防と“慣れる力”を育てよう】

赤ちゃんの最初の乳歯は、生後6ヶ月ごろに下の前歯から生えてくるのが一般的です。
「まだ1本しか生えていないのに歯医者さんに行くの?」と思われるかもしれませんが、実はこの時期こそが初めての歯科受診に最適なタイミングです。

歯が生え始めると同時に、お口の中に虫歯菌が住みつきやすくなります。さらに、離乳食のスタートに伴い、食べかすや糖分が歯に残ることも増えてきます。
そのため、乳歯が萌えたら早めに歯科医院で虫歯予防のケアや生活習慣のアドバイスを受けることがとても大切です。

もうひとつの大きなメリットは、**「歯科医院に慣れる」**ということ。小さいうちから定期的に通うことで、治療が必要になった時にも怖がらずに受診できるようになります。歯医者さんを“怖い場所”ではなく“お口の健康を守る場所”として体験することが、将来の歯科への苦手意識を減らしてくれます。

福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、0歳からの歯科受診を推奨しています。お子さまの成長に合わせた予防ケアやブラッシング指導を丁寧に行い、ご家族と一緒にお口の健康を守っていきます。

「まだ早いかな?」と思わずに、乳歯が見え始めたらお気軽にご相談ください。小さな一歩が、一生ものの歯の健康へとつながります。

2025年6月4日 【「ポカン口」は要注意!お口が開きっぱなしだと起こるリスクとは?】

お子さんやご自身に「口がいつも開いている気がする…」と感じたことはありませんか?
実はその“ポカン口”は、見た目の問題だけでなく虫歯・歯周病・噛み合わせ不全など、さまざまなリスクと深く関係しています。

ポカンと口が開いた状態が習慣化していると、唇や頬の筋力が低下し、唾液が乾きやすくなります。唾液には口の中をきれいに保ち、虫歯菌の繁殖を抑える働きがありますが、口が開いているとその効果が発揮されにくくなるのです。

また、口呼吸が習慣になると、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れ、顎の発育にも影響します。とくに成長期の子どもにとっては、顔つきや発音にも関係する重要な問題です。

さらに、口が開いている状態では舌の位置も不安定になり、正しい飲み込みや発音ができにくくなってしまいます。

このようなトラブルを防ぐためにも、日常的に口を閉じる意識を持つこと、そして口周りの筋肉を鍛えるトレーニングや呼吸指導が必要です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまから大人まで、口腔筋機能(MFT)や姿勢・呼吸のアドバイスも含めた総合的な診療を行っています。

「うちの子、口がよく開いてるかも…」
「最近、口呼吸が気になる…」

そんなお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
“ポカン”と開いたお口が、健康なお口に変わるお手伝いをいたします。

2025年6月6日 【長期のおしゃぶりや指しゃぶりは危険?—かみ合わせや発音への影響とは】

赤ちゃんや小さなお子さんが行う「おしゃぶり」や「指しゃぶり」は、安心感を得たり、眠りにつきやすくなるなど、一時的には有益な面もあります。しかし、これらの習慣が長期化すると、思わぬリスクを招くことがあります。

最も代表的な問題は「かみ合わせの異常(不正咬合)」です。長期間にわたって指やおしゃぶりを口に入れていると、前歯が前に突き出したり、上下の歯がしっかり噛み合わなくなる「開咬(かいこう)」と呼ばれる状態になりやすくなります。このようなかみ合わせの乱れは、将来的な歯並びやあごの発達にも悪影響を及ぼすことがあります。

さらに、構音障害(こうおんしょうがい)、つまり発音の問題も起こりやすくなります。舌の動きが制限されたり、正しい口の形をつくりにくくなることで、「さ行」「た行」などの発音が不明瞭になることがあり、言語発達にも影響が出ることがあるのです。

一般的には、3歳ごろまでにやめるのが理想的とされています。無理にやめさせるのではなく、少しずつ他の方法で安心感を得られるような工夫をしていくのがポイントです。

お子さまの指しゃぶりやおしゃぶりが気になる方は、ぜひ一度、歯科医師に相談してみてください。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの歯並びや口腔習癖に関するご相談も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

2025年6月9日 子どもが歯医者を怖がって治療ができない…そんな時は「サホライド」という選択肢があります

「うちの子、歯医者が苦手で泣いてしまって治療ができません…」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方はとても多いです。
特に初めての虫歯治療では、器具の音や雰囲気が怖くて、イスに座ることすら難しいお子さまも少なくありません。

そこで、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、「サホライド(フッ化ジアンミン銀)」というお薬を使って、虫歯の進行を一時的に止める方法をご提案しています。

サホライドは、虫歯の部分に塗布することで、虫歯菌の活動を抑えて進行を防ぐ効果があります。
本格的な治療をする前にサホライドで虫歯の進行を抑え、徐々にお子さんが歯医者に慣れてきた段階で、改めて治療を行うことができます。

注意点として、サホライドを塗った部分は黒く変色しますが、痛みはなく処置もすぐに終わります。
子どもが泣き叫んで治療を無理に行うより、**「まずは慣れること」**を優先するほうが、将来的に歯医者への信頼にもつながります。

お子さまのペースに合わせた治療法を一緒に考えていきましょう。
気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2025年6月10日 【子どもの虫歯治療は“午前中の通院”がおすすめです】

お子さまの歯科治療を予約する際、つい「保育園・幼稚園・学校が終わってから」「仕事の後に」など、午後や夕方の時間帯を選びがちではないでしょうか?

