ここに文章を入力してくだ
はじめまして。
このたび、大阪市福島区鷺洲にて「福島ファミリーデンタルクリニック」を開院いたしました、院長の増田貴行です。
当院は、地域に根ざした“ファミリー向け”の歯科医院として、お子さまからご高齢の方まで、幅広い世代の方々に安心して通っていただけるクリニックを目指しています。
「歯医者さんってちょっと怖い…」というイメージをお持ちのお子さまにも、安心して通ってもらえるよう、明るくあたたかみのある院内環境と、やさしい対応を心がけています。お子さまの予防歯科やフッ素塗布、定期検診はもちろん、大人の方のむし歯治療や歯周病ケア、ホワイトニング、入れ歯のご相談まで、幅広く対応しております。
当院は「家族みんなで通える、地域のかかりつけ歯科医」として、皆さまのお口の健康を一生涯サポートできる存在でありたいと考えています。通いやすさにもこだわり、阪神本線「野田駅」やJR「福島駅」からもアクセスしやすい立地にあります。近隣にお住まいの方、お仕事帰りの方もぜひお気軽にお立ち寄りください。
今後は、このブログを通じて、クリニックのお知らせや歯の健康に関する情報、予防のポイントなども定期的に発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。さい
2025年4月22日【ご予約がより便利に!イーパーク・LINEでの受付スタートしました】
こんにちは、福島区鷺洲にある「福島ファミリーデンタルクリニック」です。当院ではこのたび、より多くの患者様にとって通いやすいクリニックを目指し、ご予約方法をさらに便利にいたしました。これまでのお電話・窓口での予約に加えて、新たに イーパーク と LINE からもご予約いただけるようになりました!
「仕事の合間にスマホでさっと予約したい」「診療時間外でも予約を取りたい」といったご要望にお応えし、24時間いつでも簡単にご予約が可能です。
▼ LINEでのご予約方法
下記のLINE IDをお友だち追加していただくだけで、トーク画面から予約が可能です。
LINE ID:@049igkxi
※「@」も含めて検索してください!
▼ イーパークからのご予約はこちら
スマホやPCからアクセスし、空いている時間を選ぶだけで完了。操作も簡単です!
当院では、虫歯・歯周病の一般歯科はもちろん、小児歯科や予防歯科、ホワイトニングまで幅広い診療に対応しています。地域の皆さまにとって“家族みんなで通える歯医者さん”を目指して、丁寧で安心な診療を心がけております。
「最近歯医者に行けていない」「ちょっと気になることがある」そんなときは、ぜひお気軽にご予約ください。
今後とも福島ファミリーデンタルクリニックをよろしくお願いいたします。
2025年4月23日 【患者様との対話を大切にした歯科治療を】
福島区鷺洲の「福島ファミリーデンタルクリニック」では、患者様とのコミュニケーションを何よりも大切にしています。私たちは、治療の前にしっかりとお話を伺い、お一人おひとりのご希望やお悩みに寄り添った治療計画を立てています。
歯科治療は、痛みを取るだけでなく、見た目や将来の健康にも大きく関わってきます。そのため、治療の選択肢が複数ある場合は、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすくご説明し、納得いただいた上で治療を進めてまいります。
また、「こんなこと相談してもいいのかな?」と感じるような小さなお悩みも、どうぞ遠慮なくお話しください。どんな些細なことでも、丁寧にお応えし、安心して通っていただけるよう努めています。
お子様からご高齢の方まで、すべての世代の方が笑顔で通える歯科医院でありたいと考えています。これからも地域に根ざした「かかりつけ歯科医」として、信頼と安心を大切に診療を続けてまいります。
お口のことでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽に「福島ファミリーデンタルクリニック」へご相談ください。
2025年4月25日 【ゴールデンウィークの過ごし方と“ダラダラ食い”にご注意を】
こんにちは!福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
待ちに待ったゴールデンウィーク。旅行や帰省、のんびりおうち時間など、楽しみ方は人それぞれですね。ただ、そんな楽しいひとときにこそ注意していただきたいのが「ダラダラ食い」です。
長期休み中は、ついついお菓子や飲み物を手元に置いて、テレビやスマホを見ながらちょこちょこと食べ続けてしまう方が多いようです。しかしこの「ダラダラ食い」は、むし歯の大きな原因になります。
食べ物を口にするたびに、口の中は酸性に傾き歯が溶けやすい状態になります。本来は唾液の働きで中性に戻るのですが、頻繁に食べ物が入ってくると、酸性状態が長く続き、歯の再石灰化が間に合わなくなってしまいます。
食べる時間を決めて、食後にはしっかり歯みがきをすることが、ゴールデンウィーク明けも健康なお口を保つ秘訣です。特にお子さんのいるご家庭では、楽しいおやつタイムとメリハリのある生活リズムを意識してみてくださいね。
楽しい連休を、健やかな笑顔でお過ごしください!
2025年4月26日 【ゴールデンウイークに海外旅行予定の方へ】
~海外のフッ素入り歯磨き粉をチェックしてみては?~
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイーク、海外旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか?旅先でのお買い物も楽しみの一つですが、ぜひチェックしていただきたいのが「海外の歯磨き粉」です。
実は、日本で販売されている歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は、海外製品と比べてやや低めです。日本では上限が1500ppmと定められていますが、ヨーロッパやアメリカなどでは、1000ppm~5000ppmまで幅広く、虫歯予防に特化した高濃度フッ素配合の製品も多く販売されています。
特に、虫歯のリスクが高い方や、歯の再石灰化を積極的に進めたい方にとっては、高濃度フッ素の歯磨き粉は非常に有効なケアアイテムです。現地のドラッグストアやスーパーで「Fluoride(フッ素)」の表示をチェックしてみてください。
ただし注意点として、お子様には高濃度フッ素の使用は避け、大人用と子ども用を使い分けることが大切です。また、帰国後も使い続ける場合は、使用方法や頻度について歯科医院でご相談ください。
旅先でのちょっとしたお土産として、未来の自分やご家族のお口の健康を守る「歯磨き粉」を選んでみるのも素敵ですよね。
歯に関するご相談は、福島ファミリーデンタルクリニックまでお気軽にどうぞ!
2025年4月28日 【ゴールデンウイーク中は夜更かしを控えましょう~睡眠と歯の健康の関係~】
こんにちは、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイークは旅行やイベントなど楽しい予定が盛りだくさんですね。しかし、生活リズムが乱れ、ついつい夜更かしが続いてしまう方も多いのではないでしょうか。実は「睡眠」と「歯の健康」には密接な関係があります。
睡眠不足や不規則な生活は、免疫力の低下を引き起こします。免疫力が落ちると、歯ぐきの炎症や歯周病のリスクが高まることが知られています。また、睡眠中は唾液の分泌量が減るため、お口の中が乾燥しやすくなります。唾液には虫歯や歯周病を防ぐ働きがあるため、夜更かしによる乾燥やだらだら食べも、お口のトラブルを招く原因となるのです。
さらに、睡眠不足は歯ぎしりや食いしばりといった無意識の習慣にもつながりやすく、歯に大きな負担をかけることもあります。これらの習慣が続くと、歯がすり減ったり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性もあります。
せっかくのゴールデンウイーク、楽しい思い出とともに健康も守りたいものです。夜更かしを控え、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。
そして、お口の中に違和感や痛みを感じたら、放置せずに早めの受診をおすすめします。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様から高齢者の方まで幅広く診療を行っています。お口の健康に関するご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
2025年4月30日 【ゴールデンウイーク中はタバコを控えて ~タバコと歯周病の関係~】
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
ゴールデンウイーク中はリラックスした時間が増え、「ついタバコの本数が増えてしまう」という方も多いのではないでしょうか。しかし、タバコは歯や歯ぐきにとって大きなリスクとなる習慣です。
タバコに含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、歯周病の進行を早めることがわかっています。しかも、喫煙者は歯ぐきの炎症が目立ちにくく、出血などの初期症状を感じにくいため、気づいたときには重症化していることも少なくありません。
さらに、タバコは免疫機能を低下させるため、歯周病治療の効果も出にくく、治りにくくなってしまいます。また、インプラント治療を検討されている方にとっても、喫煙は成功率を下げる要因となるため注意が必要です。
ゴールデンウイークは、喫煙習慣を見直す良いタイミングでもあります。リラックスしながらも、お口と身体の健康のためにタバコを控えることを意識してみてはいかがでしょうか。
当院では、歯周病の予防・治療に力を入れており、喫煙の影響についてのご相談も受け付けております。お口の健康を守る第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。
2025年5月2日 【ゴールデンウイーク中は甘い物に注意!糖尿病と歯周病の意外な関係】
ゴールデンウイークは、ご家族やご友人と楽しい時間を過ごす絶好の機会ですね。旅行やレジャーだけでなく、ケーキやチョコレート、和菓子などの甘いお菓子を食べる機会も増える時期です。しかし、甘い物の取りすぎは、糖尿病だけでなく歯周病にも悪影響を及ぼすことをご存じですか?
糖尿病と歯周病には密接な関係があります。糖尿病によって免疫力が低下すると、歯茎の炎症が起こりやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。一方で、進行した歯周病が慢性的な炎症を引き起こし、血糖コントロールを難しくすることもわかっています。つまり、糖尿病と歯周病はお互いを悪化させる「負のスパイラル」に陥るリスクがあるのです。
特にゴールデンウイークのような長期休暇中は、生活リズムが乱れやすく、食生活も不規則になりがちです。ついつい間食が増えてしまったり、歯磨きのタイミングが遅れたりすると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
楽しい連休を健康的に過ごすためにも、甘い物は「ほどほど」に。食べた後はしっかりと歯磨きをすること、そして定期的な歯科検診もお忘れなく。
福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、糖尿病のある方への歯周病ケアにも力を入れています。ご心配な方はお気軽にご相談ください。
2025年5月6日 【ゴールデンウイーク最終日。明日からのお仕事に向けてリズムを整えましょう!】
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
長かったゴールデンウイークもいよいよ最終日。お出かけを楽しんだ方、ご自宅でゆっくり過ごされた方、それぞれにリフレッシュできた時間だったのではないでしょうか。
ただ、楽しい連休のあとは、ついつい夜更かしのクセがついてしまうもの。寝る時間や食事のタイミングが乱れがちになり、明日からの仕事や学校に向けて体調を崩してしまうこともあります。
そんなときは、なるべく早めに就寝し、体内リズムを少しずつ戻していきましょう。睡眠不足は体調だけでなく、実はお口の健康にも影響します。免疫力が低下すると歯ぐきが腫れたり、口内炎ができやすくなったりすることもあるのです。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、日常のちょっとした生活習慣とお口の健康の関係についてもアドバイスを行っています。お口の中で気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
明日からまた日常が始まります。無理なく、でも少しずつ切り替えていきましょう。
2025年5月7日 【本日から「ワンコイン検診」をスタートしました!プレゼントもご用意しています♪】
こんにちは、福島区鷺洲にある 福島ファミリーデンタルクリニックです。
地域の皆さまにもっと気軽にお口の健康をチェックしていただきたいという思いから、本日より「ワンコイン検診」(500円)を開始しました!
この検診では、視診による虫歯チェックと歯科相談を行います。
「最近ちょっと歯がしみる」「歯ぐきの腫れが気になる」「どこの歯医者に行けばいいかわからない」など、ちょっとしたお悩みでも大歓迎です。
普段なかなか歯医者に足が向かない方、忙しくて後回しになっていた方も、ぜひこの機会をご利用ください。
お時間も10〜15分程度で終了しますので、お買い物やお仕事の合間にも立ち寄りやすくなっています。
さらに!検診を受けていただいた方には、ちょっと嬉しい歯科グッズのプレゼントもご用意しています。数に限りがありますのでお早めにどうぞ!
お口の健康は全身の健康にもつながります。小さな変化を見逃さず、早めのケアで健康な毎日を送りましょう。
皆さまのご来院を、スタッフ一同お待ちしております!
2025年5月9日 【歯科検診の重要性〜日本と海外の受診率の違い〜】
皆さんは、最後に歯科検診を受けたのはいつでしょうか?実は、日本では歯科検診の受診率が他の先進国と比べて低い傾向にあります。例えば、スウェーデンやアメリカでは年1〜2回の定期的な検診が習慣化されており、80%以上の人が検診を受けています。それに対して日本では、定期検診を受けている人は30%前後と言われています。
この差は、歯の健康状態にも現れています。欧米では「歯を守る」文化が根付き、初期段階での虫歯や歯周病の発見が可能です。一方、日本では「痛くなってから行く」傾向が強く、重症化してから治療を開始するケースが少なくありません。
当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、拡大鏡とレントゲンによる虫歯、歯周病チェック、と歯科相談を中心とした定期検診を実施しています。虫歯の早期発見はもちろん、お口全体の健康管理の第一歩となります。歯の状態は全身の健康にも影響しますので、将来的な医療費削減にもつながります。
今すぐできる健康習慣のひとつとして、ぜひ定期的な歯科検診を取り入れてみてください。あなたの笑顔と健康を守るために、私たちがしっかりとサポートいたします。
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、当院でも積極的に使用している「ラバーダム防湿」についてご紹介します。
ラバーダムとは、ゴムのシートを使って治療する歯を口腔内から隔離する処置です。特に歯の根の中を治療する**歯内治療(根管治療)**では、非常に重要な役割を果たします。
根管内は非常に細く、無菌状態で治療を進めなければ再感染のリスクがあります。ラバーダムを使うことで、唾液や細菌の侵入を防ぎ、治療の精度と成功率が大きく向上します。また、薬剤や器具の誤飲リスクを防ぐという安全面でも有効です。
海外の多くの先進国ではラバーダムの使用が標準となっていますが、日本ではまだ導入していない医院も少なくありません。当院では患者さまの歯を長持ちさせるため、ラバーダム使用を原則としています。
治療中の快適さや安全性が気になる方には特におすすめです。
患者さまにとって安心・安全な治療環境を整えることが、私たちの責任です。
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、当院が歯の根の治療(歯内治療)で使用している「ニッケルチタンファイル」についてご紹介します。
歯の根の中は非常に細く、曲がっていることも多いため、治療には高度な技術と繊細な器具が求められます。
従来はステンレス製の手動ファイルが使われていましたが、柔軟性が低く、治療時間が長くなりがちでした。
そこで当院では、柔軟性と耐久性に優れた「ニッケルチタンファイル(Ni-Tiファイル)」を使用しています。
このファイルは歯の根の複雑な形状にも柔軟に対応でき、より短時間で、効率的かつ精密な根管治療が可能です。
ニッケルチタンファイルは、先進的な歯内療法のスタンダードとして、アメリカやヨーロッパの多くの歯科医院でも採用されています。
当院でも、患者さまの負担を減らしながら、治療の質を高めるために積極的に導入しています。
根の治療は回数がかかることも多いですが、Ni-Tiファイルの導入により時間短縮・通院回数の軽減も期待できます。
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
「歯医者って、なんで何回も通わないといけないの?」
患者さまからよくいただくご質問のひとつです。
実は、虫歯の進行度によって治療の回数は大きく変わるのです。
たとえば、表面だけの小さな虫歯であれば、1〜2回での治療が可能です。
一方で、虫歯が深く進行していて神経にまで達している場合は、神経を取る「根管治療(歯内治療)」が必要になり、4~5回ほどかかることもあります。その後、被せ物を行うのにさらに3回ほどかかります。
これは、歯の根の中を丁寧に洗浄・消毒し、再感染を防ぐために時間をかける必要があるからです。
また、歯の形や根の数は人によって異なり、それに合わせて適切な処置を行うためには数回の通院が必要になるのです。
当院では、できるだけ患者さまの負担を減らすため、ニッケルチタンファイルなどの先進的な器具を導入し、治療の効率化にも努めています。
ですが、それでも**「確実に治す」ためには、必要な回数はどうしても発生します**。
虫歯は早期に発見・治療すれば、それだけ治療回数も少なく済みます。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、視診による虫歯チェックや歯科相談も随時受け付けています。
「まだ痛くないから大丈夫」ではなく、早めの受診で大切な歯を守りましょう。
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
皆さんは「人間の体で一番硬い組織」が何かご存知でしょうか?
それは――**「天然歯のエナメル質」**です。
エナメル質は、歯の一番外側にある白くて硬い層。硬さの指標である「モース硬度」で言うと約6〜7に相当し、鉄にも匹敵するほどの硬さを持っています。
この硬さがあるからこそ、毎日の食事で噛む・すり潰すといった動作に耐えられるのです。
しかし、どんなに硬くても酸や摩耗には弱いという一面もあります。
虫歯菌が出す酸や、歯ぎしり・食いしばり、間違ったブラッシングなどによって徐々に削れてしまうのです。
天然歯は一度削れると、元の状態には二度と戻りません。
だからこそ、毎日のケアや定期的な歯科検診がとても重要です。
当院では、虫歯、歯周病チェックと歯科相談を随時受け付けております。
歯に違和感を感じたときはもちろん、「特に気になるところはないけど、念のため見てほしい」という場合も大歓迎です。
私たちは、できる限り“天然の歯を残す”ことを第一に考えた治療と予防ケアを提供しています。
大切な天然歯を、ぜひ一緒に守っていきましょう。
2025年5月20日 仮歯の必要性とは?
虫歯治療やかぶせ物の治療を行う際、「仮歯」を装着することがあります。仮歯は、一時的なものだからと軽く見られがちですが、実はとても重要な役割を担っています。
まず、仮歯は見た目の回復に役立ちます。前歯の治療中でも、仮歯を装着することで自然な見た目を保つことができ、日常生活でのストレスを減らせます。
次に、歯や歯ぐきの位置を安定させるという大切な機能もあります。仮歯を入れておかないと、周囲の歯が動いたり、かみ合わせがずれたりする可能性があり、最終的な被せ物の精度にも影響を及ぼします。
また、仮歯を使うことで、最終的なかぶせ物の形や高さを試すことができ、最終補綴物の設計にも役立ちます。必要に応じて調整することで、より快適で長持ちする治療結果が得られます。
福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、仮歯の重要性をしっかりと認識し、保険診療でも仮歯を作成しています。患者さまの治療後の快適さと長期的な口腔健康のために、仮歯の工程を省かず、丁寧に対応いたします。
仮歯に関してご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
2025年5月21日 入れ歯作成にかかる通院回数は?