ですが実は、虫歯治療などの集中力が必要な処置は、午前中の方がスムーズに進むことが多いのです。

特に3歳〜6歳くらいのお子さんは、午後になると体力も気力も低下しやすく、疲れてグズったり、落ち着いてイスに座っていられないこともしばしばあります。
一方、午前中は体も頭もスッキリしていて集中力が高く、治療中の我慢や指示への理解がしやすくなるため、結果的に治療時間も短くなり、成功率も高まります。

また、お子さまの「歯医者さんは怖くない」というイメージ作りのためにも、無理なく終えられるタイミングでの通院が大切です。
最初の印象が良ければ、今後の定期検診や予防ケアにも前向きになれます。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの年齢や生活リズムに配慮しながら、通院時間のご提案もさせていただきます。

「歯医者さんに行かせるのが大変で…」という方は、ぜひ一度、午前中の通院をご検討ください。
お子さまもご家族も、もっと楽に通えるようになるかもしれません。

2025年6月11日 【赤ちゃんの抱っこの仕方が将来の歯並びに影響するかもしれません】

赤ちゃんを育てるうえで、毎日欠かせない「抱っこ」。
ですが、実はこの抱っこの仕方によって、将来の歯並びに影響が出ることがあるのをご存知でしょうか?

特に注意したいのは、赤ちゃんの首や頭が後ろに垂れ下がるような不安定な抱っこ。このような姿勢が続くと、舌の位置や口の周囲の筋肉のバランスが乱れやすくなり、それが原因で口呼吸や嚥下(えんげ)の癖につながり、歯並びやあごの発達に悪影響を及ぼす可能性があります。

本来、赤ちゃんの舌は上あごに自然とくっついている状態が理想です。この舌の位置がずれると、あごが十分に発育せず、将来的に「出っ歯」や「受け口」などの不正咬合につながることもあります。

正しい抱っこのポイントは、

  • 首がぐらつかないようしっかり支えること

  • 頭と背中がまっすぐになるような姿勢を保つこと

  • 長時間同じ姿勢にならないよう適宜変えること

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、小さなお子さまの歯の健康を守るため、こうした日常のちょっとした習慣についてもアドバイスを行っています。
「まだ歯が生えていないから大丈夫」と思われがちですが、歯並びや口腔機能の土台は、赤ちゃんのうちから作られています。

抱っこの仕方や育児のちょっとした不安があれば、お気軽にご相談ください。

2025年6月13日 【子どもの手づかみ食べ、実は歯並びにもいいんです!】

「また手で食べてる!」「ちゃんとスプーン使って!」
そんな風に、毎日の食事でイライラしてしまうこと、ありませんか?でも実は、子どもの“手づかみ食べ”には、体の発達だけでなく「歯並び」にもよい影響があるんです。

手で食べるという行動は、「自分で食べたい」という意欲の表れ。自分のタイミングで口に運び、噛んで、飲み込むという一連の流れを体験することで、口周りの筋肉や舌の動き、顎の発達が自然と促されます。これが、将来の歯並びにとってとても大切。

逆に、大人が過剰に介助したり、早くからスプーンを使わせすぎると、噛む・飲み込む・唇を閉じるといった「口の機能」が育ちにくくなる可能性もあるんです。

もちろん、ベタベタになったり、床が汚れたりと大変な面もあります。でも、これはほんの短い時期だけ。今しかできない「育ち」のプロセスとして、ぜひ見守ってあげてくださいね。

福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、お子さまの発達や歯並びについてもご相談を受け付けています。
「うちの子、大丈夫かな?」と気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2025年6月14日 【食育と歯の深〜い関係。「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」が大切!】

「硬いものを食べると顎が強くなる」「柔らかいものばかりじゃダメ」——
よく聞く言葉ですが、実はどちらも“極端”はNG。大切なのは“バランス”と“食べ方”です。

柔らかいものばかりを食べていると、噛む回数が減り、顎や口の筋肉が十分に発達しません。その結果、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。

では、硬いものばかりを食べればいいのかというと、それも違います。過度に硬い食品ばかり食べていると、歯や顎関節に負担がかかり、逆にトラブルを引き起こすこともあります。

大事なのは「よく噛んで食べること」——。食べ物の硬さや食材の種類をバランスよく取り入れながら、左右両方の歯を使ってしっかり噛むことが、お口の発達や正しい歯並びにつながります。

また、食べる姿勢や飲み込み方など「食べ方の習慣」も、子どもの口腔発達に大きな影響を与えます。テレビやスマホを見ながらの“ながら食べ”を避け、きちんと座って食べることも、実はとても大切なんです。

福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、こうした「食育」と「歯の健康」に関するご相談も受け付けています。
日々の食事が、未来の健康なお口を育てる第一歩です。気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。

2025年6月17日 【間食のルール、できていますか?「だらだら食べ」は虫歯のもと!】

「子どもがすぐお腹をすかせて何か食べたがる…」「ついついおやつをダラダラとあげてしまう…」
そんな悩みを持つ保護者の方、多いのではないでしょうか?

でも、注意したいのが“だらだら食べ”。食べ物や飲み物が長時間口の中にある状態が続くと、虫歯のリスクがぐんと上がってしまうのです。

虫歯菌は、食べ物に含まれる糖分をエサにして酸を出し、その酸が歯を溶かします。食べるたびに口の中は酸性に傾き、唾液の力で中和されるまでに時間がかかります。間食が頻繁でだらだら続くと、歯が酸にさらされる時間が長くなり、結果として虫歯になりやすくなるのです。

予防のポイントは2つ。「時間を決めて食べる」「水分は無糖の水かお茶を選ぶ」こと。

おやつは1日1~2回、時間を決めて与えるようにしましょう。食べ終わったらしっかり歯磨き、もしくはお口をゆすぐだけでも◎。ジュースや乳酸飲料は糖分が多く含まれているため、頻繁に飲ませるのは控えめに。水やお茶がおすすめです。

福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、お子さまの食習慣や虫歯予防のアドバイスも行っています。
「ちょっとしたこと」が、お子さまの未来の歯の健康を守ります。気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。

2025年6月18日 【暑い夏にご用心!「ペットボトル症候群」って知っていますか?】

これからの季節、心配なのが「脱水症状」。特に子どもや高齢者は体温調整が苦手で、こまめな水分補給がとても大切です。

ただし、ここで注意したいのが「何を飲むか」。
ついつい飲みやすいジュースやスポーツドリンクに手が伸びがちですが、これらには意外と多くの糖分が含まれています。

その結果起こるのが「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)」です。
これは糖分を多く含む飲み物を頻繁に飲むことで、血糖値が乱高下し、体にさまざまな不調をもたらす状態。
口が渇く → 甘い飲み物を飲む → また喉が渇く…という悪循環に陥りやすく、気づかないうちに糖尿病のような症状を引き起こすケースも。

そしてもうひとつ大きな問題が「虫歯」。
糖分が口の中に常にある状態が続くと、虫歯菌が活発に働き、虫歯のリスクも格段に上がってしまいます。

暑い日の水分補給には、「お茶」や「お水」がおすすめ。無糖で口にもやさしく、体にも負担がかかりません。
特にお子さまには、習慣づけがとても大切です。

福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、季節ごとの口腔ケアや生活習慣に関するご相談も受付中です。
「気づいたときがケアの始めどき」。夏の健康習慣、今から見直していきましょう!