「入れ歯を作りたいけれど、どれくらい通う必要があるの?」というご質問を多くいただきます。お仕事や介護などでお忙しい方にとって、通院回数はとても重要なポイントですよね。
入れ歯の作成には、通常4~6回程度の通院が必要です。以下はその流れです:
初診・診断:お口の状態を確認し、必要に応じて虫歯や歯周病の治療を優先します。
型取り(印象採得):お口の型を取り、入れ歯の土台となる模型を作成します。
噛み合わせの記録(咬合採得):しっかり噛めるよう、顎の動きや噛み合わせを確認します。
試適(仮合わせ):仮の入れ歯をお口に合わせ、見た目やフィット感を確認します。
完成・装着:入れ歯を完成させてお渡しし、必要に応じて調整を行います。
完成後も数回の調整の通院が必要になることがあります。特に最初は痛みや違和感が出ることもあるため、使いながら微調整していくことが大切です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者さまのスケジュールや体調に配慮しながら、できる限り少ない通院回数で快適な入れ歯をご提供できるよう心がけています。保険診療での入れ歯作成も対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
2025年5月23日 【麻酔が苦手なお子さまへ──“魔法のシール”で優しい歯科治療】
「麻酔が怖い…」「注射が嫌…」
歯科治療を嫌がるお子さまの多くは、麻酔に対する恐怖心が原因です。針を見るだけで泣いてしまう、暴れてしまうというケースも少なくありません。
そんなお子さまの不安を和らげるために、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、“魔法のシール”を使った表面麻酔を取り入れています。
この“魔法のシール”とは、麻酔用のジェルが染み込んだパッチ型の表面麻酔剤のこと。治療前に歯ぐきにシールを貼っておくことで、麻酔注射のチクッとした痛みを感じにくくします。
このシールのおかげで、麻酔の注射に気づかないお子さまもいるほどです。「知らないうちに終わった!」と笑顔になるお子さまもいて、ご家族からも好評をいただいています。
当院では、お子さまの年齢や性格に応じて、無理のないペースで治療を進めます。治療の前にはしっかりと説明を行い、不安を和らげる工夫をしています。もちろん、保護者の方の同席も可能です。
子どもの頃に感じた恐怖心が、大人になってからの“歯医者嫌い”につながることもあります。だからこそ、小さな頃から「歯医者は怖くない」と感じてもらえるような経験が大切です。
お子さまの歯の治療や予防ケアは、ぜひ福島ファミリーデンタルクリニックにお任せください。やさしく、楽しく、痛みの少ない診療を心がけています。
2025年5月23日 【初めての歯医者さん ~小さなお子さまが安心して通えるために~】
はじめて歯医者さんに行くとき、お子さまにとってはとても大きな出来事です。知らない場所、見慣れない器具、聞き慣れない音…。不安になって当然です。そんな初めての歯科体験を、できるだけ楽しく、安心して過ごしていただけるよう、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、いきなり治療に入ることはせず、まずは「歯医者さんってどんなところ?」を知ってもらうところからスタートします。
最初の来院では、診療チェアに座ってみたり、鏡でお口の中を見てみたり、実際に歯ブラシを使って正しい磨き方を練習したりします。器具に触れてもらい、音や動きを見てもらうことで、徐々に慣れてもらえるよう心がけています。
保護者の方には、お子さまの反応を一緒に見ながら、今後の診療計画を丁寧にご説明します。無理に治療を進めることはありませんので、ご安心ください。
「歯医者さん=こわいところ」というイメージを持たずに済むように、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまのペースに合わせて、やさしく丁寧にサポートいたします。
小さな一歩を、大きな自信に。お子さまの歯の健康を守る第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?
2025年5月27日 【治療を頑張った子どもには「ガチャガチャ」のご褒美を♪】
こんにちは!福島区鷺洲にある【福島ファミリーデンタルクリニック】です。
歯医者さんって、大人でもちょっぴり緊張しますよね。もちろんお子さまにとっても、それは同じ。時には怖くて泣き出してしまう子もいます。それでも私たちは「歯医者さん=怖いところ」ではなく、「頑張れば嬉しいことがあるところ」と思ってもらえるように、さまざまな工夫をしています。
そのひとつが、治療を頑張ったお子さまに「ガチャガチャのご褒美」!
当院では、治療を最後まで頑張ったお子さまに、特別にガチャガチャを回してもらっています。どれが出てくるかはお楽しみ♪ 子どもたちの目がキラキラ輝く瞬間は、私たちにとっても嬉しいご褒美です。
こうしたちょっとした工夫が、子どもたちの「次もがんばろう!」につながります。初めての歯医者さんデビューも、怖がりのお子さまも、ぜひ一度当院へお越しください。お子さま一人ひとりのペースに寄り添い、笑顔で帰っていただけるよう、スタッフ一同サポートいたします。
これからも地域に根ざした、家族みんなのかかりつけ歯科として、お子さまの健やかな成長をサポートしてまいります!
2025年5月28日 【虫歯ゼロを目指して!お子さまの正しい歯磨き方法を伝授します】
こんにちは。福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】です。
お子さまの大切な歯を虫歯から守るために、最も重要なのが「毎日の歯磨き」です。特に乳歯はエナメル質が薄く、虫歯になりやすいため、正しい磨き方を小さいうちから身につけることがとても大切です。
当院では、お子さま一人ひとりに合わせた**歯磨き指導(ブラッシング指導)**を行っております。お子さま自身が楽しみながら覚えられるように、わかりやすく、やさしい言葉でお伝えします。
ご家庭でもできるポイントは、以下の3つ:
仕上げ磨きを習慣にする(小学3~4年生まではおすすめ)
歯ブラシは毛先が開いていないものを使う
就寝前の歯磨きを丁寧に行う
「きちんと磨いているのに虫歯になってしまう…」という場合、磨き残しや磨き方に原因があることも。ぜひ一度、当院で歯磨きチェックを受けてみませんか?
虫歯ゼロの笑顔を目指して、私たちと一緒に正しいケアを身につけていきましょう!
2025年5月30日 【虫歯ゼロを目指して。フッ素塗布またうがいで予防効果アップ!】
虫歯は、小さな子どもから大人まで誰にでも起こる身近な病気です。しかし、正しいケアを続ければ「虫歯ゼロ」も夢ではありません。まず基本となるのは、毎日の丁寧な歯磨き。食後や就寝前のブラッシングを習慣づけることが大切です。
それに加えて、フッ素を活用することで虫歯予防の効果はさらに高まります。フッ素は歯の再石灰化を促し、エナメル質を強くしてくれる成分です。歯科医院で行う「フッ素塗布」は高濃度のフッ素を使用し、定期的に行うことで虫歯になりにくい強い歯をつくります。また、ご自宅で「フッ素入り洗口液」を使ったうがいを取り入れることも非常に有効です。
当院、福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様から大人の方まで、ライフスタイルに合わせた虫歯予防をご提案しています。フッ素塗布や正しい歯みがき指導など、予防を中心とした診療を大切にしています。
虫歯になってから治すのではなく、「虫歯にならない環境をつくる」ことが大切です。歯科医院での定期的なケアとご家庭でのセルフケア、どちらもバランスよく続けていきましょう。福島ファミリーデンタルクリニックが、皆さまの“虫歯ゼロ”を全力でサポートいたします。
2025年6月2日 【乳歯は永久歯より虫歯になりやすい?その理由と対策について】
お子さまの乳歯は、永久歯と比べて虫歯になりやすいことをご存知でしょうか?乳歯のエナメル質や象牙質は永久歯に比べて薄く、虫歯菌によって歯が侵されるスピードがとても早いのが特徴です。そのため、気づいた時にはすでに虫歯が進行していることも少なくありません。
「どうせ生え替わるから大丈夫」と思ってしまう方もいますが、乳歯の虫歯を放置してしまうと、永久歯の歯並びや噛み合わせ、さらには顎の発達に悪影響を及ぼすことがあります。また、乳歯の虫歯菌は周囲の歯や口腔内全体にも広がる可能性があり、将来的な虫歯リスクにもつながります。
虫歯の進行を防ぐためには、定期的な歯科検診と早めの治療が大切です。小さなうちから歯科医院に慣れておくことで、治療への恐怖心も少なくなり、健康な永久歯へのバトンタッチがスムーズになります。
福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、小児歯科にも力を入れています。お子さま一人ひとりに合わせたケアと予防指導で、虫歯になりにくいお口づくりをサポートします。
乳歯は見た目以上に大切な役割を果たしています。虫歯が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年 6月3日 【乳歯が萌えたらすぐ歯科受診を!虫歯予防と“慣れる力”を育てよう】
赤ちゃんの最初の乳歯は、生後6ヶ月ごろに下の前歯から生えてくるのが一般的です。
「まだ1本しか生えていないのに歯医者さんに行くの?」と思われるかもしれませんが、実はこの時期こそが初めての歯科受診に最適なタイミングです。
歯が生え始めると同時に、お口の中に虫歯菌が住みつきやすくなります。さらに、離乳食のスタートに伴い、食べかすや糖分が歯に残ることも増えてきます。
そのため、乳歯が萌えたら早めに歯科医院で虫歯予防のケアや生活習慣のアドバイスを受けることがとても大切です。
もうひとつの大きなメリットは、**「歯科医院に慣れる」**ということ。小さいうちから定期的に通うことで、治療が必要になった時にも怖がらずに受診できるようになります。歯医者さんを“怖い場所”ではなく“お口の健康を守る場所”として体験することが、将来の歯科への苦手意識を減らしてくれます。
福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、0歳からの歯科受診を推奨しています。お子さまの成長に合わせた予防ケアやブラッシング指導を丁寧に行い、ご家族と一緒にお口の健康を守っていきます。
「まだ早いかな?」と思わずに、乳歯が見え始めたらお気軽にご相談ください。小さな一歩が、一生ものの歯の健康へとつながります。
2025年6月4日 【「ポカン口」は要注意!お口が開きっぱなしだと起こるリスクとは?】
お子さんやご自身に「口がいつも開いている気がする…」と感じたことはありませんか?
実はその“ポカン口”は、見た目の問題だけでなく虫歯・歯周病・噛み合わせ不全など、さまざまなリスクと深く関係しています。
ポカンと口が開いた状態が習慣化していると、唇や頬の筋力が低下し、唾液が乾きやすくなります。唾液には口の中をきれいに保ち、虫歯菌の繁殖を抑える働きがありますが、口が開いているとその効果が発揮されにくくなるのです。
また、口呼吸が習慣になると、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れ、顎の発育にも影響します。とくに成長期の子どもにとっては、顔つきや発音にも関係する重要な問題です。
さらに、口が開いている状態では舌の位置も不安定になり、正しい飲み込みや発音ができにくくなってしまいます。
このようなトラブルを防ぐためにも、日常的に口を閉じる意識を持つこと、そして口周りの筋肉を鍛えるトレーニングや呼吸指導が必要です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまから大人まで、口腔筋機能(MFT)や姿勢・呼吸のアドバイスも含めた総合的な診療を行っています。
「うちの子、口がよく開いてるかも…」
「最近、口呼吸が気になる…」
そんなお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
“ポカン”と開いたお口が、健康なお口に変わるお手伝いをいたします。
2025年6月6日 【長期のおしゃぶりや指しゃぶりは危険?—かみ合わせや発音への影響とは】
赤ちゃんや小さなお子さんが行う「おしゃぶり」や「指しゃぶり」は、安心感を得たり、眠りにつきやすくなるなど、一時的には有益な面もあります。しかし、これらの習慣が長期化すると、思わぬリスクを招くことがあります。
最も代表的な問題は「かみ合わせの異常(不正咬合)」です。長期間にわたって指やおしゃぶりを口に入れていると、前歯が前に突き出したり、上下の歯がしっかり噛み合わなくなる「開咬(かいこう)」と呼ばれる状態になりやすくなります。このようなかみ合わせの乱れは、将来的な歯並びやあごの発達にも悪影響を及ぼすことがあります。
さらに、構音障害(こうおんしょうがい)、つまり発音の問題も起こりやすくなります。舌の動きが制限されたり、正しい口の形をつくりにくくなることで、「さ行」「た行」などの発音が不明瞭になることがあり、言語発達にも影響が出ることがあるのです。
一般的には、3歳ごろまでにやめるのが理想的とされています。無理にやめさせるのではなく、少しずつ他の方法で安心感を得られるような工夫をしていくのがポイントです。
お子さまの指しゃぶりやおしゃぶりが気になる方は、ぜひ一度、歯科医師に相談してみてください。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの歯並びや口腔習癖に関するご相談も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
2025年6月9日 子どもが歯医者を怖がって治療ができない…そんな時は「サホライド」という選択肢があります
「うちの子、歯医者が苦手で泣いてしまって治療ができません…」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方はとても多いです。
特に初めての虫歯治療では、器具の音や雰囲気が怖くて、イスに座ることすら難しいお子さまも少なくありません。
そこで、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、「サホライド(フッ化ジアンミン銀)」というお薬を使って、虫歯の進行を一時的に止める方法をご提案しています。
サホライドは、虫歯の部分に塗布することで、虫歯菌の活動を抑えて進行を防ぐ効果があります。
本格的な治療をする前にサホライドで虫歯の進行を抑え、徐々にお子さんが歯医者に慣れてきた段階で、改めて治療を行うことができます。
注意点として、サホライドを塗った部分は黒く変色しますが、痛みはなく処置もすぐに終わります。
子どもが泣き叫んで治療を無理に行うより、**「まずは慣れること」**を優先するほうが、将来的に歯医者への信頼にもつながります。
お子さまのペースに合わせた治療法を一緒に考えていきましょう。
気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年6月10日 【子どもの虫歯治療は“午前中の通院”がおすすめです】
お子さまの歯科治療を予約する際、つい「保育園・幼稚園・学校が終わってから」「仕事の後に」など、午後や夕方の時間帯を選びがちではないでしょうか?
ですが実は、虫歯治療などの集中力が必要な処置は、午前中の方がスムーズに進むことが多いのです。
特に3歳〜6歳くらいのお子さんは、午後になると体力も気力も低下しやすく、疲れてグズったり、落ち着いてイスに座っていられないこともしばしばあります。
一方、午前中は体も頭もスッキリしていて集中力が高く、治療中の我慢や指示への理解がしやすくなるため、結果的に治療時間も短くなり、成功率も高まります。
また、お子さまの「歯医者さんは怖くない」というイメージ作りのためにも、無理なく終えられるタイミングでの通院が大切です。
最初の印象が良ければ、今後の定期検診や予防ケアにも前向きになれます。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの年齢や生活リズムに配慮しながら、通院時間のご提案もさせていただきます。
「歯医者さんに行かせるのが大変で…」という方は、ぜひ一度、午前中の通院をご検討ください。
お子さまもご家族も、もっと楽に通えるようになるかもしれません。
2025年6月11日 【赤ちゃんの抱っこの仕方が将来の歯並びに影響するかもしれません】
赤ちゃんを育てるうえで、毎日欠かせない「抱っこ」。
ですが、実はこの抱っこの仕方によって、将来の歯並びに影響が出ることがあるのをご存知でしょうか?
特に注意したいのは、赤ちゃんの首や頭が後ろに垂れ下がるような不安定な抱っこ。このような姿勢が続くと、舌の位置や口の周囲の筋肉のバランスが乱れやすくなり、それが原因で口呼吸や嚥下(えんげ)の癖につながり、歯並びやあごの発達に悪影響を及ぼす可能性があります。
本来、赤ちゃんの舌は上あごに自然とくっついている状態が理想です。この舌の位置がずれると、あごが十分に発育せず、将来的に「出っ歯」や「受け口」などの不正咬合につながることもあります。
正しい抱っこのポイントは、
首がぐらつかないようしっかり支えること
頭と背中がまっすぐになるような姿勢を保つこと
長時間同じ姿勢にならないよう適宜変えること
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、小さなお子さまの歯の健康を守るため、こうした日常のちょっとした習慣についてもアドバイスを行っています。
「まだ歯が生えていないから大丈夫」と思われがちですが、歯並びや口腔機能の土台は、赤ちゃんのうちから作られています。
抱っこの仕方や育児のちょっとした不安があれば、お気軽にご相談ください。
2025年6月13日 【子どもの手づかみ食べ、実は歯並びにもいいんです!】
「また手で食べてる!」「ちゃんとスプーン使って!」
そんな風に、毎日の食事でイライラしてしまうこと、ありませんか?でも実は、子どもの“手づかみ食べ”には、体の発達だけでなく「歯並び」にもよい影響があるんです。
手で食べるという行動は、「自分で食べたい」という意欲の表れ。自分のタイミングで口に運び、噛んで、飲み込むという一連の流れを体験することで、口周りの筋肉や舌の動き、顎の発達が自然と促されます。これが、将来の歯並びにとってとても大切。
逆に、大人が過剰に介助したり、早くからスプーンを使わせすぎると、噛む・飲み込む・唇を閉じるといった「口の機能」が育ちにくくなる可能性もあるんです。
もちろん、ベタベタになったり、床が汚れたりと大変な面もあります。でも、これはほんの短い時期だけ。今しかできない「育ち」のプロセスとして、ぜひ見守ってあげてくださいね。
福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、お子さまの発達や歯並びについてもご相談を受け付けています。
「うちの子、大丈夫かな?」と気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年6月14日 【食育と歯の深〜い関係。「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」が大切!】
「硬いものを食べると顎が強くなる」「柔らかいものばかりじゃダメ」——
よく聞く言葉ですが、実はどちらも“極端”はNG。大切なのは“バランス”と“食べ方”です。
柔らかいものばかりを食べていると、噛む回数が減り、顎や口の筋肉が十分に発達しません。その結果、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
では、硬いものばかりを食べればいいのかというと、それも違います。過度に硬い食品ばかり食べていると、歯や顎関節に負担がかかり、逆にトラブルを引き起こすこともあります。
大事なのは「よく噛んで食べること」——。食べ物の硬さや食材の種類をバランスよく取り入れながら、左右両方の歯を使ってしっかり噛むことが、お口の発達や正しい歯並びにつながります。
また、食べる姿勢や飲み込み方など「食べ方の習慣」も、子どもの口腔発達に大きな影響を与えます。テレビやスマホを見ながらの“ながら食べ”を避け、きちんと座って食べることも、実はとても大切なんです。
福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、こうした「食育」と「歯の健康」に関するご相談も受け付けています。
日々の食事が、未来の健康なお口を育てる第一歩です。気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
2025年6月17日 【間食のルール、できていますか?「だらだら食べ」は虫歯のもと!】
「子どもがすぐお腹をすかせて何か食べたがる…」「ついついおやつをダラダラとあげてしまう…」
そんな悩みを持つ保護者の方、多いのではないでしょうか?