2025年6月20【日子供の歯ぎしり、ほっておいても大丈夫?】

「子供が寝ているときにギリギリと歯ぎしりをしていて心配…」そんなご相談をよく受けます。確かに大人の歯ぎしりは歯へのダメージやストレスのサインとされますが、子供の場合は少し事情が異なります。

実は、子供の歯ぎしりは“成長のあかし”とも言えるもの。顎の発達や噛み合わせの調整を行っている自然な行動の一つです。特に乳歯から永久歯に生え変わる時期(3歳〜小学生頃)に多く見られます。多くの場合、成長とともに自然とおさまっていきますので、過度に心配する必要はありません。

ただし、歯がすり減っていたり、日中も食いしばりがある、イライラしているなどの様子があれば、ストレスが原因の可能性も。気になる症状があれば、一度歯科で相談することをおすすめします。

当院では、お子様の歯ぎしりに関しても丁寧に診察を行い、必要に応じてアドバイスやケア方法をご提案しております。

お子様の成長を見守るうえで、歯の健康はとても大切な要素です。少しでも不安があれば、お気軽にご相談ください。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様の健やかな口腔発達をサポートしています。

2025年6月21日 【哺乳瓶で虫歯?歯並びにも影響があるって本当?】

赤ちゃんのお世話に欠かせない哺乳瓶。実は、この哺乳瓶も「使い方」や「使う期間」によって、虫歯や歯並びに影響を与えることがあります。

特に注意したいのが、哺乳瓶でジュースやミルクを頻繁に与えること。長時間口の中に糖分が残ることで、乳歯に虫歯ができやすくなってしまいます。寝る前や寝ながら哺乳瓶を使ってしまうと、唾液の分泌が減り、虫歯リスクがさらに高まります。

また、哺乳瓶を長く使い続けることで、前歯が前に出たり、上下のかみ合わせにズレが出てくることもあります。乳幼児の口腔機能はとても柔軟で、指しゃぶりやおしゃぶりと同様、哺乳瓶も習慣化すると歯並びに影響を与えるのです。

哺乳瓶の使用は、1歳半ごろを目安にコップやスプーンへ移行することが望ましいとされています。完全にやめるのが難しい場合でも、少しずつ使用頻度や時間を減らしていきましょう。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、赤ちゃんや小さなお子様の歯の健康管理についても丁寧にアドバイスしております。哺乳瓶の使用や虫歯、歯並びの心配がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2025年6月23日 【子供の生活環境は汚すぎず、綺麗すぎずがベスト】

子育て中、子供の健康を守るために清潔な環境を整えるのはとても大切なことです。しかし、実は「綺麗すぎる環境」が子供の免疫力に悪影響を与えてしまうこともあるのをご存知でしょうか?

私たちの体には、外から入ってくるウイルスや細菌に対して防御する「免疫力」が備わっています。特に乳幼児期や幼少期は、さまざまな菌に触れることで免疫のしくみが育っていく大切な時期です。
ところが、あまりにも除菌や殺菌を徹底しすぎてしまうと、子供が免疫を学ぶ機会を奪ってしまい、逆にアレルギーや感染症に弱くなってしまうこともあるのです。

とはいえ、汚れ放題の不衛生な環境が良いというわけではありません。大切なのは「適度な清潔さ」。例えば、外でたくさん遊んで泥だらけになるのは問題ありませんが、食事前やトイレ後にはきちんと手を洗う、といった基本的な衛生習慣はしっかり守りましょう。

親としては、どうしても「菌=悪いもの」と思いがちですが、子供の健やかな成長には“適度なばい菌とのふれあい”も必要不可欠です。子供が健康で丈夫な体を作るために、過剰に神経質になりすぎない子育てを意識してみましょう。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、子供の発育や健康に関するご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

2025年6月24日 【妊娠中でも歯科治療はできるの?】

妊娠中に歯科治療を受けてよいのか、心配される方は少なくありません。実は、妊娠中でも歯科治療は可能です。ただし、治療の「タイミング」がとても大切です。

妊娠初期(妊娠4ヶ月未満)は、胎児の器官形成期にあたるため、できるだけ緊急性のない治療は避け、応急処置にとどめるのが一般的です。一方、妊娠中期(安定期:妊娠5~7ヶ月ごろ)は、最も治療に適した時期とされています。この時期であれば、通常のむし歯治療や歯石取りなど、ほとんどの処置が可能です。

妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)は、お腹が大きくなり、長時間の診療が負担になりやすいため、無理のない範囲での対応となります。

また、妊娠中はホルモンの影響で「妊娠性歯肉炎」などが起きやすく、お口の中のトラブルが増える時期でもあります。妊婦さん自身の健康はもちろん、赤ちゃんの健康にもつながるため、定期的な歯科受診をおすすめします。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、妊婦さんにも安心して治療を受けていただけるよう、体調や妊娠週数に応じて配慮しながら診療を行っています。気になる症状がある方や、妊娠中の歯科健診をご希望の方は、ぜひご相談ください。

2025年6月25日 【食後にはキシリトールガムを?】

「キシリトールガムって本当に歯にいいの?」と思ったことはありませんか?実は、食後にキシリトールガムを噛むことは、むし歯予防にとても効果的なのです。

食事や甘い物を食べた直後、口の中は酸性に傾きます。このとき、歯の表面(エナメル質)は脱灰と呼ばれる“溶け始め”の状態に入ります。特に、pH5.5以下になるとむし歯の原因になりやすいのです。

ここで活躍するのが「キシリトールガム」です。キシリトールにはむし歯の原因となるミュータンス菌の働きを弱める効果があり、酸をつくらせない性質があります。さらに、ガムを噛むことで唾液がたくさん分泌され、口腔内の酸性環境を中性に戻す手助けをしてくれるのです。

唾液は天然のクリーニング液であり、酸の中和だけでなく、初期むし歯の再石灰化を促す役割も持っています。つまり、食後にキシリトールガムを噛むことで、むし歯のリスクをグッと下げることができるというわけです。

ただし、ガムは「無糖」で「キシリトール100%配合」に近い製品を選ぶことが大切です。また、長時間の咀嚼が難しい方や、顎関節症の方は注意が必要です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、日常のちょっとした習慣を見直すことで、むし歯や歯周病を防ぐ方法をご提案しています。
「歯みがき以外でもできる予防法を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください!

2025年6月30日 【事故で歯が抜けた!こんな時はどうする?】

転倒やスポーツ中の衝突など、突然の事故で歯が抜けてしまった…そんな時、あなたはどう対応しますか?
実は、正しい応急処置をすれば、歯を元に戻せる可能性があります。まず最も大切なのは「抜けた歯を探す」こと。落ちた歯を丁寧に探し、絶対に根の部分(歯の先端)を触らないようにしましょう。

見つけた歯は、**水で洗わないでください。水で洗うと、大切な細胞が流れてしまい、歯を再植する成功率が下がってしまいます。
代わりに、牛乳に浸すか、可能であれば
歯科専用の保存液(ティースキーパーなど)**に入れてください。また、保存するものがない場合は、自分の口の中(舌の下)にそっと入れておくのも一つの方法です。

その後は、**できるだけ早く歯科医院へ!**時間が経つと、歯の再植は難しくなります。30分以内が理想ですが、1時間以内なら再植できる可能性があります。

いざという時のために、知っておくと命運を分ける応急対応。お子さまがいるご家庭や、スポーツをされている方は特に覚えておいて損はありません。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、外傷による歯のトラブルにも対応しております。事故などで歯が抜けた際には、慌てずにご相談ください。

2025年7月1日 【歯の萌える順番と本数。おうちでチェックしてみましょう】

「うちの子、もう〇歳だけど歯の本数ってこれで合ってるのかな?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?乳歯や永久歯には萌える(生える)順番と時期があり、それを把握しておくことで、お子さまの歯の成長が順調かどうかを確認する手がかりになります。

まず、乳歯は生後6か月ごろから下の前歯(下顎中切歯)から萌え始め、2歳半ごろまでに20本がそろいます。
その後、6歳ごろから永久歯への生えかわりが始まり、最終的に12歳ごろまでに28本(親知らずを除く)が生えそろうのが一般的です。

永久歯の萌出順も、前歯から始まり、6歳臼歯(第一大臼歯)→前歯→犬歯→小臼歯→第二大臼歯という流れで進んでいきます。特に第一大臼歯は生えかわりではなく、新しく生えてくる歯なので、気づかれにくく、むし歯になることも。

大切なのは、「何歳で何本?」という目安を知り、本数が少ない、順番が違う、なかなか生えてこないなどの異常が見られた場合には、早めに歯科を受診することです。
歯の数が少ない「先天性欠如歯(生まれつき歯の本数が足りない)」というケースもあり、早期発見で今後の治療計画がスムーズになります。

ぜひおうちで、お子さまのお口の中を一度チェックしてみてくださいね。
気になることがあれば、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックまでご相談ください。お子さまの成長に合わせた丁寧な診療を行っています。

2025年7月2日 【フロスと歯ブラシ、どっちが先?答えは意外にも…?】

「フロスって、歯ブラシのあとに使うものじゃないの?」と思っている方、多いのではないでしょうか。実は、近年の研究によるとフロスを先に使う方が歯がよりきれいになるという結果が出ています。

まず、フロスを先に使うことで歯と歯の間の歯垢を取り除けるため、そのあとに使う歯磨き粉のフッ素が歯の隙間にまでしっかり浸透することがわかっています。つまり、フロス→歯ブラシの順番の方が虫歯予防や歯周病予防により効果的なんです。

逆に歯ブラシを先にしてしまうと、歯の表面の汚れは落ちても、フロスで最後にかき出した汚れがそのまま残ってしまう可能性があります。せっかく磨いたのに、ちょっともったいないですね。

もちろん、順番も大事ですが、「毎日しっかり行うこと」が一番大切です。特にフロスは習慣化していない方も多いですが、1日1回、寝る前だけでも効果は十分です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、正しいフロスの使い方や、お口の状態に合わせたケア方法を丁寧にお伝えしています。「自分の磨き方で大丈夫かな?」と不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2025年7月4日 【エナメル質形成不全とは? 〜ビタミンD不足が関係する歯のトラブル〜】

エナメル質形成不全とは、歯の一番外側を覆っている「エナメル質」がうまく作られない状態を指します。通常、エナメル質は非常に硬く、歯を虫歯や酸から守る大切な役割を果たしています。しかし、形成不全があるとエナメル質が薄かったり、一部欠けていたり、色が白濁していたりすることがあり、見た目や虫歯のリスクにも影響を及ぼします。

この形成不全の原因はさまざまですが、近年注目されているのが「ビタミンDの欠乏」です。ビタミンDは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、特に乳幼児期の不足はエナメル質の発育に悪影響を及ぼすことが分かっています。ビタミンDは日光に当たることで皮膚から生成されますが、近年は日焼け対策や屋内での生活が増えたことで不足しがちです。

エナメル質形成不全は乳歯にも永久歯にも起こり得ます。特に永久歯の前歯や奥歯に現れると、見た目の問題だけでなく、歯がもろく虫歯になりやすいという実用的な問題も生じます。早期発見・対処が非常に重要です。