でも、注意したいのが“だらだら食べ”。食べ物や飲み物が長時間口の中にある状態が続くと、虫歯のリスクがぐんと上がってしまうのです。
虫歯菌は、食べ物に含まれる糖分をエサにして酸を出し、その酸が歯を溶かします。食べるたびに口の中は酸性に傾き、唾液の力で中和されるまでに時間がかかります。間食が頻繁でだらだら続くと、歯が酸にさらされる時間が長くなり、結果として虫歯になりやすくなるのです。
予防のポイントは2つ。「時間を決めて食べる」「水分は無糖の水かお茶を選ぶ」こと。
おやつは1日1~2回、時間を決めて与えるようにしましょう。食べ終わったらしっかり歯磨き、もしくはお口をゆすぐだけでも◎。ジュースや乳酸飲料は糖分が多く含まれているため、頻繁に飲ませるのは控えめに。水やお茶がおすすめです。
福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、お子さまの食習慣や虫歯予防のアドバイスも行っています。
「ちょっとしたこと」が、お子さまの未来の歯の健康を守ります。気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
2025年6月18日 【暑い夏にご用心!「ペットボトル症候群」って知っていますか?】
これからの季節、心配なのが「脱水症状」。特に子どもや高齢者は体温調整が苦手で、こまめな水分補給がとても大切です。
ただし、ここで注意したいのが「何を飲むか」。
ついつい飲みやすいジュースやスポーツドリンクに手が伸びがちですが、これらには意外と多くの糖分が含まれています。
その結果起こるのが「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)」です。
これは糖分を多く含む飲み物を頻繁に飲むことで、血糖値が乱高下し、体にさまざまな不調をもたらす状態。
口が渇く → 甘い飲み物を飲む → また喉が渇く…という悪循環に陥りやすく、気づかないうちに糖尿病のような症状を引き起こすケースも。
そしてもうひとつ大きな問題が「虫歯」。
糖分が口の中に常にある状態が続くと、虫歯菌が活発に働き、虫歯のリスクも格段に上がってしまいます。
暑い日の水分補給には、「お茶」や「お水」がおすすめ。無糖で口にもやさしく、体にも負担がかかりません。
特にお子さまには、習慣づけがとても大切です。
福島区鷺洲の【福島ファミリーデンタルクリニック】では、季節ごとの口腔ケアや生活習慣に関するご相談も受付中です。
「気づいたときがケアの始めどき」。夏の健康習慣、今から見直していきましょう!
2025年6月20【日子供の歯ぎしり、ほっておいても大丈夫?】
「子供が寝ているときにギリギリと歯ぎしりをしていて心配…」そんなご相談をよく受けます。確かに大人の歯ぎしりは歯へのダメージやストレスのサインとされますが、子供の場合は少し事情が異なります。
実は、子供の歯ぎしりは“成長のあかし”とも言えるもの。顎の発達や噛み合わせの調整を行っている自然な行動の一つです。特に乳歯から永久歯に生え変わる時期(3歳〜小学生頃)に多く見られます。多くの場合、成長とともに自然とおさまっていきますので、過度に心配する必要はありません。
ただし、歯がすり減っていたり、日中も食いしばりがある、イライラしているなどの様子があれば、ストレスが原因の可能性も。気になる症状があれば、一度歯科で相談することをおすすめします。
当院では、お子様の歯ぎしりに関しても丁寧に診察を行い、必要に応じてアドバイスやケア方法をご提案しております。
お子様の成長を見守るうえで、歯の健康はとても大切な要素です。少しでも不安があれば、お気軽にご相談ください。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様の健やかな口腔発達をサポートしています。
2025年6月21日 【哺乳瓶で虫歯?歯並びにも影響があるって本当?】
赤ちゃんのお世話に欠かせない哺乳瓶。実は、この哺乳瓶も「使い方」や「使う期間」によって、虫歯や歯並びに影響を与えることがあります。
特に注意したいのが、哺乳瓶でジュースやミルクを頻繁に与えること。長時間口の中に糖分が残ることで、乳歯に虫歯ができやすくなってしまいます。寝る前や寝ながら哺乳瓶を使ってしまうと、唾液の分泌が減り、虫歯リスクがさらに高まります。
また、哺乳瓶を長く使い続けることで、前歯が前に出たり、上下のかみ合わせにズレが出てくることもあります。乳幼児の口腔機能はとても柔軟で、指しゃぶりやおしゃぶりと同様、哺乳瓶も習慣化すると歯並びに影響を与えるのです。
哺乳瓶の使用は、1歳半ごろを目安にコップやスプーンへ移行することが望ましいとされています。完全にやめるのが難しい場合でも、少しずつ使用頻度や時間を減らしていきましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、赤ちゃんや小さなお子様の歯の健康管理についても丁寧にアドバイスしております。哺乳瓶の使用や虫歯、歯並びの心配がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年6月23日 【子供の生活環境は汚すぎず、綺麗すぎずがベスト】
子育て中、子供の健康を守るために清潔な環境を整えるのはとても大切なことです。しかし、実は「綺麗すぎる環境」が子供の免疫力に悪影響を与えてしまうこともあるのをご存知でしょうか?
私たちの体には、外から入ってくるウイルスや細菌に対して防御する「免疫力」が備わっています。特に乳幼児期や幼少期は、さまざまな菌に触れることで免疫のしくみが育っていく大切な時期です。
ところが、あまりにも除菌や殺菌を徹底しすぎてしまうと、子供が免疫を学ぶ機会を奪ってしまい、逆にアレルギーや感染症に弱くなってしまうこともあるのです。
とはいえ、汚れ放題の不衛生な環境が良いというわけではありません。大切なのは「適度な清潔さ」。例えば、外でたくさん遊んで泥だらけになるのは問題ありませんが、食事前やトイレ後にはきちんと手を洗う、といった基本的な衛生習慣はしっかり守りましょう。
親としては、どうしても「菌=悪いもの」と思いがちですが、子供の健やかな成長には“適度なばい菌とのふれあい”も必要不可欠です。子供が健康で丈夫な体を作るために、過剰に神経質になりすぎない子育てを意識してみましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、子供の発育や健康に関するご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。
2025年6月24日 【妊娠中でも歯科治療はできるの?】
妊娠中に歯科治療を受けてよいのか、心配される方は少なくありません。実は、妊娠中でも歯科治療は可能です。ただし、治療の「タイミング」がとても大切です。
妊娠初期(妊娠4ヶ月未満)は、胎児の器官形成期にあたるため、できるだけ緊急性のない治療は避け、応急処置にとどめるのが一般的です。一方、妊娠中期(安定期:妊娠5~7ヶ月ごろ)は、最も治療に適した時期とされています。この時期であれば、通常のむし歯治療や歯石取りなど、ほとんどの処置が可能です。
妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)は、お腹が大きくなり、長時間の診療が負担になりやすいため、無理のない範囲での対応となります。
また、妊娠中はホルモンの影響で「妊娠性歯肉炎」などが起きやすく、お口の中のトラブルが増える時期でもあります。妊婦さん自身の健康はもちろん、赤ちゃんの健康にもつながるため、定期的な歯科受診をおすすめします。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、妊婦さんにも安心して治療を受けていただけるよう、体調や妊娠週数に応じて配慮しながら診療を行っています。気になる症状がある方や、妊娠中の歯科健診をご希望の方は、ぜひご相談ください。
2025年6月25日 【食後にはキシリトールガムを?】
「キシリトールガムって本当に歯にいいの?」と思ったことはありませんか?実は、食後にキシリトールガムを噛むことは、むし歯予防にとても効果的なのです。
食事や甘い物を食べた直後、口の中は酸性に傾きます。このとき、歯の表面(エナメル質)は脱灰と呼ばれる“溶け始め”の状態に入ります。特に、pH5.5以下になるとむし歯の原因になりやすいのです。
ここで活躍するのが「キシリトールガム」です。キシリトールにはむし歯の原因となるミュータンス菌の働きを弱める効果があり、酸をつくらせない性質があります。さらに、ガムを噛むことで唾液がたくさん分泌され、口腔内の酸性環境を中性に戻す手助けをしてくれるのです。
唾液は天然のクリーニング液であり、酸の中和だけでなく、初期むし歯の再石灰化を促す役割も持っています。つまり、食後にキシリトールガムを噛むことで、むし歯のリスクをグッと下げることができるというわけです。
ただし、ガムは「無糖」で「キシリトール100%配合」に近い製品を選ぶことが大切です。また、長時間の咀嚼が難しい方や、顎関節症の方は注意が必要です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、日常のちょっとした習慣を見直すことで、むし歯や歯周病を防ぐ方法をご提案しています。
「歯みがき以外でもできる予防法を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください!
転倒やスポーツ中の衝突など、突然の事故で歯が抜けてしまった…そんな時、あなたはどう対応しますか?
実は、正しい応急処置をすれば、歯を元に戻せる可能性があります。まず最も大切なのは「抜けた歯を探す」こと。落ちた歯を丁寧に探し、絶対に根の部分(歯の先端)を触らないようにしましょう。
見つけた歯は、**水で洗わないでください。水で洗うと、大切な細胞が流れてしまい、歯を再植する成功率が下がってしまいます。
代わりに、牛乳に浸すか、可能であれば歯科専用の保存液(ティースキーパーなど)**に入れてください。また、保存するものがない場合は、自分の口の中(舌の下)にそっと入れておくのも一つの方法です。
その後は、**できるだけ早く歯科医院へ!**時間が経つと、歯の再植は難しくなります。30分以内が理想ですが、1時間以内なら再植できる可能性があります。
いざという時のために、知っておくと命運を分ける応急対応。お子さまがいるご家庭や、スポーツをされている方は特に覚えておいて損はありません。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、外傷による歯のトラブルにも対応しております。事故などで歯が抜けた際には、慌てずにご相談ください。
2025年7月1日 【歯の萌える順番と本数。おうちでチェックしてみましょう】
「うちの子、もう〇歳だけど歯の本数ってこれで合ってるのかな?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?乳歯や永久歯には萌える(生える)順番と時期があり、それを把握しておくことで、お子さまの歯の成長が順調かどうかを確認する手がかりになります。
まず、乳歯は生後6か月ごろから下の前歯(下顎中切歯)から萌え始め、2歳半ごろまでに20本がそろいます。
その後、6歳ごろから永久歯への生えかわりが始まり、最終的に12歳ごろまでに28本(親知らずを除く)が生えそろうのが一般的です。
永久歯の萌出順も、前歯から始まり、6歳臼歯(第一大臼歯)→前歯→犬歯→小臼歯→第二大臼歯という流れで進んでいきます。特に第一大臼歯は生えかわりではなく、新しく生えてくる歯なので、気づかれにくく、むし歯になることも。
大切なのは、「何歳で何本?」という目安を知り、本数が少ない、順番が違う、なかなか生えてこないなどの異常が見られた場合には、早めに歯科を受診することです。
歯の数が少ない「先天性欠如歯(生まれつき歯の本数が足りない)」というケースもあり、早期発見で今後の治療計画がスムーズになります。
ぜひおうちで、お子さまのお口の中を一度チェックしてみてくださいね。
気になることがあれば、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックまでご相談ください。お子さまの成長に合わせた丁寧な診療を行っています。
2025年7月2日 【フロスと歯ブラシ、どっちが先?答えは意外にも…?】
「フロスって、歯ブラシのあとに使うものじゃないの?」と思っている方、多いのではないでしょうか。実は、近年の研究によるとフロスを先に使う方が歯がよりきれいになるという結果が出ています。
まず、フロスを先に使うことで歯と歯の間の歯垢を取り除けるため、そのあとに使う歯磨き粉のフッ素が歯の隙間にまでしっかり浸透することがわかっています。つまり、フロス→歯ブラシの順番の方が虫歯予防や歯周病予防により効果的なんです。
逆に歯ブラシを先にしてしまうと、歯の表面の汚れは落ちても、フロスで最後にかき出した汚れがそのまま残ってしまう可能性があります。せっかく磨いたのに、ちょっともったいないですね。
もちろん、順番も大事ですが、「毎日しっかり行うこと」が一番大切です。特にフロスは習慣化していない方も多いですが、1日1回、寝る前だけでも効果は十分です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、正しいフロスの使い方や、お口の状態に合わせたケア方法を丁寧にお伝えしています。「自分の磨き方で大丈夫かな?」と不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。
2025年7月4日 【エナメル質形成不全とは? 〜ビタミンD不足が関係する歯のトラブル〜】
エナメル質形成不全とは、歯の一番外側を覆っている「エナメル質」がうまく作られない状態を指します。通常、エナメル質は非常に硬く、歯を虫歯や酸から守る大切な役割を果たしています。しかし、形成不全があるとエナメル質が薄かったり、一部欠けていたり、色が白濁していたりすることがあり、見た目や虫歯のリスクにも影響を及ぼします。
この形成不全の原因はさまざまですが、近年注目されているのが「ビタミンDの欠乏」です。ビタミンDは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、特に乳幼児期の不足はエナメル質の発育に悪影響を及ぼすことが分かっています。ビタミンDは日光に当たることで皮膚から生成されますが、近年は日焼け対策や屋内での生活が増えたことで不足しがちです。
エナメル質形成不全は乳歯にも永久歯にも起こり得ます。特に永久歯の前歯や奥歯に現れると、見た目の問題だけでなく、歯がもろく虫歯になりやすいという実用的な問題も生じます。早期発見・対処が非常に重要です。
お子様の歯に白い斑点やざらつき、色の違いが見られる場合は、エナメル質形成不全の可能性があります。放っておくと虫歯になりやすくなるため、ぜひ一度歯科医院で診てもらいましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子様の歯の健康を守るための定期検診や栄養相談にも対応しています。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年7月5日 【「シーラントって?」永久歯がはえたての時期におすすめのむし歯予防法】
「シーラント」という言葉、聞いたことはありますか?
これは、子どもの奥歯にできる“むし歯”を防ぐための、とても有効な処置のひとつです。
奥歯(とくに6歳臼歯などの永久歯)は、表面に深い溝があり、食べかすや汚れがたまりやすい構造をしています。しかも、はえたての歯は表面のエナメル質が未成熟なため、むし歯になりやすいのです。
シーラントでは、その溝にレジン(歯科用プラスチック)を埋めて、むし歯菌が入り込まないようにふたをすることで、むし歯予防効果を発揮します。処置は痛みもなく、削る必要もなく、数分で終わる簡単な処置です。
とくに効果的なのは、6歳ごろに生えてくる「6歳臼歯」や、12歳前後の第二大臼歯。これらの歯が生えてきたタイミングで、早めにシーラント処置を行うと、将来のむし歯リスクを大きく下げることができます。
もちろん、シーラントをしたからといって完全にむし歯にならないわけではありません。歯磨きや定期的なメンテナンスは必須です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまの歯の状態をしっかり確認し、必要に応じてシーラント処置を行っています。
お気軽にご相談ください。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。今回は「癒合歯(ゆごうし)」「癒着歯(ゆちゃくし)」と呼ばれる、少し珍しい乳歯のお話をします。
癒合歯とは、本来は別々に生えるはずの2本の歯の芽(歯胚、神経)が、成長の途中でくっついてしまい、1本の大きな歯のようになっている状態です。一方、癒着歯は神経は繋がってはいないが、歯が2本くっついている状態です。
これらは主に乳歯に多く、特に前歯部(前の方の歯)でよく見られます。見た目が左右非対称であったり、歯が1本少なく見えるなど、保護者の方が気づくこともあります。
癒合歯や癒着歯は、必ずしも治療が必要とは限りません。実は、多くの場合は経過観察となることが多いのです。ただし、注意が必要なのは将来の永久歯への影響や歯並びです。癒合した乳歯の下に永久歯が存在しない場合や、永久歯がうまく生えてこないケースもあります。また、歯の幅が大きいため、隣の歯との隙間がうまく確保できず、歯並びが乱れることもあります。
もう一つのリスクが虫歯です。癒合歯は溝が深かったり、歯の形が複雑なため、どうしても磨き残しが多くなり、虫歯になりやすい傾向があります。乳歯の虫歯でも、放っておくと痛みや噛みにくさが出てくるだけでなく、永久歯の位置にも影響を与えることがあるため、虫歯予防はとても重要です。
当院では、癒合歯や癒着歯の状態を定期的にチェックし、必要があればレントゲンで永久歯の有無や位置も確認します。特に、癒着歯では自然に抜けにくいことがあるため、タイミングを見て抜歯を検討することもあります。
お子さまの歯の形が気になる、永久歯がなかなか生えてこないなど、気になることがあればお気軽にご相談ください。私たちは、お子さまの将来の歯並びを見据えた丁寧な診療を心がけています。
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
6月といえば、毎年「学校歯科検診」の季節ですね。多くの保護者の方が、学校からもらってくる「歯科検診の結果通知」に目を通されていると思いますが、今回はその検診がどんな内容なのか、そしてどう活かすべきかをお伝えします。
学校歯科検診は、文部科学省の指導のもと、全国の学校で毎年実施されている健康診断の一環です。対象は主に幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校の子どもたちで、6月頃に実施されることが多いです。
検診の内容は、主に「虫歯の有無」「歯並び・かみ合わせの異常」「歯肉の状態」などをお口全体をざっとチェックする簡易的なものです。学校という限られた時間・環境の中で実施されるため、1人あたり1〜2分程度で終わってしまいます。
つまり、学校歯科検診で異常なしと書かれていても、虫歯がないとは限らないのです。初期の虫歯や、歯と歯の間にできた小さな虫歯、咬合の微細な異常などは見逃されることもあります。逆に「虫歯の疑いあり」とされた場合も、本当に虫歯なのか、レントゲンなどで詳しく診断する必要があります。
また、検診結果で「要観察歯(C0)」や「歯石あり」「歯肉炎の疑い」などと書かれていた場合も、放置せずに早めに歯科医院でのチェックを受けましょう。特に「C0」は虫歯の初期段階で、適切なブラッシングやフッ素塗布などで進行を防ぐことができます。
歯は大人になってからの健康にも大きな影響を与える大切な器官です。子どものうちから「定期的に歯科医院に通う習慣」をつけることが、将来のお口の健康を守る第一歩です。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、学校歯科検診後のチェックや治療のご相談も受け付けています。検診結果で気になることがあった方や、「特に問題ないと書かれていたけれど、一度しっかり診てほしい」という方も、ぜひお気軽にご来院ください。
お子さんの前歯のすき間がなかなか閉じない…そんな時に関係していることがあるのが「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」です。
これは、上唇の裏から歯ぐきに向かってのびるすじのことで、誰にでもありますが、時にこの小帯が太くて長すぎたり、前歯の間に入り込んでしまっていることがあります。
このような状態を「上唇小帯異常」と呼び、放置しておくと**上の前歯がすきっ歯になる(正中離開)**原因になったり、歯並びや発音に影響することがあります。
特に乳歯から永久歯への生え変わり時期は、このすき間が自然に閉じることも多く、すぐに処置が必要とは限りません。ただし、小帯の位置や形によっては歯の成長の妨げになったり、歯みがきがしづらくなったりすることもあります。
当院では、お子さんのお口の成長を見ながら、定期的な経過観察を行います。必要に応じては、小帯を切除する「小帯切除術(しょうたいせつじょじゅつ)」を検討することもあります。この処置は、歯の位置が安定してから行うのが望ましく、タイミングを見極めることがとても大切です。
上唇小帯の異常は、見た目では気づきにくいこともありますが、専門の歯科医院でチェックすれば早期発見・早期対処が可能です。お子さんの歯並びや前歯のすき間が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
福島区鷺洲の「福島ファミリーデンタルクリニック」では、小児歯科にも力を入れており、成長に合わせた丁寧な診療を行っております。
2025年7月15日 【舌小帯付着異常って?放っておいていいの?】
こんにちは。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックです。
今回は、赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層で見られる「舌小帯付着異常(ぜつしょうたいふちゃくいじょう)」についてお話しします。
舌の裏側には、舌と口の底をつないでいる「舌小帯(ぜつしょうたい)」というすじがあります。
この舌小帯が短かったり、舌の先に近い部分に付着していると、舌の動きが制限されてしまいます。これが「舌小帯付着異常」です。
この状態になると、乳幼児では授乳がうまくいかない、離乳食が進みにくいなどのトラブルが起こることがあります。
さらに成長とともに、発音が不明瞭になる(例:ラ行やサ行が言いにくい)、飲み込みにくさや舌の疲れやすさなどの症状が現れることもあります。
ただし、すべての舌小帯付着異常が治療を必要とするわけではありません。
軽度であれば、成長に伴って自然に改善することもあります。そのため、まずは専門的な診断を受けることが大切です。
当院では、お口の中の状態を丁寧に確認し、必要があれば専門医への紹介や、舌小帯切除術(舌小帯形成術)についてご説明いたします。
手術は局所麻酔で短時間に終わるケースが多く、術後すぐに話したり食べたりすることも可能です。
舌の動きが気になる、お子さまの発音が不明瞭、お口をよく噛む、など心当たりがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
「もしかして…」と思った時が、チェックのタイミングです。
地域密着の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまから大人まで、丁寧な診療を心がけています。
気になる症状があれば、ぜひ一度ご来院ください
皆さんは「フレイル(虚弱)」という言葉をご存じでしょうか?
フレイルとは、加齢によって心身の活力(筋力・認知機能・社会性など)が低下し、介護が必要になる一歩手前の状態を指します。健康と要介護の中間の段階ともいえます。
フレイルには主に3つの側面があります。
身体的フレイル(筋力や持久力の低下)
精神・心理的フレイル(うつ傾向や認知機能の低下)
社会的フレイル(独居や引きこもりなど社会的孤立)
たとえば、「最近よくつまずくようになった」「食事の量が減った」「外出の頻度が減った」といった変化は、フレイルの初期兆候かもしれません。
しかし、このフレイルの時期には大きな希望があります。適切なリハビリや栄養管理、生活習慣の見直しによって、健康な状態に戻すことができるのです。
筋トレやバランス訓練、栄養の改善、歯の健康管理も重要です。口腔機能が低下すると、噛めなくなったり話しづらくなったりし、それがフレイルの悪化に直結するケースもあります。
当院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、口腔ケアや嚥下機能、食事のサポートを通して、フレイルの予防と改善に取り組んでいます。歯や口の健康は、体全体の健康とつながっています。
「まだ介護はいらないから大丈夫」と思わずに、“元気なうちに気づくこと”が何より大切です。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。福島区鷺洲にある当院が、皆さまの健康をしっかり支えます。
最近、「オーラルフレイル」という言葉を耳にしたことはありませんか?
オーラルフレイルとは、噛む・飲み込む・話すなどの口の機能が少しずつ衰えていく状態を指します。
歯が抜けて食べづらくなる、滑舌が悪くなる、むせやすくなる――そんな小さな変化が、実は身体全体の健康と深く関係しています。
この状態をそのままにしておくと、やがて食事量が減り、栄養不足に。会話が減ることで社会的な孤立や認知機能の低下にもつながり、フレイル(全身的な虚弱)→要介護へと進行してしまう恐れがあります。
つまり、オーラルフレイルは「健康から要介護へと向かう最初のサイン」なのです。
しかし逆に言えば、この段階で気づき、対策をすれば健康な状態に戻すことも可能です。
・かかりつけ歯科医による定期的なチェック
・しっかり噛めるように入れ歯や歯科治療の適切な調整
・お口の筋トレ(パタカラ体操や咀嚼訓練など)
・舌や唇を使った発音・嚥下の練習
こうした取り組みが、健康寿命を延ばす鍵になります。
当院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、オーラルフレイルの早期発見と予防に力を入れています。
「噛みにくくなった」「食事中によくむせる」「最近話しづらい気がする」など、小さな違和感でもぜひご相談ください。
お口は“健康の入り口”。
オーラルフレイルを防いで、いつまでも笑顔で食べて話せる毎日を送りましょう。
2025年7月22日 【「サルコペニアって?」──噛む力・飲み込む力も衰えていませんか?】
「サルコペニア」という言葉を聞いたことはありますか?これは主に高齢者にみられる筋肉量の減少や筋力の低下を指す医学用語で、全身の運動機能だけでなく、実は口腔機能にも大きな影響を与えるものです。
サルコペニアが進行すると、立ったり歩いたりする動作がしづらくなるだけでなく、咀嚼(噛む)力や嚥下(飲み込む)力も低下します。つまり、食べること自体が困難になるのです。
しっかり噛めない、うまく飲み込めないということは、栄養不足や誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクにもつながります。さらに、噛む刺激が脳を活性化させることが知られているため、噛む力が弱くなると認知症の進行にも関係してくる可能性があります。
最近では、全身のサルコペニアに先んじて口腔機能が低下する「オーラルフレイル」という概念も注目されています。食べこぼしが増えた、しゃべりにくくなった、固いものを避けるようになった…こうした小さな変化が、オーラルフレイルのサインかもしれません。
予防には、バランスの取れた食事・適度な運動・口腔機能の維持が大切です。特に、歯科での定期的なチェックや、舌や口の筋肉を鍛えるリハビリは非常に有効です。高齢者だけでなく、若いうちから意識して取り組むことも予防につながります。
当院、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、口腔機能の低下に関する相談や、飲み込み・噛む力のチェックも行っています。「最近、食べづらい」「飲み込みが悪い気がする」と感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お口の健康は、全身の健康につながっています。
2025年7月22日 【「ロコモティブシンドロームって?」──寝たきりを防ぐために今できること】
「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」とは、運動器の障害によって移動機能が低下した状態を指します。簡単に言えば、「歩く」「立つ」「座る」といった動作が難しくなってきている状態で、進行すると要介護になるリスクが高くなるといわれています。
ロコモの原因はさまざまですが、代表的なものとして以下が挙げられます。
・加齢による筋力低下
・骨粗しょう症
・関節や脊椎の疾患(変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症など)
・バランス能力の低下
この状態を放っておくと、転倒・骨折などをきっかけに寝たきりになる危険性も高くなります。日本では高齢化が進んでおり、こうした運動機能の低下による要介護者の増加が大きな問題となっています。
しかし、ロコモは早期に気づいて対策をとることで予防や改善が可能です。
🔶【予防・対策のポイント】
日々の運動:スクワットや片脚立ちなど、足腰を鍛える運動を継続的に行いましょう。
バランスの良い食事:筋肉や骨を維持するためには、タンパク質・カルシウム・ビタミンDなどの栄養素が欠かせません。
定期的な健康チェック:関節や骨の異常を早期に発見するため、定期的な検診を受けることが大切です。
また、意外かもしれませんが、お口の健康もロコモ予防に直結します。噛む力が落ちると、食事量が減り、栄養不足に。さらに話す・飲み込むといった基本機能も衰えることで、身体全体の活動量が落ちていきます。
当院、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、こうしたロコモ予防の一環としてオーラルフレイルや口腔機能低下症のチェックにも取り組んでいます。「最近、歩くのが不安」「つまずきやすくなった」「食が細くなった」など、些細な変化でも気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
ロコモを予防し、元気に動ける身体とお口を一緒に守っていきましょう!
2025年7月25日 【歯周病とアルツハイマー型認知症の関係って?】
近年、口腔と全身の健康のつながりが注目されていますが、その中でも特に注目されているのが「歯周病とアルツハイマー型認知症」の関係です。実は、歯周病を引き起こす細菌が、認知症の原因の一つとなっていることが分かってきたのです。
歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯が抜けてしまう病気です。この歯周病の原因菌の一つである「ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.g.菌)」が、血流を介して脳に入り込むことがあるとされています。そしてこの菌が脳内で炎症を引き起こし、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」というタンパク質の蓄積を促進することが、動物実験などで示されています。
また、歯周病が慢性的に続くと、全身に炎症を引き起こす「サイトカイン」という物質が多く分泌されます。これも脳に悪影響を与え、神経細胞の破壊を促進してしまうと考えられています。
つまり、歯周病を放っておくと、口の中だけでなく、脳の健康にまで悪影響を及ぼす可能性があるのです。これは高齢者だけでなく、40代、50代からも注意すべき大切なテーマです。
認知症を防ぐには、まずは歯周病の予防・早期発見が重要です。毎日の正しい歯磨きや、定期的な歯科医院でのメンテナンスによって、歯周病は十分にコントロールできます。また、歯ぐきの出血や口臭が気になる方は、すでに歯周病が始まっている可能性がありますので、早めの受診をおすすめします。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と管理に力を入れています。認知症予防の一環としても、ぜひ定期的な口腔ケアをご活用ください。
2025年7月28日 【歯周病と糖尿病の関係って?相互に影響する2つの病気】
歯周病と糖尿病には深い関係があることをご存じでしょうか?
実はこの2つの病気は、「相互に悪影響を与える」関係にあります。つまり、糖尿病があると歯周病が悪化しやすく、逆に歯周病があると糖尿病の血糖コントロールも悪くなるのです。
糖尿病では、血糖値が高い状態が続くことで、免疫機能が低下し、細菌感染に対して身体が弱くなります。そのため、口腔内でも炎症が起こりやすく、歯ぐきの腫れや出血といった歯周病の症状が進行しやすくなるのです。
一方で、歯周病も糖尿病に悪影響を与えます。歯周病によって産生される炎症性物質(サイトカインなど)は、血糖値を上昇させるインスリンの働きを妨げてしまい、血糖のコントロールを難しくしてしまうのです。つまり、歯周病があると、糖尿病がよりコントロールしにくくなり、悪循環に陥ってしまいます。
このため、糖尿病を持つ方にとっては、口腔ケアや歯周病の予防がとても大切です。実際に、歯周病治療を行うことで血糖値(HbA1c)が改善したという研究も多数あります。
とはいえ、歯周病予防だけに頼るわけにはいきません。糖尿病の予防や改善のためには、バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠など、生活習慣の見直しも重要です。特に砂糖や炭水化物の摂りすぎは、歯にも体にも悪影響を及ぼします。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と管理に力を入れています。糖尿病をお持ちの方や、ご家族に糖尿病の方がいる方も、ぜひお気軽にご相談ください。お口の健康を守ることが、全身の健康にもつながります。
2025年7月29日 【歯周病と心筋梗塞の関係って? ― 口から始まる心臓の病気】
「歯周病が心筋梗塞の原因になることがある」…そんな話を聞いたことはありませんか?
実は近年の研究で、歯周病と心筋梗塞との関連が深いことがわかってきました。歯ぐきの病気が、命に関わる心臓の病気につながる可能性があるのです。
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌がたまり、歯ぐきに炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
しかし怖いのは、それだけではありません。歯周病菌が血管内に入り込み、全身に運ばれることで、心臓の血管にも影響を与えることがあるのです。
実際に、心筋梗塞で亡くなられた方の心臓の血管から、歯周病菌(Porphyromonas gingivalisなど)が検出されたという報告もあります。これらの細菌は血管内で炎症を引き起こし、動脈硬化や血栓の形成を促進すると考えられています。
つまり、歯周病があると、心筋梗塞のリスクが高くなるというわけです。
もちろん、心筋梗塞を予防するためには、歯周病のケアだけでは不十分です。バランスの良い食生活、適度な運動、禁煙、そして定期的な健康診断など、全身の健康を意識した生活が大切です。ただ、その入り口の一つとして、「口の中を清潔に保つこと」が重要であると認識することが大切です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯周病の予防と早期発見・治療に力を入れています。
お口の健康は、全身の健康にもつながります。最近歯ぐきからの出血や腫れが気になる方、またご家族に心疾患のリスクがある方は、ぜひ一度歯科でのチェックをおすすめします。
2025年7月30日 【歯周病と脳梗塞の関係って?】
歯周病はお口の中だけの問題と思われがちですが、実は全身の健康にも深く関わっていることがわかってきています。中でも近年注目されているのが「脳梗塞」との関係です。
歯周病は、歯ぐきの炎症によって歯を支える骨が溶けていく病気ですが、この炎症の原因となる歯周病菌は、血管を通じて全身に広がることがあります。特に、歯周病菌が血液中に入り込むと、血管の内側に炎症を起こしやすくなり、動脈硬化を促進させることが知られています。この動脈硬化が脳の血管で起こると、血流が遮断されて脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
また、歯周病菌が産生する「内毒素」は、血液を固まりやすくする物質の分泌を促し、血栓を作りやすい状態を作ります。つまり、歯周病が進行すると、脳梗塞の直接的な引き金になる可能性があるのです。
脳梗塞は発症すると、言語障害や麻痺などの後遺症を残すことが多く、生活の質を著しく低下させます。予防のためには、歯周病を早期に発見し、適切に治療することが非常に重要です。
もちろん、歯周病だけを防げば良いというわけではありません。脳梗塞の予防には、食生活の見直しや適度な運動、禁煙、適正体重の維持といった生活習慣の改善も不可欠です。ですが、「お口の健康」が全身の健康の土台になるという視点は、今後ますます重要になっていくでしょう。
当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、歯周病の予防と治療に力を入れております。「最近歯ぐきが腫れている」「歯磨きで出血がある」といった症状がある方は、早めの受診をおすすめします。お口のケアが、あなたの脳の健康を守る一歩になるかもしれません。
2025年8月1日 【「口腔機能低下症って?」〜気づかないうちに進行するお口の老化〜】
「最近、食べ物が飲み込みづらくなった」「滑舌が悪くなった気がする」「口が乾きやすい」…そんな小さな変化、実は“口腔機能低下症”のサインかもしれません。
口腔機能低下症とは、加齢などによりお口の働きが全体的に弱くなっている状態をいいます。咀嚼(そしゃく:噛む力)・嚥下(えんげ:飲み込む力)・発音・唾液分泌など、口腔機能の複数が低下している場合に診断されます。対象年齢は主に50歳以上。しかし本人も気づかないうちに徐々に進行するため、見過ごされがちです。
放置すると、栄養摂取が難しくなり、フレイル(虚弱)やサルコペニア、さらには認知症や誤嚥性肺炎のリスクが高まることも。だからこそ、早めの気づきと対応が大切なのです。
口腔機能低下症のチェックポイントには以下のようなものがあります。
食べこぼしが増えた
硬いものが噛みにくくなった
滑舌が悪くなった
口の中が乾く
飲み込みにくくなった など
もし当てはまる項目がある方は、歯科医院での評価をおすすめします。福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、口腔機能検査や予防的なトレーニングを通じて、お口の健康寿命を守るサポートを行っています。
「まだ大丈夫」と思っていても、気づいたときには進行していることもあるのがこの病気の特徴。早期発見・早期対応がカギです。お口のちょっとした変化を見逃さず、定期的な検診で口腔機能を守りましょう。
2025年8月2日 【「保険の入れ歯と保険外の入れ歯の違いは?」~見た目・快適さ・耐久性の差とは~】
入れ歯を検討されている方からよくいただく質問のひとつに、「保険の入れ歯と保険外(自費)の入れ歯って、どう違うの?」というものがあります。結論から言うと、素材や装着感、見た目、耐久性などに大きな違いがあります。
まず、保険の入れ歯はプラスチック製(レジン床義歯)です。比較的安価に作れる一方で、素材が厚くなりやすく、装着時に違和感を覚えやすいという欠点があります。また、プラスチックは長期間使うと変形やすり減りが生じやすく、半年から1年程度で作り直しが必要になることもあります。
一方、保険外(自費)の入れ歯には、金属床やシリコン義歯など、より高品質な素材が使われます。とくに金属床義歯は、土台部分が金属でできているため薄くても頑丈で、装着感も自然。熱の伝わりもよく、食事の温かさや冷たさをしっかり感じられるのも特長です。変形しにくく、丁寧に使えば数年にわたって長持ちすることもあります。
また、見た目の自然さを重視したい方には、金属のバネが目立たない「ノンクラスプデンチャー」なども保険外入れ歯の選択肢のひとつ。口元の見た目にこだわりたい方には大変おすすめです。
もちろん、保険の入れ歯にもメリットはあり、費用を抑えながら最低限の機能を回復したい方には適しています。一方で、より快適に、より長く使える入れ歯を求める方には保険外の入れ歯が適しているでしょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、保険・保険外の両方の入れ歯について丁寧にご説明し、患者さまのライフスタイルやご希望に合わせた選択肢をご提案しています。入れ歯に関する疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。
味がよくわからなくなった…そんな経験はありませんか?