お子様の歯に白い斑点やざらつき、色の違いが見られる場合は、エナメル質形成不全の可能性があります。放っておくと虫歯になりやすくなるため、ぜひ一度歯科医院で診てもらいましょう。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様の歯の健康を守るための定期検診や栄養相談にも対応しています。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

2025年7月5日 【「シーラントって?」永久歯がはえたての時期におすすめのむし歯予防法】

「シーラント」という言葉、聞いたことはありますか?
これは、子どもの奥歯にできる“むし歯”を防ぐための、とても有効な処置のひとつです。

奥歯(とくに6歳臼歯などの永久歯)は、表面に深い溝があり、食べかすや汚れがたまりやすい構造をしています。しかも、はえたての歯は表面のエナメル質が未成熟なため、むし歯になりやすいのです。

シーラントでは、その溝にレジン(歯科用プラスチック)を埋めて、むし歯菌が入り込まないようにふたをすることで、むし歯予防効果を発揮します。処置は痛みもなく、削る必要もなく、数分で終わる簡単な処置です。

とくに効果的なのは、6歳ごろに生えてくる「6歳臼歯」や、12歳前後の第二大臼歯。これらの歯が生えてきたタイミングで、早めにシーラント処置を行うと、将来のむし歯リスクを大きく下げることができます。

もちろん、シーラントをしたからといって完全にむし歯にならないわけではありません。歯磨きや定期的なメンテナンスは必須です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの歯の状態をしっかり確認し、必要に応じてシーラント処置を行っています。
お気軽にご相談ください。

2025年7月8日 【癒合歯・癒着歯ってなに?乳歯に多く見られる特殊な歯の形とは】

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。今回は「癒合歯(ゆごうし)」「癒着歯(ゆちゃくし)」と呼ばれる、少し珍しい乳歯のお話をします。

癒合歯とは、本来は別々に生えるはずの2本の歯の芽(歯胚、神経)が、成長の途中でくっついてしまい、1本の大きな歯のようになっている状態です。一方、癒着歯は神経は繋がってはいないが、歯が2本くっついている状態です。

これらは主に乳歯に多く、特に前歯部(前の方の歯)でよく見られます。見た目が左右非対称であったり、歯が1本少なく見えるなど、保護者の方が気づくこともあります。

癒合歯や癒着歯は、必ずしも治療が必要とは限りません。実は、多くの場合は経過観察となることが多いのです。ただし、注意が必要なのは将来の永久歯への影響や歯並びです。癒合した乳歯の下に永久歯が存在しない場合や、永久歯がうまく生えてこないケースもあります。また、歯の幅が大きいため、隣の歯との隙間がうまく確保できず、歯並びが乱れることもあります。

もう一つのリスクが虫歯です。癒合歯は溝が深かったり、歯の形が複雑なため、どうしても磨き残しが多くなり、虫歯になりやすい傾向があります。乳歯の虫歯でも、放っておくと痛みや噛みにくさが出てくるだけでなく、永久歯の位置にも影響を与えることがあるため、虫歯予防はとても重要です。

当院では、癒合歯や癒着歯の状態を定期的にチェックし、必要があればレントゲンで永久歯の有無や位置も確認します。特に、癒着歯では自然に抜けにくいことがあるため、タイミングを見て抜歯を検討することもあります

お子さまの歯の形が気になる、永久歯がなかなか生えてこないなど、気になることがあればお気軽にご相談ください。私たちは、お子さまの将来の歯並びを見据えた丁寧な診療を心がけています。

2025年7月9日 【学校歯科検診ってどんなことをするの?受けっぱなしにしないで歯科医院へ】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
6月といえば、毎年「学校歯科検診」の季節ですね。多くの保護者の方が、学校からもらってくる「歯科検診の結果通知」に目を通されていると思いますが、今回はその検診がどんな内容なのか、そしてどう活かすべきかをお伝えします。

学校歯科検診は、文部科学省の指導のもと、全国の学校で毎年実施されている健康診断の一環です。対象は主に幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校の子どもたちで、6月頃に実施されることが多いです。

検診の内容は、主に「虫歯の有無」「歯並び・かみ合わせの異常」「歯肉の状態」などをお口全体をざっとチェックする簡易的なものです。学校という限られた時間・環境の中で実施されるため、1人あたり1〜2分程度で終わってしまいます。

つまり、学校歯科検診で異常なしと書かれていても、虫歯がないとは限らないのです。初期の虫歯や、歯と歯の間にできた小さな虫歯、咬合の微細な異常などは見逃されることもあります。逆に「虫歯の疑いあり」とされた場合も、本当に虫歯なのか、レントゲンなどで詳しく診断する必要があります。

また、検診結果で「要観察歯(C0)」や「歯石あり」「歯肉炎の疑い」などと書かれていた場合も、放置せずに早めに歯科医院でのチェックを受けましょう。特に「C0」は虫歯の初期段階で、適切なブラッシングやフッ素塗布などで進行を防ぐことができます。

歯は大人になってからの健康にも大きな影響を与える大切な器官です。子どものうちから「定期的に歯科医院に通う習慣」をつけることが、将来のお口の健康を守る第一歩です。

福島ファミリーデンタルクリニックでは、学校歯科検診後のチェックや治療のご相談も受け付けています。検診結果で気になることがあった方や、「特に問題ないと書かれていたけれど、一度しっかり診てほしい」という方も、ぜひお気軽にご来院ください。

2025年7月12日 【上唇小帯異常は歯並びに影響?】

お子さんの前歯のすき間がなかなか閉じない…そんな時に関係していることがあるのが「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」です。
これは、上唇の裏から歯ぐきに向かってのびるすじのことで、誰にでもありますが、時にこの小帯が太くて長すぎたり、前歯の間に入り込んでしまっていることがあります。