その原因、もしかすると「唾液の分泌量が減っている」ことが関係しているかもしれません。
唾液は食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、私たちが「味を感じる」ためにも重要な働きをしています。舌の表面には「味蕾(みらい)」と呼ばれる味を感じるセンサーがありますが、味蕾に味物質が届くには、まず唾液に溶け込む必要があります。唾液が少ないと、味物質がうまく味蕾に届かず、味覚障害を引き起こしやすくなるのです。
さらに、唾液には口腔内を清潔に保つ自浄作用や、粘膜を保護する働きもあります。唾液が減ることで、舌の表面が乾燥したり荒れたりし、味覚を感じる機能そのものが低下することもあります。
唾液分泌の低下は、加齢や薬の副作用、ストレス、口呼吸、脱水、シェーグレン症候群などさまざまな原因で起こります。特に高齢者では、服薬や病気の影響で唾液が減り、味覚障害を訴えるケースが増えています。
唾液の分泌を促すには、水分補給をこまめに行う、よく噛んで食事をする、ガムやタブレットで口を動かす、唾液腺マッサージをする、などの方法があります。口腔ケアや定期的な歯科受診も、口の中の健康を保つためにとても大切です。
味がわからなくなると、食欲が低下し、栄養バランスの乱れにつながる恐れがあります。さらに、食事を楽しめなくなることで、生活の質(QOL)も下がってしまうかもしれません。
「最近、食べ物の味が薄く感じる」「いつも口が乾いている」などの症状があれば、早めに歯科医院で相談してみましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、唾液分泌のチェックや口腔ケアのアドバイスも行っています。お気軽にご相談ください。
「歯の根元が黒くなっている」「冷たいものがしみる」「最近、歯が欠けた」
そんな症状がある方は、もしかすると「根面う蝕(こんめんうしょく)」が進行しているかもしれません。
根面う蝕とは、歯の根元部分(セメント質や象牙質)にできる虫歯のことを指します。特に高齢者に多く見られ、加齢に伴って歯ぐきが下がることで歯の根が露出し、そこが虫歯になりやすくなるのです。
通常、歯の表面はエナメル質という非常に硬い組織で覆われていますが、歯の根元にはこのエナメル質がなく、代わりに柔らかい象牙質やセメント質がむき出しになります。これらの組織は酸に弱く、プラーク(歯垢)の中の細菌が出す酸によって簡単に溶かされてしまうため、虫歯が進行しやすいのです。
根面う蝕は初期には痛みが出にくく、気づいた時にはかなり進行していることも少なくありません。放置すると歯が折れたり、神経まで感染が広がって強い痛みを引き起こすことがあります。また、根元が虫歯になると修復が難しく、抜歯を余儀なくされることもあります。
特に入れ歯を使っている方や、口腔内が乾燥しやすい方(唾液が少ない方)、日常的に甘い飲み物を飲む方などは、根面う蝕のリスクが高くなります。さらに、高齢になると歯ブラシがうまく当たらず、磨き残しも増えるため、予防とケアがより重要になります。
対策としては、フッ素入りの歯磨き剤を使用する、歯間ブラシやフロスを活用する、唾液の分泌を促す習慣を取り入れることが効果的です。定期的な歯科受診も、早期発見と早期治療には欠かせません。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、高齢の方の根面う蝕予防やケアにも力を入れています。お口の乾燥や根元の違和感がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
一生自分の歯で食事を楽しむためにも、早めの対応が大切です。
2025年8月9日 【入れ歯がなくても食事できるけど、それでも作らないとダメなの?】
「入れ歯がなくても柔らかい物なら食べられるから大丈夫」と思っている方はいませんか?
確かに、ある程度は噛めるため、入れ歯を作らずに過ごす方もいらっしゃいます。しかし、入れ歯を使わない生活を続けると、口の中や全身にさまざまな悪影響が起こります。
まず、歯が抜けた部分を放置すると、隣の歯が空いたスペースに倒れ込んできたり、かみ合う歯が伸び出してきたりします(歯の挺出・移動)。こうした生体変化が起こると、かみ合わせがずれてしまい、将来的に複雑な治療が必要になったり、治療費や通院回数が大幅に増えてしまう可能性があります。
さらに、歯が少ない状態では食べられる物が限られ、栄養が偏りがちになります。特に高齢の方では、硬い物や繊維質の多い野菜、肉類などが食べにくくなり、たんぱく質やビタミンが不足してしまうことがあります。これが続くと筋力や免疫力が低下し、健康寿命にも影響します。
近年の研究では、入れ歯を使ってしっかり噛んでいる人ほど長生きで、なおかつ認知機能の低下が抑えられる傾向があることがわかっています。噛むことは脳への血流を増やし、記憶や判断力の維持に役立つのです。つまり、入れ歯は単なる「食べるための道具」ではなく、「全身の健康を守るための大切な器具」なのです。
また、入れ歯があると発音がしやすくなり、会話の明瞭さも向上します。人との交流がしやすくなることで、外出や会話の機会が増え、心の健康にも良い影響を与えます。
もし「今はまだ困っていないから…」と作らずにいると、後でかみ合わせのズレや顎関節の不調、残っている歯の寿命が短くなるなど、取り返しのつかない問題につながることがあります。
入れ歯は早めに作ることで違和感も慣れやすく、調整もスムーズに進みます。歯を失ったままにせず、将来の健康のためにも早めの対応をおすすめします。
入れ歯についてのご相談は、福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックまでお気軽にどうぞ。
入れ歯を長く清潔に使うためには、毎日の正しいお手入れが欠かせません。
実は、入れ歯は天然の歯と同じように、食べかすや歯垢(プラーク)が付着します。そのまま放置すると、口臭の原因になるだけでなく、「義歯性口内炎」という口の中の炎症を引き起こすこともあります。
基本は「毎食後のお手入れ」
入れ歯は毎食後に外し、流水で軽くすすいでから、入れ歯専用の歯磨き粉と専用ブラシで丁寧に磨きましょう。普通の歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多く、入れ歯の表面に細かな傷をつけ、そこに汚れや菌がつきやすくなります。必ず「入れ歯専用」のものを選びましょう。
専用ブラシの使い方
入れ歯用ブラシは、毛先の形状が義歯の細かい部分や金具周りまで届きやすく設計されています。
外側はブラシの平らな部分で
内側は山型や細めの部分で
金具部分は優しくなぞるように
義歯性口内炎を防ぐために
磨かずに使用し続けると、カンジダ菌という真菌が増殖し、歯茎が赤くただれたり、ヒリヒリしたりする「義歯性口内炎」になることがあります。治療には時間がかかることもあるため、日々の予防がとても重要です。
就寝時はどうする?
基本的には寝るときに外し、水または義歯洗浄剤に浸けておくことをおすすめします。口の中を休ませ、細菌の増殖を抑える効果があります。ただし、かみ合わせや医師の指示で就寝時も装着が必要な場合もありますので、必ずかかりつけの歯科医に確認してください。
まとめ
入れ歯はきちんと手入れをすれば、快適に長く使えます。毎食後の専用ブラシと専用歯磨き粉での清掃、そして夜間の保管方法を守ることが、健康な口内環境を保つ秘訣です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、入れ歯の正しいお手入れ方法やメンテナンスも丁寧に指導しています。お気軽にご相談ください。
2025年8月19日 【舌の力が最近弱くなってきたような?】
年齢を重ねると、身体のさまざまな筋力が衰えていきます。足腰の筋肉が弱って転倒しやすくなることはよく知られていますが、実は「舌」も筋肉でできているため、同じように衰えていくのです。舌の筋力が低下すると、食事や会話に大きな影響を及ぼします。
例えば、舌の動きが弱くなると食べ物をうまく喉の奥に送り込むことができず、「飲み込みにくい」「むせやすい」といった症状が出やすくなります。これは誤嚥性肺炎のリスクを高める要因にもなり、高齢者にとっては大きな健康問題となります。また、舌の力が低下すると発音も不明瞭になり、会話の聞き取りづらさが増してしまいます。
では、舌の筋力低下を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
大切なのは「普段から舌をしっかり使うこと」です。会話をすることも立派な舌のトレーニングになりますし、歌を歌うことも有効です。さらに、舌の筋トレとして次のような方法もあります。
舌出し運動:舌を前に思い切り出したり、左右に大きく動かす。
上あごタッチ:舌の先で上あごを強く押す。
舌回し運動:口を閉じたまま、舌で頬の内側をなぞるように大きく回す。
これらの運動は毎日数分行うだけでも効果があります。習慣化することで、舌の筋力低下を防ぎ、飲み込みや発音の改善につながります。
「最近舌の動きが弱くなってきた」と感じたら、放置せずにできる範囲から取り組むことが大切です。気になる症状がある場合には、歯科医院で相談することをおすすめします。舌の力や飲み込みの状態は専門的にチェックできますし、必要に応じて口腔リハビリや専門的なケアを受けることも可能です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯や歯茎の治療だけでなく、お口全体の機能維持・改善をサポートしています。舌の力や飲み込みの不安、発音のしにくさなどが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。健康な食生活と快適な会話を続けるために、今から「舌の筋トレ」を始めてみませんか?
2025年8月20日 【唾液量が最近減ってきたような?】
「最近、口が乾きやすい」「話していると舌が回りにくい」と感じることはありませんか?これは唾液の分泌量が減少しているサインかもしれません。唾液はお口の健康を守るうえで非常に大切な役割を担っています。
唾液量が減少する原因はいくつかあります。代表的なものは加齢です。年齢を重ねると全身の機能が低下していきますが、唾液腺の働きも弱まり、分泌量が自然と減少していきます。さらに、薬の副作用も大きな要因です。降圧剤や抗うつ薬、抗不安薬、抗アレルギー薬など、日常的に服用することの多い薬には口渇を引き起こす作用があるものがあります。また、糖尿病やシェーグレン症候群などの疾患によって唾液分泌が抑えられるケースもあります。
唾液が減少すると、さまざまなトラブルが起こります。まず、唾液には自浄作用があるため、分泌が少なくなると虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、舌や唇が乾くことで発音がしづらくなり、活舌の低下を感じることがあります。また、食べ物をうまくまとめて飲み込めず、嚥下困難やむせやすさにつながることも少なくありません。これらは高齢者にとっては誤嚥性肺炎のリスクを高める重要な要因になります。
唾液量の低下に対する完治は難しいのが現実ですが、いくつかの対策によって症状を和らげることができます。例えば、よく噛む習慣をつけることは有効です。ガムやするめ、昆布などを噛むと唾液腺が刺激され、分泌が促されます。水分をこまめに摂ることも大切ですが、甘いジュースや清涼飲料水ではなく水やお茶を選ぶことをおすすめします。また、市販の人工唾液や保湿ジェルを活用するのも効果的です。
さらに、舌や口の周囲を動かす運動も唾液腺への刺激となります。例えば、口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発声したり、舌を左右や上下に動かしたりする運動は簡単で続けやすい方法です。
「口が乾きやすい」と感じたら、そのまま放置せず、まずは原因を見極めることが重要です。薬の影響が大きい場合もありますし、疾患が背景にあることもあるため、専門的なチェックが必要です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お口の乾きや唾液量低下に関するご相談も受け付けています。日常生活に支障をきたす前に、早めにご相談ください。適切なアドバイスやサポートで、少しでも快適な生活を取り戻せるようお手伝いします。
入れ歯を使っている方の中には、口の中に赤みや痛みを感じることがあるかもしれません。その原因のひとつが「義歯性口内炎」です。これは、入れ歯を長時間つけたままにしたり、清掃が不十分な状態で使用し続けたりすることで発症する炎症です。主にカンジダ菌という真菌(カビの一種)が関与しており、粘膜に発赤やヒリヒリした痛みを引き起こします。
義歯性口内炎は特に上顎の総入れ歯を使用している方に多く見られます。入れ歯の裏側は凹凸があり、食べかすや細菌がたまりやすい構造になっています。そのため、清掃が不十分だと菌が繁殖しやすくなり、炎症が起こりやすいのです。
症状は軽度であれば違和感や軽い赤み程度ですが、進行すると食事の際に痛みを感じたり、入れ歯を外した部分の粘膜が赤くただれてしまうこともあります。また、カンジダ菌は免疫力が落ちていると増殖しやすいため、高齢者や全身疾患を持つ方では特に注意が必要です。
治療の基本は「清掃」と「抗真菌薬の使用」です。まずは入れ歯を毎食後に取り外して、専用のブラシで丁寧に洗いましょう。歯磨き粉は入れ歯を傷つけるため使わず、入れ歯専用の洗浄剤を併用するのがおすすめです。また、夜間はできるだけ外して、口の粘膜を休ませることも大切です。
すでに炎症が強い場合には、歯科医院で抗真菌薬の軟膏やうがい薬を処方し、症状を和らげていきます。同時に入れ歯の適合状態をチェックし、傷や過度な圧迫がないかも確認します。
義歯性口内炎は適切に対応すれば治りやすい疾患ですが、繰り返さないためには毎日のケアが欠かせません。「入れ歯を外して洗う」「夜は外して休ませる」「定期的に歯科医院でチェックする」――これらを習慣にすることで、快適に入れ歯を使い続けることができます。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、入れ歯の清掃指導から調整、義歯性口内炎の治療まで行っています。お口の中に赤みや痛みがある方は、早めにご相談ください。
歯を失ったとき、多くの方が「入れ歯があるから大丈夫」と思われるかもしれません。しかし実際に入れ歯を使用してみると、その不自由さに驚かれる方が少なくありません。
まず大きな問題は「噛む力の低下」です。天然の歯と比べると、入れ歯の噛む力は約3割程度に落ちるといわれています。そのため、イカやタコのように弾力のある食材は噛み切るのが難しく、無理に噛もうとすると顎や粘膜に負担がかかり、痛みを伴うこともあります。お肉や繊維質の野菜なども同様に食べにくくなり、食事の楽しみが減ってしまうのです。
さらに、入れ歯特有の「違和感」も避けて通れません。口の中に異物を入れているような感覚が続き、慣れるまでに時間がかかります。会話中にずれてしまったり、強く噛んだときに外れてしまうこともあり、人前で食事や会話をすることに不安を感じる方もいらっしゃいます。
そのとき、多くの方が口にされるのが「もっと歯を大事にしておけばよかった」という後悔です。むし歯や歯周病を放置して歯を失ってしまうと、入れ歯という選択肢しか残らないケースもあります。入れ歯は確かに失った歯の機能を補ってくれますが、天然の歯の快適さにはどうしても及びません。
だからこそ、歯を失う前にできるだけ予防することが大切です。定期的な歯科検診、歯石取り、正しいブラッシング指導、そして生活習慣の見直し。これらを怠らなければ、入れ歯の不自由さに悩まされる可能性を大幅に減らすことができます。
福島区鷺洲にある福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者さまの歯を長く守るための予防歯科に力を入れています。「入れ歯の恐怖」を実感してから後悔するのではなく、今から歯を守る一歩を踏み出してみませんか?