このような状態を「上唇小帯異常」と呼び、放置しておくと**上の前歯がすきっ歯になる(正中離開)**原因になったり、歯並びや発音に影響することがあります。

特に乳歯から永久歯への生え変わり時期は、このすき間が自然に閉じることも多く、すぐに処置が必要とは限りません。ただし、小帯の位置や形によっては歯の成長の妨げになったり、歯みがきがしづらくなったりすることもあります。

当院では、お子さんのお口の成長を見ながら、定期的な経過観察を行います。必要に応じては、小帯を切除する「小帯切除術(しょうたいせつじょじゅつ)」を検討することもあります。この処置は、歯の位置が安定してから行うのが望ましく、タイミングを見極めることがとても大切です。

上唇小帯の異常は、見た目では気づきにくいこともありますが、専門の歯科医院でチェックすれば早期発見・早期対処が可能です。お子さんの歯並びや前歯のすき間が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

福島区鷺洲の「福島ファミリーデンタルクリニック」では、小児歯科にも力を入れており、成長に合わせた丁寧な診療を行っております。

 2025年7月15日 【舌小帯付着異常って?放っておいていいの?】

こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層で見られる「舌小帯付着異常(ぜつしょうたいふちゃくいじょう)」についてお話しします。

舌の裏側には、舌と口の底をつないでいる「舌小帯(ぜつしょうたい)」というすじがあります。
この舌小帯が短かったり、舌の先に近い部分に付着していると、舌の動きが制限されてしまいます。これが「舌小帯付着異常」です。

この状態になると、乳幼児では授乳がうまくいかない、離乳食が進みにくいなどのトラブルが起こることがあります。
さらに成長とともに、発音が不明瞭になる(例:ラ行やサ行が言いにくい)飲み込みにくさ舌の疲れやすさなどの症状が現れることもあります。

ただし、すべての舌小帯付着異常が治療を必要とするわけではありません。
軽度であれば、成長に伴って自然に改善することもあります。そのため、まずは専門的な診断を受けることが大切です。

当院では、お口の中の状態を丁寧に確認し、必要があれば専門医への紹介や、舌小帯切除術(舌小帯形成術)についてご説明いたします。
手術は局所麻酔で短時間に終わるケースが多く、術後すぐに話したり食べたりすることも可能です。

舌の動きが気になる、お子さまの発音が不明瞭、お口をよく噛む、など心当たりがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
「もしかして…」と思った時が、チェックのタイミングです。

地域密着の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまから大人まで、丁寧な診療を心がけています。
気になる症状があれば、ぜひ一度ご来院ください

2025年7月18日 「フレイルって?〜要介護を防ぐ大切なサイン〜」

皆さんは「フレイル(虚弱)」という言葉をご存じでしょうか?
フレイルとは、加齢によって心身の活力(筋力・認知機能・社会性など)が低下し、介護が必要になる一歩手前の状態を指します。健康と要介護の中間の段階ともいえます。

フレイルには主に3つの側面があります。

  1. 身体的フレイル(筋力や持久力の低下)

  2. 精神・心理的フレイル(うつ傾向や認知機能の低下)

  3. 社会的フレイル(独居や引きこもりなど社会的孤立)

たとえば、「最近よくつまずくようになった」「食事の量が減った」「外出の頻度が減った」といった変化は、フレイルの初期兆候かもしれません。

しかし、このフレイルの時期には大きな希望があります。適切なリハビリや栄養管理、生活習慣の見直しによって、健康な状態に戻すことができるのです。
筋トレやバランス訓練、栄養の改善、歯の健康管理も重要です。口腔機能が低下すると、噛めなくなったり話しづらくなったりし、それがフレイルの悪化に直結するケースもあります。

当院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、口腔ケアや嚥下機能、食事のサポートを通して、フレイルの予防と改善に取り組んでいます。歯や口の健康は、体全体の健康とつながっています。

「まだ介護はいらないから大丈夫」と思わずに、“元気なうちに気づくこと”が何より大切です。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。福島区鷺洲にある当院が、皆さまの健康をしっかり支えます。

2025年7月19日 【オーラルフレイルって?~お口の衰えが全身に影響を~】

最近、「オーラルフレイル」という言葉を耳にしたことはありませんか?
オーラルフレイルとは、噛む・飲み込む・話すなどの口の機能が少しずつ衰えていく状態を指します。
歯が抜けて食べづらくなる、滑舌が悪くなる、むせやすくなる――そんな小さな変化が、実は身体全体の健康と深く関係しています。

この状態をそのままにしておくと、やがて食事量が減り、栄養不足に。会話が減ることで社会的な孤立や認知機能の低下にもつながり、フレイル(全身的な虚弱)→要介護へと進行してしまう恐れがあります。

つまり、オーラルフレイルは「健康から要介護へと向かう最初のサイン」なのです。

しかし逆に言えば、この段階で気づき、対策をすれば健康な状態に戻すことも可能です。
・かかりつけ歯科医による定期的なチェック
・しっかり噛めるように入れ歯や歯科治療の適切な調整
・お口の筋トレ(パタカラ体操や咀嚼訓練など)
・舌や唇を使った発音・嚥下の練習
こうした取り組みが、健康寿命を延ばす鍵になります。

当院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、オーラルフレイルの早期発見と予防に力を入れています。
「噛みにくくなった」「食事中によくむせる」「最近話しづらい気がする」など、小さな違和感でもぜひご相談ください。

お口は“健康の入り口”。
オーラルフレイルを防いで、いつまでも笑顔で食べて話せる毎日を送りましょう。

2025年7月22日 【「サルコペニアって?」──噛む力・飲み込む力も衰えていませんか?】

「サルコペニア」という言葉を聞いたことはありますか?これは主に高齢者にみられる筋肉量の減少や筋力の低下を指す医学用語で、全身の運動機能だけでなく、実は口腔機能にも大きな影響を与えるものです。

サルコペニアが進行すると、立ったり歩いたりする動作がしづらくなるだけでなく、咀嚼(噛む)力や嚥下(飲み込む)力も低下します。つまり、食べること自体が困難になるのです。

しっかり噛めない、うまく飲み込めないということは、栄養不足や誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクにもつながります。さらに、噛む刺激が脳を活性化させることが知られているため、噛む力が弱くなると認知症の進行にも関係してくる可能性があります。