あなたの未来の笑顔と食事の楽しみを守るために、私たちがサポートいたします。
2025年9月1日 【「入れ歯で、命が変わる」に当院が掲載されました】
このたび、全国の歯科医院の取り組みを紹介する書籍「入れ歯で、命が変わる」の「全国の信頼できる歯科医リスト116」に当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」が掲載されました。
本書は、単に“噛めるようになる”という観点だけでなく、入れ歯が患者さんの生活や健康、そして人生そのものにどのような影響を与えるのかを、豊富な実例を通して解説しています。噛めないことが原因で食事が偏り、低栄養やフレイル、さらには認知症や全身疾患にまでつながることがある一方で、適切な入れ歯治療によって再び食事を楽しめるようになり、生活の質が大きく改善するケースも多く取り上げられています。
入れ歯は単なる道具ではなく、その人が日々の食事を楽しみ、家族や友人との会話を弾ませ、健康で長生きするための大切なパートナーです。当院では、初診のカウンセリングから患者さんのご要望を丁寧に伺い、設計段階から細かく調整を行い、完成後も定期的なメンテナンスを欠かさない体制を整えています。
「入れ歯で、命が変わる」というタイトルが示すように、入れ歯は単なる口の中の治療器具ではなく、人生を大きく支える存在です。当院も今後ますます、患者さんが安心して噛み、話し、笑える日常を送れるように、技術と知識の研鑽を続けてまいります。
ぜひ一度、本書をご覧いただき、入れ歯の持つ力を知っていただければ幸いです。
2025年9月2日 【目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」とは?】
入れ歯と聞くと、「金属のバネが目立ってしまう」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。特に部分入れ歯の場合、歯に引っ掛ける金属のバネ(クラスプ)が前歯にかかると、見た目が気になることがあります。そこで近年注目されているのが、**「ノンクラスプデンチャー」**と呼ばれる入れ歯です。
ノンクラスプデンチャーは、その名の通り金属のクラスプを使わず、柔らかいプラスチック素材で歯にフィットさせる入れ歯です。プラスチック部分が歯ぐきに近い色合いをしているため、口を開けてもほとんど目立ちません。従来の入れ歯に比べて審美性に優れているのが大きな特徴です。
また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配が少なく、軽くて装着感が良いというメリットもあります。実際に使用された方からは「人前で笑うのに抵抗がなくなった」「違和感が少ない」といった声が多く寄せられています。
一方で、ノンクラスプデンチャーには注意点もあります。素材が特殊なため、壊れた場合の修理が難しいことがあるのです。従来の入れ歯であれば、金属部分やプラスチック部分を補修して使い続けることが可能ですが、ノンクラスプデンチャーは修理対応ができないケースもあり、作り直しが必要になる場合があります。また、通常の入れ歯に比べると耐久性が劣ることもあるため、日常的なケアや定期的なチェックが欠かせません。
このように、ノンクラスプデンチャーは見た目の美しさや快適さを求める方におすすめできる一方、修理や耐久性の点でデメリットもある入れ歯です。大切なのは、それぞれのライフスタイルやお口の状態に合わせて、最適な入れ歯を選ぶことです。
当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、患者さんのご希望を丁寧にお伺いし、ノンクラスプデンチャーを含めたさまざまな入れ歯治療の選択肢をご提案しています。見た目の美しさを重視したい方、金属アレルギーが気になる方、また修理や長期使用を重視する方、それぞれのニーズに応じて最適な方法を一緒に考えてまいります。
入れ歯に関して気になることやご相談があれば、ぜひお気軽に当院までお尋ねください。
2025年9月3日 【高齢者の孤食と健康への影響】
高齢化が進む日本において、近年問題視されているのが「孤食(こしょく)」です。孤食とは、一人で食事をとることを指します。特に高齢者に多く見られる現象であり、家族との同居が減ったことや、友人・知人との交流機会が少なくなることが背景にあります。
一見すると「一人で食べるだけ」で大きな問題がないように思えますが、実は孤食は心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
まず挙げられるのが栄養の偏りです。高齢者が一人で食事を準備する場合、調理の手間を省くためにパンやインスタント食品、同じようなメニューに偏りがちです。その結果、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足し、低栄養状態を引き起こすリスクが高まります。低栄養は筋力低下や免疫力の低下を招き、フレイル(虚弱)やサルコペニアの原因となり、要介護状態へとつながる恐れがあります。
さらに、孤食は心理的な影響も無視できません。食事は単なる栄養摂取ではなく、家族や友人との大切なコミュニケーションの時間です。孤食が続くと、人とのつながりが希薄になり、孤独感や寂しさが増して、うつ状態を引き起こす可能性があります。精神的な健康の低下は、さらに食欲減退や活動量低下を招き、悪循環に陥ってしまいます。
孤食を防ぐためには、できる限り家族や仲の良い友人と一緒に食事をすることが大切です。たとえ毎日が難しくても、週に数回でも一緒に食卓を囲むことで、食事の楽しみや栄養バランスが改善され、心の健康にも良い影響を与えます。また、地域の食事会やデイサービスなどを利用するのも一つの方法です。
当院「福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック」では、歯や入れ歯の治療だけでなく、食べる楽しみを守ることを大切にしています。しっかり噛めるお口を保つことは、孤食予防にも直結します。噛む力があれば「誰かと一緒に食べたい」という気持ちも自然と生まれ、交流の輪が広がります。
食事は栄養をとるだけでなく、人生を豊かにする大切な時間です。孤食を防ぎ、健やかな日常を送るために、歯やお口の健康管理とともに「誰かと食べる習慣」を意識してみましょう。
2025年9月4日 【高齢者が1日に必要とするタンパク質量は?】
私たちの身体は、日々の食事から摂取する栄養素によって維持されています。その中でも特に大切なのが「タンパク質」です。筋肉や臓器、皮膚、ホルモン、酵素などの材料となるタンパク質は、生命活動の根幹を担っています。若い頃は多少不足しても体力でカバーできることがありますが、高齢になるとそうはいきません。タンパク質が不足すると、体力や免疫力が落ち、日常生活に大きな影響を及ぼします。
一般的に高齢者が必要とするタンパク質量は 体重1㎏あたり1g と言われています。例えば、体重50kgの方なら1日50gのタンパク質が必要になります。これは卵なら約8個分、鶏むね肉なら約200g、豆腐なら約2丁に相当します。食事だけでしっかり摂るには工夫が必要です。
タンパク質が不足すると起こりやすいのが サルコペニア や フレイル です。サルコペニアは筋肉量の減少により、歩行速度が落ちたり転倒しやすくなったりする状態を指します。フレイルは心身の活力が低下した状態で、要介護へと進行する危険性があります。どちらもタンパク質不足が原因の一つとされており、早い段階からの食事管理が重要です。
特に高齢者は、食欲低下や咀嚼・嚥下機能の低下によって、食事量そのものが減りやすい傾向にあります。また、肉よりも消化の良い炭水化物に偏りがちになるため、気づかないうちにタンパク質不足に陥ってしまうことも少なくありません。そのため、毎食ごとに「主菜(肉・魚・卵・大豆製品)」を意識的に取り入れることが推奨されます。
さらに、タンパク質は一度にまとめて摂るよりも、1日3回の食事でバランスよく分けて摂取することが望ましいとされています。朝食にも卵や納豆、ヨーグルトなどを取り入れることで、効率的に摂取できます。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯科の視点からも高齢者の栄養状態を大切に考えています。噛む力や飲み込む力が弱まると、せっかくの栄養も十分に摂れません。お口の健康を整えることは、全身の健康、そして元気な老後につながります。
毎日の食事を見直し、必要なタンパク質をしっかり摂ること。これがサルコペニアやフレイルを防ぐ第一歩です。
糖尿病は全身のさまざまな臓器や組織に影響を及ぼす病気ですが、歯科治療においても非常に重要なポイントになります。特に抜歯などの外科処置を行う際には、血糖コントロールの状態によって治療の予後が大きく左右されます。
糖尿病患者さんでは、傷の治りが遅くなることや感染に対する抵抗力が低下していることが知られています。そのため、抜歯後に通常であれば問題なく治癒するケースでも、炎症が長引いたり、重症化する危険が高まります。特に血糖コントロールが不良の場合には、抜歯後の傷口から細菌が血流に入り込み、菌血症を引き起こす可能性もあり、命に関わることさえあります。
抜歯可能かどうかを判断する目安として、一般的に HbA1cが7.0%以下 にコントロールされていることが望ましいとされています。この範囲であれば、抜歯後の治癒も比較的良好で、感染のリスクも大きく下げることができます。軽度の糖尿病で血糖が安定している方であれば、適切な注意を払うことで安全に抜歯を行うことが可能です。
一方で、HbA1cが8%を超えるような状態では、感染リスクや予後不良の可能性が高まり、慎重な判断が必要になります。このような場合には、まずは主治医と連携し、血糖コントロールを改善してから歯科処置を行うことが推奨されます。抜歯が緊急で必要な場合でも、抗菌薬の投与や処置後の厳重な管理が不可欠となります。
糖尿病と歯周病は相互に悪影響を与えることも知られています。歯周病の炎症によって血糖コントロールが乱れ、さらに糖尿病が悪化するという悪循環に陥ることもあるため、日頃からの口腔ケアは特に大切です。
糖尿病をお持ちの方で抜歯が必要と診断された場合、自己判断で放置するのではなく、歯科医師と内科主治医が連携して治療に臨むことが何より重要です。当院でも患者さん一人ひとりの全身状態を踏まえ、安全に治療を進められるよう配慮しております。安心してご相談ください。
日々の口腔ケアで最も大切なのは、いかに効率的にプラーク(歯垢)を除去できるかという点です。虫歯や歯周病は、このプラークの中に潜む細菌が原因で進行していきます。毎日のブラッシングでプラークをしっかり取り除くことが、予防の基本です。しかし、歯ブラシだけではどうしても取り切れない汚れがあり、そのままにすると歯と歯の間や歯ぐきの隙間から病気が始まってしまいます。
そこで注目したいのが「口腔ケア三種の神器」と呼ばれる、歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロス です。
まずは基本となる 歯ブラシ。毎食後の歯磨きはもちろんですが、磨き残しを減らすには、自分の口に合った硬さや毛先の形を選ぶことが重要です。強く磨きすぎると歯ぐきを傷める原因になるため、やさしく小刻みに動かすのがポイントです。
次に 歯間ブラシ。歯と歯の間にできる隙間には、歯ブラシの毛先が届きにくいため、歯間ブラシを併用すると汚れを効果的に除去できます。特に歯周病で歯ぐきが下がってきた方や、ブリッジなどの補綴物が入っている方には必須のアイテムです。サイズ選びが大切で、大きすぎても小さすぎても効果が落ちるため、歯科医院で適切なサイズを確認することをおすすめします。
そして デンタルフロス。歯と歯が密接している部分には歯間ブラシが入らないため、フロスが活躍します。フロスを通すことで、歯ブラシでは落としきれないプラークをきれいに取り除くことができ、虫歯予防に大きな効果を発揮します。特に前歯や若い方の口腔ケアには欠かせません。
この三つの道具を上手に使い分けることで、口の中の清掃効果は飛躍的に高まります。歯ブラシで大きな汚れを落とし、歯間ブラシやフロスで細部を仕上げる ― これが虫歯と歯周病を防ぐ最も効果的な方法です。
「忙しくて全部はできない」という方も、せめて夜寝る前だけは三種の神器をフル活用してみてください。夜間は唾液が減少して細菌が繁殖しやすいため、このひと手間でお口の健康は大きく守られます。
健康な歯と歯ぐきを保つために、毎日の習慣に「口腔ケア三種の神器」を取り入れてみましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック
痛み止めとして広く使用されている「ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)」は、頭痛や歯の痛み、関節痛など様々な場面で処方される薬です。市販薬としても手に入りやすいため、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。しかし、腎臓に病気をお持ちの方にとっては注意が必要なお薬でもあります。
ロキソニンはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類される薬で、体内の炎症や痛みを抑える作用があります。その仕組みは「プロスタグランジン」という物質の働きを抑えることによります。プロスタグランジンは痛みや炎症を引き起こす一方で、腎臓の血流を保つ役割も担っています。そのため、ロキソニンを服用すると腎臓の血流が低下し、腎機能が悪化するリスクがあるのです。
特に、すでに慢性腎臓病(CKD)を抱えている方や、腎機能が低下している高齢者では、この影響が強く出る可能性があります。腎臓は老廃物や薬の代謝産物を体外へ排出する大切な臓器ですが、ロキソニンなどのNSAIDsは腎臓で代謝されるため、負担がかかりやすいのです。結果として腎機能障害が進行してしまうケースも報告されています。
そのため、腎疾患をお持ちの方にはロキソニンを処方しにくいというのが医療現場の実情です。代わりに選ばれることが多いのが「カロナール(一般名:アセトアミノフェン)」です。カロナールは肝臓で代謝される薬で、腎臓への負担が比較的少ないとされています。ただし、肝臓に障害がある場合や、過量摂取による肝障害のリスクもあるため、自己判断での使用は避ける必要があります。
また、腎疾患を持つ方だけでなく、脱水状態や高血圧、糖尿病などを抱えている方もNSAIDsの副作用には注意が必要です。これらの条件は腎臓の血流を悪化させやすく、薬の影響が重なって腎機能障害につながることがあるからです。
痛み止めは日常生活に欠かせない場面がある一方で、身体に思わぬ影響を及ぼすこともあります。腎臓に不安のある方は、必ず主治医に相談したうえで薬を使用するようにしましょう。また市販薬であっても、持病や服薬中の薬との関係がありますので、薬剤師に相談してから購入することをおすすめします。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯の痛みに対しても体全体の健康を考慮しながら薬を選び、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。腎疾患など持病のある方も、安心してご相談ください。
歯や体の痛み、発熱の際に使用される「カロナール(一般名:アセトアミノフェン)」は、医療現場で幅広く使われるお薬です。小児から高齢者まで使用され、副作用も比較的少ないため「安全な解熱鎮痛薬」として知られています。しかし、肝臓に病気をお持ちの方にとっては注意が必要なお薬でもあります。
カロナールは体内に入ると、主に肝臓で代謝されます。代謝の過程でごく一部、肝臓に負担をかける有害な代謝産物が発生します。通常は体内の解毒作用によって処理されますが、肝機能が低下している方ではその処理が追いつかず、肝障害を悪化させてしまう可能性があります。特に慢性肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害をお持ちの方では注意が必要です。
また、カロナールは過量に服用すると肝不全を起こす危険があることが知られています。日本では処方薬として用いられるため、用量を守っていれば大きなリスクは少ないですが、肝臓に不安のある方は通常量でも副作用が強く出る場合があります。したがって、医師は肝疾患の患者さんに対してカロナールを処方する際には慎重になります。
そのような場合、代替薬として選ばれることが多いのが「ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)」です。ロキソニンは主に腎臓で代謝される薬で、肝臓への負担は比較的少ないとされています。したがって、肝疾患のある患者さんにはカロナールではなくロキソニンを処方するケースが多いのです。ただし、ロキソニンは腎臓に負担をかける薬であり、腎疾患や高齢者には注意が必要です。
このように、解熱鎮痛薬といっても「誰にとって安全か」は異なります。肝臓に不安がある方は自己判断で市販のカロナールを使用するのではなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。アルコールを常飲している方も、肝機能に影響が出ている場合があるため注意が必要です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、歯の痛みに対する薬の選択も全身の健康状態を考慮した上で行っています。肝疾患や腎疾患など持病をお持ちの方でも安心して治療を受けていただけるよう配慮していますので、ぜひ安心してご相談ください。
入れ歯治療を受けられた方から「上の入れ歯は比較的安定するのに、下の入れ歯はどうも落ち着かない」という声をよく耳にします。これは決して珍しいことではなく、下の入れ歯特有の構造や口の中の環境が関係しています。
上の入れ歯は口蓋(上あごの天井部分)が広く、吸盤のような密着効果を得やすいため、比較的安定しやすいのが特徴です。一方で、下あごには舌が動くための広いスペースが必要であり、また顎堤(入れ歯を支える歯ぐきの土台)が痩せやすいため、どうしても安定が難しいのです。
特に、歯を失ってから長い年月が経つと顎の骨が少しずつ吸収され、細く平らになっていきます。すると入れ歯がしっかりと乗る面が少なくなり、動きやすくなってしまいます。また、入れ歯自体の精密なかたどりや噛み合わせが不十分だと、さらに安定感は損なわれます。
しかし、下の入れ歯でも安定させる方法はあります。たとえば、かたどりを丁寧に行い、噛み合わせを正しく調整することで、舌や頬の力に負けにくい形に仕上げることができます。また、顎堤の状態が比較的しっかりしていれば、入れ歯の吸着性も高まり、快適に使える方も多いです。
それでも難しい場合には、インプラントを数本埋め込み、その上に入れ歯を固定する「インプラントオーバーデンチャー」という方法もあります。これにより、入れ歯の安定性が飛躍的に向上し、食事や会話の不自由さが大きく改善されます。
下の入れ歯はどうしても安定しにくい傾向はありますが、適切な調整や治療法の工夫で、日常生活に支障のない状態を目指すことが可能です。お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者様の顎の状態や生活スタイルに合わせて、最適な入れ歯治療をご提案しています。入れ歯でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
近年、健康やアンチエイジングの分野で注目を集めているサプリメントの一つに「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」があります。NMNは体内で「NAD⁺(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)」という物質に変換されます。このNAD⁺は、私たちの細胞のエネルギー代謝やDNAの修復に欠かせない重要な物質です。しかし、NAD⁺は加齢とともに体内で減少していくことが分かっており、それが老化や体力の低下に関与しているのではないかと考えられています。
NMNを摂取することで、体内のNAD⁺量が増加し、エネルギー代謝の改善や老化のスピードを遅らせる可能性があると報告されています。そのため「若返りサプリ」とも呼ばれ、近年はテレビや雑誌、インターネットでも多く取り上げられるようになりました。
研究によると、動物実験の段階ではNMNの摂取により寿命が延びたり、体の機能が若返ったりする結果が示されています。さらに高齢者を対象とした小規模な臨床試験では、筋力や運動能力の向上が見られたという報告もあり、加齢による体力低下に悩む方にとって注目のサプリメントとなっています。
ただし、NMNに関する研究はまだ始まったばかりで、効果や安全性については十分に解明されているとは言えません。長期的な摂取による影響、副作用の有無、適切な摂取量などについては今後の研究を待つ必要があります。したがって「万能な若返り薬」と過信せず、あくまで補助的な健康習慣の一つとして捉えることが大切です。
基本となるのは、やはりバランスの取れた食生活、適度な運動、そして十分な睡眠です。その上で、将来性のあるサプリメントとしてNMNを検討するのは一つの方法といえるでしょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お口の健康を守ることが全身の健康維持につながると考えています。食事を楽しみ、しっかり噛んで栄養を取り入れるためにも、日常の口腔ケアを大切にしてください。
「残根(ざんこん)」とは、歯の根だけが残っている状態を指します。虫歯や歯の破折で歯冠部分が失われ、歯ぐきの中に根だけが残っているケースは少なくありません。この残根、抜いた方がいいのか、それとも残して利用した方がいいのか、悩まれる患者さまも多くいらっしゃいます。
まずメリットからご説明します。残根がしっかりしていて再利用できる場合、根の上に土台を立てて被せ物を作ることが可能です。これは「根管治療」を経てから行われることが多く、歯を再び噛める状態に回復させられます。また、残根を残すことにより顎の骨が吸収されるのを抑えられる効果も期待できます。歯を失うと骨は少しずつ痩せてしまいますが、根を維持することでそのスピードを遅らせることができるのです。
一方でデメリットも存在します。残根は感染のリスクを常に抱えています。根の先に膿がたまる「根尖病変」が起きやすく、痛みや腫れを繰り返す原因になることがあります。また、入れ歯を作製する際には残根があることでかえって不利になるケースもあります。義歯の設計上、残根が障害物となってしまうことがあるからです。
ですので、残根を残すべきか抜去すべきかは一概に決められません。根の状態や感染の有無、今後の治療方針(被せ物か、インプラントか、入れ歯か)によって最適解は異なります。当院では、患者さま一人ひとりの状況を丁寧に診査し、残す場合と抜く場合のメリット・デメリットをしっかりご説明したうえで治療法を選択しています。
福島区鷺洲にある 福島ファミリーデンタルクリニック では、「できるだけ歯を残したい」というお気持ちを尊重しながらも、将来的なリスクを見据えて最適な治療をご提案しています。残根について不安がある方はぜひ一度ご相談ください。
明日10月1日から、後期高齢者医療制度における自己負担割合が一部で変わります。これまで国は高齢者の生活に配慮し、医療費の急な負担増を避けるための「配慮措置」を設けてきました。しかしその措置が本日をもって終了し、明日からはなくなることになります。
具体的には、後期高齢者(75歳以上)の医療費は原則1割負担ですが、一定の所得がある方は2割や3割負担となります。今回の変更により、これまで一時的に優遇されていた方の自己負担が増えることになります。すなわち、同じ治療を受けても、これまでよりもお会計の金額が高くなる方が出てくるのです。
高齢化が進む中で、医療費全体は年々増加しています。その財源を確保するため、また世代間の公平性を保つために制度の見直しが行われてきました。とはいえ、日常生活に直結する負担増はご本人やご家族にとって大きな心配事です。特に歯科診療は定期的な通院が求められるため、「負担が増えるから少し様子を見よう」「本当に必要になったときだけ行こう」と考える方が増える可能性があります。
しかし、歯科治療を先送りすると問題は大きくなりがちです。虫歯や歯周病は自然に治ることがなく、放置すれば重症化して治療期間や費用がかえって大きくなるケースも少なくありません。
福島区鷺洲の 福島ファミリーデンタルクリニック では、こうした制度改正についてもわかりやすくご説明し、患者さまにとって無理のない治療計画をご提案しています。負担が増える時代だからこそ、「予防」や「定期健診」の重要性はさらに高まっています。大きな治療になる前に、こまめに通院してお口の健康を守ることが、最終的には経済的な負担の軽減につながります。
制度改正のニュースを不安に感じる方も多いかもしれませんが、地域の皆さまが安心して通えるクリニックであり続けられるよう、私たちは丁寧な診療を心がけています。どうぞお気軽にご相談ください。
2025年10月1日 【歯科診療中にムセることがあるけど、みんなそうなの?】
歯科医院で治療を受けているとき、突然「ゴホッ」とむせてしまった経験はありませんか?「自分だけなのかな?」と不安になる方も多いですが、実は多くの患者さまに起こり得ることです。
歯科治療では、むし歯を削ったりクリーニングを行ったりする際に、水を出しながら処置をすることが一般的です。その水はバキュームと呼ばれる器具で吸い取りますが、どうしてもすべてを吸いきれるわけではなく、一部が喉に流れ込むことがあります。
通常は舌や口の奥の筋肉が自然と水をせき止めて、呼吸器に入らないように働いてくれます。しかし舌の筋力が弱い方は、水をためておくことが難しく、気管の方へ流れ込みやすいため、むせやすくなってしまうのです。特にご高齢の方や、普段あまり舌を使う機会が少ない方に多く見られる現象です。
「むせやすい体質だから仕方がない」と思う方もいますが、実は舌やお口周りの筋肉はトレーニングで鍛えることができます。代表的なのは「ベロ回し体操」や「舌を上あごに押し付ける運動」など。毎日のちょっとした習慣で、舌の力が強くなり、水をためやすくなるだけでなく、発音がクリアになったり、嚥下機能が改善されたりする効果も期待できます。
当院・福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでも、診療中にむせやすい患者さまには無理のない治療姿勢を工夫したり、こまめに水を吸い取ったりするよう配慮しております。さらに必要に応じて舌のトレーニング方法もアドバイスさせていただきますので、気軽にご相談ください。
歯科治療中にむせてしまうのは「珍しいこと」ではありません。むしろ多くの方に共通する自然な反応です。ただし、頻繁にむせる場合は舌や喉の筋力低下のサインかもしれません。気になる方は、日常の中で舌の運動を取り入れてみると良いでしょう。
口の健康は「歯」だけでなく「舌や筋肉」も含めて守るものです。ぜひ意識して、快適な歯科治療を受けられるように整えていきましょう。
「車椅子を使っているけど歯科医院に通えるのだろうか?」と不安に思われる方は少なくありません。特にご高齢の方や病気・ケガの影響で車椅子生活をされている方にとって、段差や狭い通路は大きな壁になってしまいます。
しかし近年、多くの医療機関で「バリアフリー化」が進んでおり、車椅子を利用されている方でも安心して受診できる環境が整いつつあります。
「バリアフリー」とは、建物や施設を利用する際に生じる障害(バリア)を取り除くことを意味します。歯科医院におけるバリアフリーの具体例としては、
入口に段差がなくスロープが設置されている
院内の廊下や診療室が広めで車椅子のまま移動できる
トイレや待合室に手すりがある
車椅子で診療台の横まで寄れるスペースがある
といった工夫が挙げられます。
こうした設備が整っていれば、車椅子から降りることなく治療を受けることも可能になります。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、地域の高齢者や身体の不自由な方にも安心して通っていただけるよう、院内をバリアフリー設計にしています。入り口には段差がなく、スロープでスムーズにお入りいただけます。院内の通路も広めに設計しており、車椅子での移動も無理なく行えます。さらに診療室も十分なスペースを確保しているため、車椅子のままチェアサイドまで進んでいただけます。
歯科治療は「痛くなってから」ではなく「予防」のために継続することが大切です。「車椅子だから…」と受診をためらってしまうと、虫歯や歯周病の悪化、入れ歯の不具合による食事の不自由などにつながってしまいます。
当院は地域の皆さまが年齢や身体状況に関わらず安心して通院できるクリニックを目指しています。ご不安な点があれば事前にお電話でご相談ください。車椅子をご利用の方でも安心して受診いただけますので、どうぞお気軽にお越しください。
「最近、ご飯を食べていると口からこぼれることが多くなった」——そんな経験はありませんか?
実は、それは**口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)**のサインかもしれません。
口腔機能低下症とは、加齢や病気などによってお口の筋肉や動きが衰えてしまう状態のことです。
特に「唇を閉じる力」が弱くなると、食べ物を口の中に留めることができず、ポロポロとこぼれてしまうことがあります。
本来、私たちは食事中に唇をしっかり閉じて、口の中で食べ物を噛み、飲み込む準備をしています。
ところが、この「唇を閉じる」動作ができないと、食べ物が外に出たり、飲み込みがスムーズにいかなくなったりします。
これが続くと「食べにくい」「ムセやすい」などの症状にもつながります。
唇の筋力は、トレーニングで改善できることがあります。
代表的な方法として、以下のようなものがあります。
ストローで息を吸う・吐く練習
→ 唇をしっかり閉じる力を鍛えます。
口をすぼめて「うー」「いー」と発音
→ 口輪筋(こうりんきん)という唇まわりの筋肉を鍛えます。
風船を膨らませる
→ 唇と頬の筋力アップに効果的です。
ただし、唇を閉じられない原因は筋力の低下だけではありません。
脳梗塞などの神経障害が原因で、口の片側がうまく動かないこともあります。
急に片方の口角が下がったり、言葉が出にくくなったりした場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
食べこぼしは、「年のせいかな」と見過ごされがちですが、実は健康のサインでもあります。
早めに気づいてケアを始めれば、改善するケースも多いです。
気になる方はぜひ歯科医院でご相談ください。
口腔機能検査やリハビリトレーニングの提案も行っています。
食べる力・話す力を守るために、早めのチェックをおすすめします。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニック
最近、舌がヒリヒリしたり、食事のときに痛みを感じることはありませんか?
「もしかしてガンでは?」と心配される方も少なくありません。実は舌の痛みにはいくつかの原因があり、すべてがガンというわけではありません。
まず多いのが口内炎です。疲れやストレス、ビタミン不足などで舌の粘膜に炎症が起こり、白くなったり赤くただれたりすることがあります。通常は1~2週間ほどで自然に治りますが、長引く場合は注意が必要です。
次に多いのが**舌痛症(ぜっつうしょう)**と呼ばれるものです。見た目には異常がないのに舌に痛みや灼熱感を感じるもので、更年期の女性に多く見られます。精神的ストレスや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化などが関係しているといわれていますが、原因がはっきりしないことも少なくありません。
そして、見逃してはいけないのが舌がんです。舌の横の部分(舌縁)にできやすく、初期のうちは痛みのない小さなできものや白い斑点として現れることがあります。進行するとキノコのように盛り上がった腫瘍ができたり、出血や強い痛みを伴うようになります。特に、2週間以上治らない口内炎のような傷やしこりがある場合は早めの受診が必要です。
舌がんは早期に発見できれば、治療によって完治することも多い病気です。見た目だけで判断するのは難しいため、歯科医院や口腔外科での専門的な診断が重要です。
舌の痛みが続いたり、気になるできものがある場合は放置せず、早めに受診しましょう。
「こんなことで行ってもいいのかな?」という程度でも大丈夫です。小さな変化のうちに確認しておくことが、将来の安心につながります。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、舌の痛みや口内炎、口腔がんの早期発見にも対応しております。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
認知症の方の歯科治療は、通常の患者さんとは少し異なる対応が必要になります。
なぜなら、認知症が進行するにつれて、治療内容の理解や協力が難しくなることがあるためです。特に歯の抜歯や入れ歯の作成といった処置は、タイミングがとても重要です。
たとえば、軽度認知症の段階では、まだ会話が通じ、診療にもある程度協力していただけることが多いです。その時期に「将来的に抜歯が必要になる可能性のある歯」をしっかりと見極め、早めに処置を行うことが大切です。
一見まだ使える歯でも、虫歯や歯周病が進行しており、数年以内に抜歯の可能性が高い場合は、軽度のうちにまとめて抜歯を行っておくことがあります。
その理由は、重度認知症に進行すると、抜歯や処置を行う際に大きな困難が生じるためです。例えば、治療への理解が難しくなり、口を開けることすら拒否されるケースもあります。また、抜歯後の痛みや腫れを訴えることができず、結果的に強い不快感や感染を引き起こすリスクも高まります。
そのため、軽度のうちに「ダメな歯」を整理し、入れ歯などの口腔内環境を安定させておくことが、後々の生活の質を保つために非常に重要です。
入れ歯も、早期に作成しておくことで慣れる期間を十分に確保できます。重度認知症になると、異物感への抵抗が強くなり、入れ歯を装着すること自体が困難になることもあります。
歯科医師としては、認知症の方の「今」だけでなく「これから先」を見据えた治療計画を立てることが求められます。家族や介護者の方と連携をとりながら、患者さんができる限り快適に食事や会話を楽しめるよう支援していくことが大切です。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、認知症の方にも安心して通っていただけるよう、やさしい対応と丁寧な説明を心がけています。訪問歯科診療にも対応しておりますので、ご自宅や施設での治療をご希望の方もお気軽にご相談ください。
みなさんは「咀嚼能力検査(そしゃくのうりょくけんさ)」という言葉を聞いたことがありますか?
咀嚼能力とは、つまり「噛む力」のことを指します。普段何気なく食べているご飯やおかずも、実は口の中のさまざまな筋肉や歯、舌、顎関節がうまく連携して動くことで、しっかりと噛むことができています。
しかし、この「噛む力」は加齢や病気、入れ歯の不具合などによって低下してしまうことがあります。咀嚼能力検査は、そうした“噛む力の現状”を客観的に評価するための検査です。
噛めない原因は大きく分けて2つあります。
1つ目は器質的障害。これは歯や入れ歯そのものに原因がある場合です。たとえば、歯がぐらついている、虫歯で欠けている、歯が抜けてしまっている、あるいは入れ歯が合っていないなどです。これらは物理的に噛みにくくなるため、修復や入れ歯の調整など歯科的な治療が必要になります。
もう1つは機能的障害です。こちらは歯や入れ歯には問題がなくても、筋肉や神経の働きに問題がある場合です。加齢による筋力低下、脳梗塞などの脳血管障害、あるいは神経疾患によって口の動きがスムーズでなくなることがあります。この場合は、リハビリや口腔機能訓練が有効です。
咀嚼能力検査にはいくつかの方法があります。たとえば、専用の「グミゼリー」を噛んで、その粉砕具合を測定する方法や、噛んだ後の糖分の溶け出しを分析する方法などがあります。また、簡易的にはガムを噛んで色の変化を確認する「カラーチェンジングガムテスト」も用いられます。これにより、どれくらいの力で、どの程度の時間で噛むことができているかを評価できます。
検査の結果、噛む力が弱っているとわかれば、原因に応じて治療や訓練を行います。歯や入れ歯が原因であれば調整や作り直しを、筋肉や神経の問題であれば、咀嚼筋や舌のトレーニングを行い、機能回復を目指します。
咀嚼能力が落ちると、食事が楽しめなくなるだけでなく、栄養の偏りや誤嚥のリスクも高まります。早期の発見と対処がとても大切です。
福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、咀嚼能力検査を通じてお口の機能を丁寧に評価し、一人ひとりに合った治療・リハビリを提案しています。「最近、食べづらくなった」「噛みにくい食べ物が増えた」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
皆さんは「睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)」という言葉をご存じでしょうか?
これは、眠っている間に呼吸が一時的に止まってしまう病気で、多くの場合「いびき」としてあらわれます。単なるいびきだと思って放置している方も多いのですが、実は健康に深刻な影響を与えることがあります。
睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中に酸素が不足することで、脳や心臓に負担がかかります。その結果、高血圧、心不全、不整脈、脳梗塞などのリスクが高まるといわれています。また、夜間に十分な睡眠がとれないため、日中に強い眠気を感じたり、仕事中の集中力が続かない、あるいは居眠り運転など、生活にもさまざまな支障をきたします。
このような症状に対しては、「CPAP(シーパップ)」という治療法がよく使われます。これは、鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を広げて呼吸を保つ装置です。医科での治療が基本となりますが、軽症の場合やマスクに抵抗がある方には、歯科で作成する「睡眠時無呼吸用マウスピース」(口腔内装置)も効果的です。
マウスピースを装着することで、下あごを少し前に出した状態に固定し、気道を確保していびきを防ぐことができます。
当院「福島ファミリーデンタルクリニック」(大阪市福島区鷺洲)でも、このマウスピース治療を行っています。いびきや無呼吸が気になる方は、まず一度お気軽にご相談ください。医科と連携しながら、より良い睡眠と健康な毎日をサポートいたします。
健康は、質の良い睡眠から。
いびきを「ただのクセ」と思わず、早めの対策を心がけましょう。
👉 最新の健康コラムは GPT日本ポータルサイト でもチェックできます。
お子さまにお薬を飲ませるとき、「シロップを少しだけ測るのが難しい」「こぼしてしまった」「ちゃんと量れているか不安」――そんなお悩みはありませんか?
当院では、日本山村硝子株式会社の便利な計量器具「シロピィ(Shiropy)」を販売しています。
この「シロピィ」は、シロップ剤を一回分ピッタリ測ることができる優れもの。お薬の量を間違えず、スムーズに飲ませることができるので、親御さんのストレスを大幅に軽減します。
たとえば、風邪薬やビタミンシロップ、または小児用抗生剤など、子どもにとって飲みやすくするために甘く作られているお薬ほど、粘度があり測りづらいもの。「シロピィ」は、そんな“少量の正確な計量”を簡単にしてくれる便利ツールです。
また、高齢の方や嚥下機能に配慮が必要な方の服薬補助としても活用できます。シロップ剤だけでなく、液体サプリメントや介護現場での栄養補助ドリンクにも応用可能です。
当院では「シロピィ」を税込660円で販売しております。
受付でお気軽にお声がけください。実際にお手に取っていただくと、その使いやすさを実感していただけると思います。
「お薬を飲む時間をもっとラクに、もっと安心に。」
日常の小さなストレスを減らすことで、親御さん・お子さん・高齢者の方すべてにやさしいサポートを目指しています。
2025年10月21日 【「ぴったりトロミがつくカップ」を販売しています】
嚥下障害(えんげしょうがい)のある方にとって、「水分を安全に飲む」というのはとても大切なテーマです。普通の水やお茶などのサラサラした液体は、気管に入りやすく「むせ」や「誤嚥(ごえん)」の原因になります。そのため、多くの場合「トロミ材」を使って飲み物にとろみをつけ、飲み込みやすくする工夫をします。
ただ実際にトロミをつける作業は意外と大変です。トロミ材の量が少なすぎるとサラサラのまま、多すぎるとドロドロになってしまい、飲みにくくなります。また、だまになったり、混ぜるのに時間がかかったりと、毎日の作業としては手間がかかるという声も多く聞きます。
そこで今回ご紹介したいのが、日本山村硝子株式会社の「ぴったりトロミがつくカップ」です。このカップは、トロミ材を正確に計量できる目盛りがついており、誰でも簡単に適切なトロミをつけることができます。さらに、カップの形状や素材にも工夫があり、混ぜやすく、だまになりにくい構造になっています。
水分摂取に苦労している方、ご家族に嚥下障害のある方、また施設などで日々トロミ調整をしている介護職・看護職の方にもおすすめです。トロミづくりの手間を大幅に減らし、より安全で快適な食事時間をサポートしてくれます。
当院では、この「ぴったりトロミがつくカップ」を税込み3,300円で販売しています。嚥下機能に不安がある方は、飲み込みや食事のご相談も承っております。お気軽にスタッフまでお声かけください。
福島区鷺洲の歯科医院
福島ファミリーデンタルクリニック
#大阪市 #福島区 #歯医者 #小児 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年10月25日 🎃【ハロウィンイベント開催のお知らせ】🎃
福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、10月27日(日)~31日(木)の期間にハロウィンイベントを開催いたします!期間中にご来院いただいた13歳未満のお子さまを対象に、お菓子やおもちゃの“つかみ取り”イベントを実施いたします🍭🎁
参加条件は、当院のLINEまたはInstagramのいずれかを登録していただくだけ!登録後、その場でつかみ取りにチャレンジできます✨
お子さまが楽しく歯科医院に通えるよう、スタッフ一同、心を込めて準備しています。ハロウィンの雰囲気を感じながら、ぜひご家族でお越しください🦷🎃
皆さまの笑顔にお会いできるのを楽しみにしております😊
#大阪市 #福島区 #歯医者 #小児 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
皆さんは「BRONJ(ブロンジ)」という言葉をご存じでしょうか?