最近では、全身のサルコペニアに先んじて口腔機能が低下する「オーラルフレイル」という概念も注目されています。食べこぼしが増えた、しゃべりにくくなった、固いものを避けるようになった…こうした小さな変化が、オーラルフレイルのサインかもしれません。

予防には、バランスの取れた食事・適度な運動・口腔機能の維持が大切です。特に、歯科での定期的なチェックや、舌や口の筋肉を鍛えるリハビリは非常に有効です。高齢者だけでなく、若いうちから意識して取り組むことも予防につながります。

当院、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、口腔機能の低下に関する相談や、飲み込み・噛む力のチェックも行っています。「最近、食べづらい」「飲み込みが悪い気がする」と感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お口の健康は、全身の健康につながっています。

2025年7月22日 【「ロコモティブシンドロームって?」──寝たきりを防ぐために今できること】

「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」とは、運動器の障害によって移動機能が低下した状態を指します。簡単に言えば、「歩く」「立つ」「座る」といった動作が難しくなってきている状態で、進行すると要介護になるリスクが高くなるといわれています。

ロコモの原因はさまざまですが、代表的なものとして以下が挙げられます。
・加齢による筋力低下
・骨粗しょう症
・関節や脊椎の疾患(変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症など)
・バランス能力の低下

この状態を放っておくと、転倒・骨折などをきっかけに寝たきりになる危険性も高くなります。日本では高齢化が進んでおり、こうした運動機能の低下による要介護者の増加が大きな問題となっています。

しかし、ロコモは早期に気づいて対策をとることで予防や改善が可能です。
🔶【予防・対策のポイント】

  1. 日々の運動:スクワットや片脚立ちなど、足腰を鍛える運動を継続的に行いましょう。

  2. バランスの良い食事:筋肉や骨を維持するためには、タンパク質・カルシウム・ビタミンDなどの栄養素が欠かせません。

  3. 定期的な健康チェック:関節や骨の異常を早期に発見するため、定期的な検診を受けることが大切です。

また、意外かもしれませんが、お口の健康もロコモ予防に直結します。噛む力が落ちると、食事量が減り、栄養不足に。さらに話す・飲み込むといった基本機能も衰えることで、身体全体の活動量が落ちていきます。

当院、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、こうしたロコモ予防の一環としてオーラルフレイルや口腔機能低下症のチェックにも取り組んでいます。「最近、歩くのが不安」「つまずきやすくなった」「食が細くなった」など、些細な変化でも気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

ロコモを予防し、元気に動ける身体とお口を一緒に守っていきましょう!

2025年7月25日 【歯周病とアルツハイマー型認知症の関係って?】

近年、口腔と全身の健康のつながりが注目されていますが、その中でも特に注目されているのが「歯周病とアルツハイマー型認知症」の関係です。実は、歯周病を引き起こす細菌が、認知症の原因の一つとなっていることが分かってきたのです。

歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯が抜けてしまう病気です。この歯周病の原因菌の一つである「ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.g.菌)」が、血流を介して脳に入り込むことがあるとされています。そしてこの菌が脳内で炎症を引き起こし、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」というタンパク質の蓄積を促進することが、動物実験などで示されています。

また、歯周病が慢性的に続くと、全身に炎症を引き起こす「サイトカイン」という物質が多く分泌されます。これも脳に悪影響を与え、神経細胞の破壊を促進してしまうと考えられています。

つまり、歯周病を放っておくと、口の中だけでなく、脳の健康にまで悪影響を及ぼす可能性があるのです。これは高齢者だけでなく、40代、50代からも注意すべき大切なテーマです。

認知症を防ぐには、まずは歯周病の予防・早期発見が重要です。毎日の正しい歯磨きや、定期的な歯科医院でのメンテナンスによって、歯周病は十分にコントロールできます。また、歯ぐきの出血や口臭が気になる方は、すでに歯周病が始まっている可能性がありますので、早めの受診をおすすめします。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と管理に力を入れています。認知症予防の一環としても、ぜひ定期的な口腔ケアをご活用ください。

2025年7月28日 【歯周病と糖尿病の関係って?相互に影響する2つの病気】

歯周病と糖尿病には深い関係があることをご存じでしょうか?
実はこの2つの病気は、「相互に悪影響を与える」関係にあります。つまり、糖尿病があると歯周病が悪化しやすく、逆に歯周病があると糖尿病の血糖コントロールも悪くなるのです。

糖尿病では、血糖値が高い状態が続くことで、免疫機能が低下し、細菌感染に対して身体が弱くなります。そのため、口腔内でも炎症が起こりやすく、歯ぐきの腫れや出血といった歯周病の症状が進行しやすくなるのです。

一方で、歯周病も糖尿病に悪影響を与えます。歯周病によって産生される炎症性物質(サイトカインなど)は、血糖値を上昇させるインスリンの働きを妨げてしまい、血糖のコントロールを難しくしてしまうのです。つまり、歯周病があると、糖尿病がよりコントロールしにくくなり、悪循環に陥ってしまいます。

このため、糖尿病を持つ方にとっては、口腔ケアや歯周病の予防がとても大切です。実際に、歯周病治療を行うことで血糖値(HbA1c)が改善したという研究も多数あります。

とはいえ、歯周病予防だけに頼るわけにはいきません。糖尿病の予防や改善のためには、バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠など、生活習慣の見直しも重要です。特に砂糖や炭水化物の摂りすぎは、歯にも体にも悪影響を及ぼします。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と管理に力を入れています。糖尿病をお持ちの方や、ご家族に糖尿病の方がいる方も、ぜひお気軽にご相談ください。お口の健康を守ることが、全身の健康にもつながります。

2025年7月29日 【歯周病と心筋梗塞の関係って? ― 口から始まる心臓の病気】

「歯周病が心筋梗塞の原因になることがある」…そんな話を聞いたことはありませんか?
実は近年の研究で、歯周病と心筋梗塞との関連が深いことがわかってきました。歯ぐきの病気が、命に関わる心臓の病気につながる可能性があるのです。

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌がたまり、歯ぐきに炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
しかし怖いのは、それだけではありません。歯周病菌が血管内に入り込み、全身に運ばれることで、心臓の血管にも影響を与えることがあるのです。

実際に、心筋梗塞で亡くなられた方の心臓の血管から、歯周病菌(Porphyromonas gingivalisなど)が検出されたという報告もあります。これらの細菌は血管内で炎症を引き起こし、動脈硬化や血栓の形成を促進すると考えられています。
つまり、歯周病があると、心筋梗塞のリスクが高くなるというわけです。

もちろん、心筋梗塞を予防するためには、歯周病のケアだけでは不十分です。バランスの良い食生活、適度な運動、禁煙、そして定期的な健康診断など、全身の健康を意識した生活が大切です。ただ、その入り口の一つとして、「口の中を清潔に保つこと」が重要であると認識することが大切です。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と早期発見・治療に力を入れています。
お口の健康は、全身の健康にもつながります。最近歯ぐきからの出血や腫れが気になる方、またご家族に心疾患のリスクがある方は、ぜひ一度歯科でのチェックをおすすめします。

2025年7月30日 【歯周病と脳梗塞の関係って?】

歯周病はお口の中だけの問題と思われがちですが、実は全身の健康にも深く関わっていることがわかってきています。中でも近年注目されているのが「脳梗塞」との関係です。

歯周病は、歯ぐきの炎症によって歯を支える骨が溶けていく病気ですが、この炎症の原因となる歯周病菌は、血管を通じて全身に広がることがあります。特に、歯周病菌が血液中に入り込むと、血管の内側に炎症を起こしやすくなり、動脈硬化を促進させることが知られています。この動脈硬化が脳の血管で起こると、血流が遮断されて脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。

また、歯周病菌が産生する「内毒素」は、血液を固まりやすくする物質の分泌を促し、血栓を作りやすい状態を作ります。つまり、歯周病が進行すると、脳梗塞の直接的な引き金になる可能性があるのです。

脳梗塞は発症すると、言語障害や麻痺などの後遺症を残すことが多く、生活の質を著しく低下させます。予防のためには、歯周病を早期に発見し、適切に治療することが非常に重要です。

もちろん、歯周病だけを防げば良いというわけではありません。脳梗塞の予防には、食生活の見直しや適度な運動、禁煙、適正体重の維持といった生活習慣の改善も不可欠です。ですが、「お口の健康」が全身の健康の土台になるという視点は、今後ますます重要になっていくでしょう。

当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、歯周病の予防と治療に力を入れております。「最近歯ぐきが腫れている」「歯磨きで出血がある」といった症状がある方は、早めの受診をおすすめします。お口のケアが、あなたの脳の健康を守る一歩になるかもしれません。

2025年8月1日 【「口腔機能低下症って?」〜気づかないうちに進行するお口の老化〜】

「最近、食べ物が飲み込みづらくなった」「滑舌が悪くなった気がする」「口が乾きやすい」…そんな小さな変化、実は“口腔機能低下症”のサインかもしれません。

口腔機能低下症とは、加齢などによりお口の働きが全体的に弱くなっている状態をいいます。咀嚼(そしゃく:噛む力)・嚥下(えんげ:飲み込む力)・発音・唾液分泌など、口腔機能の複数が低下している場合に診断されます。対象年齢は主に50歳以上。しかし本人も気づかないうちに徐々に進行するため、見過ごされがちです。

放置すると、栄養摂取が難しくなり、フレイル(虚弱)やサルコペニア、さらには認知症や誤嚥性肺炎のリスクが高まることも。だからこそ、早めの気づきと対応が大切なのです。

口腔機能低下症のチェックポイントには以下のようなものがあります。

  • 食べこぼしが増えた

  • 硬いものが噛みにくくなった

  • 滑舌が悪くなった

  • 口の中が乾く

  • 飲み込みにくくなった  など

もし当てはまる項目がある方は、歯科医院での評価をおすすめします。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、口腔機能検査や予防的なトレーニングを通じて、お口の健康寿命を守るサポートを行っています。

「まだ大丈夫」と思っていても、気づいたときには進行していることもあるのがこの病気の特徴。早期発見・早期対応がカギです。お口のちょっとした変化を見逃さず、定期的な検診で口腔機能を守りましょう。

2025年8月2日 【「保険の入れ歯と保険外の入れ歯の違いは?」~見た目・快適さ・耐久性の差とは~】

入れ歯を検討されている方からよくいただく質問のひとつに、「保険の入れ歯と保険外(自費)の入れ歯って、どう違うの?」というものがあります。結論から言うと、素材や装着感、見た目、耐久性などに大きな違いがあります。

まず、保険の入れ歯はプラスチック製(レジン床義歯)です。比較的安価に作れる一方で、素材が厚くなりやすく、装着時に違和感を覚えやすいという欠点があります。また、プラスチックは長期間使うと変形やすり減りが生じやすく、半年から1年程度で作り直しが必要になることもあります

一方、保険外(自費)の入れ歯には、金属床やシリコン義歯など、より高品質な素材が使われます。とくに金属床義歯は、土台部分が金属でできているため薄くても頑丈で、装着感も自然。熱の伝わりもよく、食事の温かさや冷たさをしっかり感じられるのも特長です。変形しにくく、丁寧に使えば数年にわたって長持ちすることもあります。

また、見た目の自然さを重視したい方には、金属のバネが目立たない「ノンクラスプデンチャー」なども保険外入れ歯の選択肢のひとつ。口元の見た目にこだわりたい方には大変おすすめです。

もちろん、保険の入れ歯にもメリットはあり、費用を抑えながら最低限の機能を回復したい方には適しています。一方で、より快適に、より長く使える入れ歯を求める方には保険外の入れ歯が適しているでしょう。

福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、保険・保険外の両方の入れ歯について丁寧にご説明し、患者さまのライフスタイルやご希望に合わせた選択肢をご提案しています。入れ歯に関する疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。


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