これは「Bisphosphonate-Related Osteonecrosis of the Jaw(ビスフォスフォネート系薬剤関連顎骨壊死)」の略称で、骨粗鬆症などの治療で使用される薬剤によって引き起こされる可能性のある顎の骨の病気です。
ビスフォスフォネート系薬剤は、骨の新陳代謝を抑えることで骨密度を保ち、骨折を予防する優れた薬です。しかし、まれにですが、抜歯や外科処置の後に「顎骨が壊死」してしまうケースがあります。これがBRONJです。発症率はごくわずかですが、一度発症すると治癒が難しく、長期的な治療が必要になることもあります。
BRONJは、抜歯やインプラントなど、骨に関わる外科的処置の後に発症することが多く見られます。症状としては、抜歯した部分の治りが悪い、歯茎から骨が見える、痛みや腫れが続くなどが挙げられます。特に、長期間ビスフォスフォネート系薬剤を服用している方や、ステロイドを併用している方は注意が必要です。
治療や予防のためには、事前の情報共有が非常に重要です。
もし骨粗鬆症の薬を服用している場合は、歯科を受診される際に必ずお知らせください。当院では、服薬内容を確認し、できる限り安全な治療計画を立ててから処置を行います。
また、抜歯や外科処置を行う際には、感染を防ぐための十分な口腔ケアや抗菌薬の使用、処置後の経過観察を丁寧に行うことで、リスクを最小限に抑えることが可能です。
「福島ファミリーデンタルクリニック」では、小さなお子さまからご高齢の方まで、すべての世代に安心して通っていただける地域密着型の歯科医院を目指しています。気になることや不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #小児 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
人は「動かない」だけで、想像以上に早く筋力が落ちてしまいます。
脳卒中や骨折などで1日中寝たきりの状態になると、筋力はわずか1日で約2〜3%も低下すると言われています。これは1日で2〜3年分の筋力低下に相当するほどの急激な変化です。
つまり、「1日だけだから大丈夫」と思っても、その影響は長期的に大きく、寝たきりの状態が続けば、あっという間に自分の力で体を支えたり歩いたりすることが難しくなってしまいます。
特に高齢者では、加齢によってもともとの筋力が低下しているため、一度寝たきりになると立ち上がり動作や食事姿勢の保持が難しくなります。これがさらに「動かない」原因となり、廃用症候群(使わないことで身体機能が衰える状態)を引き起こします。廃用症候群は、筋力低下だけでなく、嚥下機能(飲み込む力)や呼吸機能の低下、さらには認知機能にも影響を与えることがあります。
では、どうすれば防ぐことができるのでしょうか?
大切なのは、「完全な仰向けで寝たきりにならないこと」です。
たとえ体を動かすことが難しい場合でも、**リクライニング位(背もたれを少し起こした姿勢)**をとることで、重力に逆らう筋肉が働きます。これだけでも、筋力低下のスピードを大幅に遅らせることができます。
また、介護される方や医療従事者のサポートで、ベッド上で手足をゆっくり動かしたり、関節を伸ばしたりする可動域訓練も効果的です。
「寝たきりだから何もできない」ではなく、「寝たままでもできることをする」ことが、健康維持の第一歩です。
福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、訪問診療にも対応しており、寝たきりや嚥下障害のある方への口腔ケアやリハビリ的ケアも行っています。
お口の機能を守ることは、筋力維持や全身の健康維持にもつながります。
ぜひお気軽にご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月8日 【老人ホームってどんな種類があるの?】
一口に「老人ホーム」といっても、実はさまざまな種類があります。目的や健康状態、家族の希望によって選ぶべき施設は異なります。大きく分けると、「自宅のように暮らすタイプ」と「医療・介護を重視するタイプ」があります。
まず「自宅のように暮らすタイプ」には、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」や「シニア向け分譲マンション」などがあります。これらは比較的元気な高齢者向けで、自分のペースで自由に生活できる点が魅力です。介護が必要になった場合も、外部の介護サービスを受けることが可能です。
一方で、「医療・介護を重視するタイプ」としては、「介護付き有料老人ホーム」「特別養護老人ホーム(特養)」「介護医療院」などがあります。これらの施設は、日常生活の支援から医療的なケアまで一体的に提供しており、介護度が高い方でも安心して過ごせます。
ただし、どの施設にも「メリット」と「デメリット」があります。自由度の高い施設では生活の自由が魅力ですが、介護サービスが十分でないこともあります。逆に医療・介護重視型では安心感があるものの、外出や生活の自由が制限される場合もあります。大切なのは、ご本人の状態や希望を踏まえ、家族と相談しながら最適な選択をすることです。
福島区鷺洲にある 「福島ファミリーデンタルクリニック」 では、高齢の方の口腔ケアや摂食嚥下(せっしょくえんげ)リハビリにも力を入れています。入れ歯や嚥下機能の相談など、老人ホームに入居されている方でも安心して通える体制が整っています。
お口の健康は、食べる楽しみや生活の質に直結します。ぜひお気軽にご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月11日 【ポッキーの日】
本日11月11日は、スティック状のお菓子として親しまれている Pocky(ポッキー)および Pretz(プリッツ)を祝う記念日、 ポッキー&プリッツの日です。1999年(平成11年)11月11日に、同社 江崎グリコ株式会社 がこの日を制定し、一般社団法人 日本記念日協会 に認定されました。この日が選ばれた由来は、ポッキー・プリッツの細長いスティック状の形状が数字「1」に似ており、11月11日という「1」が並ぶ日付と見立てられたためです。
ポッキーは1966年に発売され、プリッツはさらにその前、1963年に発売されたスナック菓子が起源とされています。 長年にわたり、子どもから大人まで幅広い世代に愛され、おやつだけでなく、家族や友人との「分かち合い」のきっかけとしても親しまれています。
この「ポッキー&プリッツの日」には、毎年さまざまなキャンペーンやイベントが展開され、企業側も盛り上げに力を入れています。たとえば、スティック状のお菓子を“1”に見立てたビジュアルやSNS投稿企画、限定パッケージなどが登場しています。 また、11月11日は他にも「うまい棒の日」「きりたんぽの日」など、数字の「1」「11」にちなんだ記念日が多数登録されており、日本記念日協会によると、11月11日は記念日の数が年間でもかなり多い日です。
では、当院 福島ファミリーデンタルクリニック(大阪市福島区鷺洲)とこの「ポッキー&プリッツの日」をどう紐づけるか。お菓子を楽しむこの日は、やはり「歯とお口の健康」を意識する良いきっかけだと考えています。スティック状のお菓子は手軽で食べやすい反面、歯の溝や歯間にチョコレートや糖分が残りやすい形状でもあります。当院では、お子さまから高齢の方まで、虫歯予防・歯周病ケア・摂食・嚥下(せっしょく/えんげ)支援・ホワイトニングと、多様な診療に対応しています。棒状お菓子を楽しんだあとは、うがいや歯みがきでお口の中を清潔に保つことをお勧めします。また、ご家族で「おやつタイム後の歯ケア習慣」を共有いただくことで、歯医者さん=最後の手段ではなく、毎日のケアのパートナーとして活用していただければ嬉しいです。
この記念日を、お菓子そのものを楽しむだけでなく、歯やお口の健康を家族皆さまで少し意識できる日にしてみませんか?当院では、子どもから高齢の方まで、ホワイトニングなど審美的ケアから、摂食・嚥下リハビリまで幅広くサポートしています。大阪市福島区鷺洲で、地域に根ざした「家族みんなのための歯科医院」を目指す福島ファミリーデンタルクリニックにぜひご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月15日 【被せ物っていろんな種類があるけどどれがいいの?】
虫歯治療で歯を大きく削った場合、詰め物ではなく“被せ物(クラウン)”が必要になることがあります。とはいえ、被せ物にはゴールド、金銀パラジウム(銀歯)、チタン、ジルコニア、ガラス系セラミック、CAD/CAM(プラスチック)など多くの種類があり、「どれが良いの?」と悩まれる患者さまも少なくありません。
歯科医師として結論からお伝えすると、**歯に最も優しい材質はゴールド(金合金)**です。
ゴールドは適合性が非常に高く、歯と被せ物の境目に細菌が入り込みにくいため、二次虫歯のリスクが少ないのが大きな特徴です。また金属でありながら柔軟性があり、噛む力をしっかり受け止めつつ歯に過度な負担をかけません。長持ちしやすく、噛み合わせの面でも優れているため、歯科の中では“最高の材質”とされてきました。
その他の材質にももちろん利点はあります。
**銀歯(パラジウム)**は保険適用で安価ですが、適合性はゴールドに劣り、金属アレルギーの懸念もあります。
チタンは生体親和性に優れていますが、加工が難しく精密性ではゴールドに及びません。
ジルコニアは強度が高く見た目も白く綺麗ですが、硬すぎることによる噛み合わせの調整難易度があります。
ガラス系セラミックは透明感があり審美性が抜群ですが、衝撃に弱い点もあります。
**CAD/CAM(プラスチック)**は保険適用で白くできますが、変色・摩耗が起こりやすく耐久性に課題があります。
どの材質にも一長一短があり、患者さまのお口の状態やご希望によって最適な選択は変わります。ただし「歯そのものへの優しさ」「長期的な安定性」という観点では、やはりゴールドがベストと言えるでしょう。
福島区鷺洲の『福島ファミリーデンタルクリニック』では、患者さまの生活スタイルやご予算も踏まえたうえで、後悔のない被せ物選びをご提案いたします。お気軽にご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月21日 【歯の移植】
奥歯を失ってしまったとき、一般的にはブリッジや入れ歯、インプラントといった治療法が検討されます。しかし「なるべく歯を削りたくない」「人工物ではなく、できるだけ自分の歯で噛みたい」と願う方も少なくありません。そんな方に、もう一つの選択肢として考えられるのが 「歯の移植(自家歯牙移植)」 です。
歯の移植とは、ご自身の別の歯を欠損部に移植する治療法のこと。特に使用されることが多いのは 親知らず です。親知らずは真っすぐ生えていなかったり、咬む役割を果たしていなかったりするため、「余っている歯」として移植に活用できる場合があります。
移植が成功すれば、人工物ではなく自分自身の歯として機能するため、噛み心地の自然さや違和感の少なさが大きなメリットです。また、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がありません。
ただし、歯の移植はすべての方に適応できるわけではなく、移植に適した歯の形や大きさ、歯根の状態、顎骨の環境など、いくつかの条件が揃う必要があります。そのため、事前の精密な診査・診断がとても重要です。
福島区鷺洲の歯科医院 「福島ファミリーデンタルクリニック」 では、歯の移植をご希望の方に対し、適応の有無を丁寧に確認し、必要に応じて大学病院へ紹介を行っております。専門性の高い治療だからこそ、連携を取りながら安全に対応しています。
「インプラント以外の選択肢が知りたい」「歯を削りたくない」「親知らずを有効活用できるの?」といったご相談も随時受け付けております。奥歯を失ってしまった後の治療に迷われている方は、一度お気軽にご相談ください。あなたに最適な治療法を一緒に考えていきましょう。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月26日 【最近よくムセることが多い…どうしよう?】
そんな声を、福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」ではよく伺います。ムセる原因にはさまざまありますが、外来で診させていただく患者さんの多くは、喉や舌の筋力低下が主な理由となっています。
加齢とともに舌や喉を動かす筋肉は弱くなり、飲み込みに必要な力が不足して、水や唾液がうまく処理できずにムセてしまいます。これは食事の最中だけとは限らず、診療中に歯を削る際に使う水でも起こります。通常であれば喉の奥に水を溜めておき、タイミングを見て飲み込むことができます。しかし筋力が低下すると、この「ためる」「飲み込む」という動作が難しくなり、結果としてムセが増えてしまうのです。
そこで重要なのが 舌のトレーニング です。舌は噛む・飲み込む・発音するなど、生活のあらゆる場面で働く非常に重要な器官です。トレーニングを続けることで筋力低下を防ぎ、飲み込みやすさの改善が期待できます。例えば、舌を上あごに押しつける「舌押し運動」や、舌を前後・左右にしっかり動かす練習など、継続できる簡単な方法が多数あります。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者さんそれぞれの状態に合わせたトレーニング方法をご提案しています。また、ムセが多い方は誤嚥のリスクも高くなりやすいため、早めのご相談をおすすめしています。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年11月28日 【摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)】
摂食嚥下障害とは、「食べる・飲み込む」という人間にとってごく自然な動作がうまく行えなくなる状態を指します。私たちは日常生活の中で無意識に行っていますが、実は多くの筋肉や神経が複雑に連携して成り立っています。そのため、どこかの機能が弱まったり障害を受けたりすると、飲み込む力が低下し様々な不調につながります。
原因は多岐にわたり、加齢による筋力低下をはじめ、脳梗塞、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経疾患、口腔内の機能低下や義歯の問題なども関連します。飲み込みが不十分なまま食物が気管へ入ってしまうと、誤嚥性肺炎を引き起こす危険性があり、高齢者にとっては特に注意が必要です。
治療・対応は、原因に合わせて異なりますが、一般的には摂食嚥下リハビリテーションが中心となります。口周りの筋力を鍛える体操、飲み込みやすい姿勢の指導、食事形態の調整など、一人ひとりに合わせた総合的なケアが大切です。
福島区鷺洲にある 「福島ファミリーデンタルクリニック」 では、地域の皆さまの健康を支えるため、摂食嚥下に関するお悩みの相談にも応じています。歯科的な要因が関係している場合も多いため、まずは口腔内の状態を丁寧に確認し、必要に応じて最適なリハビリ方法をご提案いたします。
「最近むせやすくなった」「食べるのに時間がかかる」「飲み込みづらい」など、気になる症状がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年12月1日 【ご飯を食べる時の姿勢は?】
私たちは日々当たり前のように食事をしていますが、その「姿勢」について意識したことはありますか?実は、食事中のわずかな姿勢の乱れが、顎をはじめ全身の健康に大きく影響することがあります。大阪市福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」でも、食事姿勢の改善はとても大切なポイントとしてお伝えしています。
まず、食事中に背中が丸まっていたり、顎が前に突き出てしまう姿勢は、顎関節に負担をかけます。これが続くと、口を開けづらい・顎がカクカク鳴る・痛みが出るなどの顎関節症につながる可能性があります。特にスマホを見ながらの「ながら食べ」は、頭が前に倒れやすく、顎への負担が大きくなるため注意が必要です。
また、姿勢が崩れると嚥下(飲み込み)がスムーズにいかず、食べ物が喉に引っかかったり、ムセやすくなったりします。これが続くと嚥下機能が低下し、特に高齢者では嚥下障害のリスクが高まります。子どもの場合も、猫背によって噛む力が弱くなる、口がぽかんと開いた状態になりやすいなど成長にも影響します。
理想的な姿勢は「骨盤を立てて座る」こと。椅子に深く腰掛け、背筋を自然に伸ばし、テーブルの高さは肘が軽く曲がる程度が最適です。顎は軽く引き、視線は水平に。足が宙に浮く小さなお子さまには足台を用意し、しっかり踏ん張れる環境を整えることも大切です。
福島ファミリーデンタルクリニックでは、患者さま一人ひとりの年齢・生活習慣に合わせて、姿勢や食事の仕方なども含めて丁寧にお話ししています。また、必要に応じて歯の移植など高度な処置が必要な場合は、適切な大学病院へご紹介しております。
食事姿勢を少し見直すだけで、顎や全身の健康が大きく変わります。ぜひ今日から意識して、健やかな毎日を過ごしましょう。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
2025年12月5【舌の力は偉大】
舌は、私たちが普段あまり意識しない体の一部ですが、実はとても多くの役割を担っています。話すため、味わうため、そして食べ物をしっかり噛んで飲み込むために欠かせない、まさに“働き者”の器官です。また、舌は全身の健康状態を映し出す鏡とも言われ、色や形の変化が体調不良のサインとして現れることもあります。
今回は、そのなかでも「会話」と「食事」の面から舌の重要性についてお話しします。
まず、早口言葉が言えない、言いづらいという方は、舌の筋力が弱っている可能性があります。舌の動きがスムーズでないと、発音が不明瞭になったり、同じ言葉を繰り返し噛んでしまう原因にもなります。とくに高齢の方やお子さまで、発音がはっきりしない背景には舌の力不足が潜んでいることもあります。
さらに、舌の筋力が弱いと「飲み込み」にも影響が出ます。飲み込む動作は、舌が食べ物を喉の奥へ押し送ることで成り立っていますが、その“押し出す力”が弱いと、食べ物がうまく喉へ進まず、ムセやすくなることがあります。実は、発音と嚥下(飲み込み)は密接に関連しており、どちらも舌が大きな役割を果たしているのです。
しかし、舌の筋力はきちんと鍛えることで改善できます。代表的なトレーニングとして、舌を大きく前に出す、上あごに押しつける、左右に動かす、早口言葉に挑戦するなど、日常の中で取り入れやすい方法が多くあります。継続することで、発音の明瞭さや飲み込みのスムーズさが向上し、会話も食事もより快適になります。
福島区鷺洲の歯科医院 「福島ファミリーデンタルクリニック」 では、お子さまからご高齢の方まで、舌の動きや嚥下機能に関する相談にも対応しています。会話に不安がある方、食事中にムセが気になる方は、お気軽にご相談ください。毎日の生活が少しでも楽になるお手伝いをいたします。
#大阪市 #福島区 #歯医者 #子供 #高齢者 #摂食嚥下 #ホワイトニング
このページはWepageで作成されています。今すぐ無料でホームページを作ってみませんか?
Wepageは、HTMLの知識がなくても、誰でも簡単にホームページを作成できます。詳しくはこちら